自然界に生きる動物たちは、現代社会をだらだら生きる人間よりも
よっぽど知恵と戦略を張り巡らせて生きている。
自身の色、骨格、サイズ、触覚、聴覚、視覚、行動、生息地など
どこかで必ず他の生き物と差別化を図り、生存競争を勝ち抜くために
進化を重ねている。己の強みと競合との渡り合い方など、
生き残るために知恵が年月を重ねる中で着実に生み出されている感じ。
(知恵って、生き残るために生み出されるものな気がする。辞書的な意味では、
知恵=物事の道理を判断し処理していく心の働き・能力だそうで)
結局、最近流行ってるナレッジなんちゃらも、戦略なんちゃらも、
語るまでもなく、己が社会のなかで生き残るために必要なことじゃんねと思った。
当たり前のことなんだから偉ぶって言うことでもないのかもね。
てか、人間の子どもが成人して社会に出るまでに
そんなことにも気付けないのが大半の今の世の中って、
どこか変な気がしますね。
「生き残る」「生存する」って意識が希薄なのが問題なのかな?
以下は、今日やってた「変な生き物」を特集してた番組で
取上げられてた変な生き物たち。(「変」ってことは、「常識外」って
ことでもあるから、「なぜ」と考えてみると色々見えてくるものが多いですね)
手のひらサイズのシカ(マメジカ)
→(なぜ小さい?)
→戦うか、逃げるか、隠れるかで「隠れる」戦略を選択したため。
サルは赤い顔
→(なぜ赤い?)
→赤は危険な色、威嚇のためについた色
舌の長いアライグマ
→(なぜ長い?)
→バルサという花の蜜を独占するため
デカイ鼻のカモシカ
→(なぜ?)
→生息地が寒冷な土地なので、鼻で空気を温めてから呼吸している。
追い詰められると目から血を飛ばすトカゲ
→(なぜ血を出す?)
→コヨーテなどに襲われた時に、イヌ科が嫌いな成分を含んだ血を目から発射
2本足で飛び跳ねるネズミ
→(なぜ2本足?)
→生息地である砂地で、より速く移動するため
顔の半分が目玉の魚、クロデメニギス
→(なぜそんなに目がでかい?)
→生息地である暗い深海で光を拾うため
泳がずに触覚で歩く魚 or 動かないニュウドウカジカ
→(なぜ?)
→餌が十分にないから、海底を這ったり餌を待ったりしている。
こわもての悪魔猿、シロガオサキ
→(なぜ悪魔のような顔に?)
→派手な顔を持つことで異種族との交配を防ぎ、純血種を残すため
海底で藻畑を必死に守るクロソラスズメダイ
→(なぜ藻畑を守る?)
→万能食材イトグサを自身で完全自家栽培している。
ナマコやヒトデの腸のなかに住む魚、ボウズカクレウオ
→(なぜナマコやヒトデの腸のなかに?)
→寄生戦略