こなたランナー その後


翌日、こなたの自殺は朝のニュースとなって全国を揺るがせた。
先生は、こなたが何故自殺したのかは分からなかったが、
その心当たりをクラスに聞いたところ、
男子の一人が仮病で休んでいたと言った。

先生は、こなたが本当に病気だということを皆に伝えた。

すると、皆は悲壮になった。
中には、泣き出す生徒も居た。
一番初めにこなたに呵責を与えた男子生徒は、
先生の話を聞くなりうなだれていた。

その日の昼休み、つかさは泣き崩れていた。
かがみは、必死につかさを慰めていたが、
つかさが泣き止むことは無かった。

みゆきは、昼休みになると屋上に上り、
そのまま飛び降りてしまった。

「つかさ…こなたは本当に病気じゃなかったの?」
「…こ、こなちゃんは…私の、せいで…」
つかさは頭を抱えて号泣した。



「こなちゃん…本当に、ごめん…ごめんね…」

つかさは、一人で石になったこなたに抱きついた。


(終)
最終更新:2024年04月24日 19:07