1、この世界におけるエルフの地位

この世界におけるエルフの地位は高く、人間の間では一般に、『エルフは高貴な存在』と認識されています。

エルフは自らを、『世界の調和を司る者』『世界の守護者』としており、常にこの世界を観察していると言われています。

(驚くべきことに、この様な夜郎自大的な考え-帝國の本音です-は、この世界の人間達にも認知されています)


2、この世界におけるエルフ社会

エルフの社会は、各地方でほぼ独立しており、各地方は緩やかな連帯を保っていると言われています。

エルフ社会は基本的に自給自足であり、交易も行なわない閉鎖的な社会です。

エルフにとっては『追放』が最も屈辱的かつ恐怖される刑であることからも、その閉鎖振りが分かるでしょう。

故に、エルフ社会と人間社会との交流は殆どありません。殆どの人間は、一生エルフと出会うことは無いでしょう。

(物語に良く出てくるハーフエルフも、現実的にはまず存在しません)


3、この世界におけるエルフの身体的特徴

エルフは、ダークエルフに匹敵する程の強力な魔法の使い手ですが、その反面、ダークエルフほどの肉体的強靭さを持っていません。

(ダークエルフはかつて一族ごと追放されたエルフの末裔であり、苛酷な環境を生き抜くため、一族ごと自らを『調整』したなどという噂もあります)

エルフ、ダークエルフともに、老化こそ極度に遅いものの、寿命そのものは人と大差がありません。ただしエルフの場合、『聖地』にいる限りは不老不死――不死身では無い――でいられるとされています。

肌の色は、エルフはアルピノ並みの白さ、Dエルフは元の世界の白人程度の白さです。


4、この世界におけるエルフと人間の関係

彼等の他種族に対する態度は非常に尊大です。

彼等を一言で表すとすれば、『選民思想のかたまり』であり、人間など獣の一種だとすら考えています。

エルフは、自然の営みに大きく反する存在-彼等から見て-である人間のことを、快くは思っていません。

(とはいえ、一応自分達に敬意-崇拝者すらいる!-を表していますし、とりあえずは放置しています)

この世界の人々は、エルフのそういう性質を知っていますし、エルフに対する憧憬も大なり小なりありますので、今までそれで済んできました。

……帝國がやって来るまでは。


5、この世界におけるエルフと帝國の関係

帝國とエルフとの仲は、御世辞にも良好とはいえませんが、流石に敵対までは至っていません。

帝國も、『エルフと敵対しても損するだけ』と分かっているからです。

(ダークエルフを優遇しているだけでも不利なのに、エルフと敵対したら、それこそ……)

そんな訳で、帝國中央は『帝國の神々は差別しない』という理屈の下、ダークエルフを優遇しつつ、エルフにも礼儀を払っています。

ちなみに以前出てきた『直轄領内へのエルフの立ち入り禁止』は、現地の中央に対する精一杯の抵抗――現地の幹部連には大のエルフ嫌いが少なくない――です。

……表向きの理由は、『エルフとダークエルフの争いを避けるため』ですが。


帝國のエルフ観は、『対話不能』『己の実力もわきまえぬ蛮族』。
エルフの帝國観は、『生意気な人間』『ダークエルフを保護する邪悪な者』『世界の理を理解せぬ愚か者』 。
……です。

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最終更新:2006年08月08日 20:30