ブランド |
くらむちゃうだー |

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ジャンル |
ロリっ子魔法少女にヌカれないと死ぬAVG |
メディア |
DVD-ROM |
原画 |
すずきめい |
シナリオ |
さいとぅなんぺぇ |
発売日 |
2015/05/29 |
定価 |
9,504円(税込) |
選評
48 : ◆s95aesyS7s:2015/06/05(金) 21:21:06 ID:9fSfvLDA0
タイトル:裏技スペクトラム
ブランド:くらむちゃうだ~
ジャンル:狂騒的魔法少女エロコメADV(パッケージ)
ハイパーシニカル魔法少女ギャグエロADV(パッケージ裏)
原画:すずきめい
シナリオ:さいとぅなんぺぇ
サウンド:むにょっ(Munyot Sound)
発売日:2015年05月29日
価格:8,800円(税別)
本作品はパッケージとDLの二種類の販売形態。
本選評はパッケージ版のもので、DL版は未プレイ。
概要
まず手始めに、フルプライスでありながらディスクの容量が938MB。参考までに、同ブランドの前作は2.2GBで半分以下である。
となれば必然、中身は薄くなるのが道理というもの。
総CG数は、差分とSDを除いて64枚。2jksを下回り、若干少ない印象を受ける。
総シーン数は33。全て一枚絵が一種類で、二回戦なんてものは基本的にない。
公式が「君よ、活目せよ――これがエロゲーの極北だ!!!」と煽っており、言葉の通りに寒い作品。
ターゲット層が不明で、ヒロインは一人を除いてロリ系であることを考えればロリ方面を狙ってるのかと思えば、ロリ以外とのエロシーンもある。
エロは基本的に普通(?)のプレイなのだが、掃除機コキとふたなりが紛れている。
シナリオ
終始一貫してギャグテイストなので、真面目に読もうとするだけ疲れる。かと言ってそのギャグが面白いかと言えば、それも微妙なところ。
というか基本的に寒い。そしてパロディ、スラングも多く、お笑い、ドラマ、アニメ、漫画、その他多方面からネタを仕入れている。
全編通して基本的に勢いまかせ。物語としても短く、総プレイ時間も10時間もあれば余裕でクリア可能(※1)。正直、気がついたら終わってた。
簡潔に表すなら「深夜のテンションで書いた作品」といったところか。細かい設定なんてものはきっと考えていないはずだ。
ところどころで真面目なシーンもあるが、蛇足にしか思えなかった。シナリオの整合性なんてものは考えないのが吉。
「このテンションと内容に君はついて来れるか!?」の煽り文句に、結論だけ述べるなら筆者はついていけなかった。
※1:セーブを一度もせずにこれなので、こまめにセーブすればもっと早く終わるはず。
ネームウィンドウの主人公の名前が「俺」だが、作品としては主人公には固定の名前がある。演出上そうなっているようだが、
はっきり言って「俺」である必要性を感じなかった。
ジャンル名に魔法少女とあるが、戦闘シーンなんてほとんどないし、そもそも魔法をぶつけ合うような「厨二バトル」的なものはない。
魔法らしいものと言えば「変身」「目からビーム」「(掃除機で)空を飛ぶ」くらいである。
選択肢自体はいくつかあるが、その大半は差分回収のみの役割で、エンディングには一切影響しない。
エンディングに関係するフラグは三箇所で、この三つを回収しないと共通して偽エンデイングになる。
が、その選択肢はごく普通の日常シーンであるため、非常に分かりにくい。
エンディングはヒロインごとに存在するが、その分岐も簡易的なもので、ラスボス戦の後にそれぞれの選択肢を選ぶのみ。選んだ後は数分で終わる。
↑この後個別にエンディング。
スタッフロールは黒背景に名前と役割がスクロールするのみで、イベントCGの一切合切が使われない手抜き仕様。
グラフィック
