㈱題WD東亜熊本に対する「水俣市未日野地区に建設予定の㈱IWD東亜熊本の産薫廃棄物最終処分場」についての公開質問状

平成17年11月9日

水俣の命と水を守る市民の会 熊本県水俣市丸島町3丁目3番20号  代表 坂本ミサ子
水俣を憂うる会 熊本県水俣市江添1072番地11 代表 坂本 龍虹
本願の会 熊本県水俣市袋42番地  代表 浜元 二徳

 産業廃棄物最終処分場の設置については、近接住民のみでなく広く全水俣市民の生活環境に関る問題であるにも拘らず、これまで幾度となく市民によって繰り返されてきた質問、討論要扇削こ対し、住民の安全な暮らしを支えるはずの水俣市、産廃事業の監督者であるはずの熊本県、事業当事者である㈱IWD東亜熊本、はそろって遵法と称して何ら誠意ある回答を行わず、住民の意思を無視してきた。
 今回の(株)lWD東亜熊本主催の住民説明会も、開催までわずか9 日前発行の市報で知らされただけで、十分に内容は示されなかった。この事は、市民に事前に考える十分な時間と情報を故意に与えていない。もしくは市民の理解を得るための努力をしていないと言わざるを得ない。

 この様な状況の中、水俣市民は、(株)lWD東亜熊本に対して以下の項目について、平成17年11月18日までに誠意ある文章による回答を要求する。なお、回答文章については
867-0034 熊本県水俣市袋42番地 本願の会事務局(0966-63-○○○○:引用者)宛送付いただきたい。

【項目】
1、 水俣市は、世界で初めて食物連鎖による重金属濃縮、健康被害をもたらした産業公
害の原点である水俣病の最大の被害地である。それは日本の近代化・経済成長のなかでの負の遺産を全国民に代わって受難した地域である。また、その経験は、単に水俣市の経験にとどまらず、世界の教訓として受け止められている。水俣市民は、水俣病発生から50年を迎えようとする長い年月の間、この被害による受難に苦しみ、また水俣病事件によって損なわれた地域社会のもやい直しに取り組み、そして人の傲慢き、豊かさのみを追求し、自然に生かされていることを忘れた浅はかな振る舞いを断ち切り、自然と共生するマチづくりに努めてきた。その一つの例が、22分別といったわが国でも例を見ない分別を市民の協力の下に実現し、また、3Rを基本とする地域社会づくりを全国の先頭に立って進めてきたことである。今、進められようとしている産業廃棄物を中心とする最終処分場の設置は、未だに水俣病の受難に苦しみ、そのなかで自然との共生を基調とする地域社会の再生を取り組んでいる市民の努力を足蹴にするものである。このような水俣市にあえてわが国でも

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最終更新:2008年10月04日 23:22