決して下手ではないのだが、癖のある塗りであるため好みが分かれると思われれる。
立ち絵は表情が一切変化せず、服装のみいくつかの差分がある。
ただし、フェイスウィンドウはちょくちょく変わる。ちなみにフェイスウィンドウはエロシーンでも変化する。
問題点は一枚絵の差分が多くて三枚である点(大半は二枚)。
実用性
エロゲーの要であるエロシーン。シナリオがダメでもエロければ……という観点から。
ギャグテイストな展開はここでも全力で仕事をしており、セックスしながら漫才をする域に達している。
喘ぎ声や状況説明などはあるものの、個人的にはギャグがメインとしか思えなかった。
その喘ぎ声にはハートマークが多用されているが、バックログでは「(はーと)」に置き換えられていて非常にシュール。
例えば「あん▼▼▼」だと、「あん(はーと)(はーと)(はーと)」となる。
オートモードで進めようにも、後述するが音声が途切れるので集中できない。
余談だが、ヒロインの一人にはエロシーンが一つもない(他のヒロインは十回程)。攻略できないキャラですら三回もあるのに。
一応、エンディングでは事に及んだ旨の発言があるが、肝心のシーンがなければ意味をなさない。
そして掃除機コキ(掃除機で精液を吸い取る)は誰向けなのか。ロリ好きにふたなり(作中表記は「男の娘」)はどうなのか。
システム
まず、今のご時世に画面比が4:3というのは如何なものか。内容の良し悪しに関係なく、それだけで古臭く思えてしまう。ピクセル数で言うと1024:768。
コンフィグ画面は非常に簡素な骨董品。
中でも音声と効果音の音量が共通しているところには驚愕した。
これは修正パッチで分離されたが、元が元なので毒にも薬にもならない。
↑これがコンフィグの極北だ!!!
オートモードで進めると、ボイスが最後まで再生されずに次の台詞に続く。
そのため、ながらプレイをするの困難となっている。
が、これは修正パッチを適用すれば最後まで再生されるようになる。
ゲームエンジンは吉里吉里なのだが、なんとバックログはデフォルト仕様。
デフォルトゆえにバグはないのだが、商業製品でデフォルト仕様なのはいただけない。
あとルビがバックログでは表示されない。
修正パッチ
エラー落ち、コメントアウトの忘れ、改行のミスなど、いくつか些細なバグは見られるが、
修正パッチで大半は改善されるため割愛(エラー落ちは一箇所のみ)。
しかしこの修正パッチ、適用するとテキストの一部表現が変化し、また背景が一部追加される。
パッチ適用前後のセーブデータの互換性も若干微妙であり、適用前のセーブデータはロードはできないが、
テキスト・CG・シーンの既読情報は継承される。
が、各種鑑賞モードに入るには再度ゲームクリアする必要がある。スキップで飛ばせるとは言え二度手間だ。
それでも一箇所修正されておらず、テキストで「黒いメイド服」とされているものが、どう見ても黒くない。
黒いメイド服が修正パッチに含まれていることは確認したので、何らかの理由で修正が反映されていない模様。
それ以外はきちんと修正が反映されている。
↑黒いメイド服
この修正パッチはパッケージ版のみであり、DL版には必要ないとの公式からの文言。開発期間の違いだろうか。
パッチは発売日に配布されており、昨年の『ビッチ生徒会長』(softhouse-seal)の件もあって疑いの目を持ってしまう。
まとめ
少なくとも修正パッチを使えば快適にプレイはできる(ただしコンフィグを除く)。
しかし、シナリオが頭が痛くなるほどに突き抜けているので、そこが許容範囲か否かで判断が分かれると思われる。
が、フルプライスであることを考慮すると、とてもそれだけの予算が掛かってるとは到底思えない。
主人公以外フルボイスなのは評価できる点か。しかしボーカル曲が一曲もないのはどうなのよ。
最後に
この作品はフィクションです
クソゲーの末路
以下、ネタの数々をお楽しみください。
文字数オーバー(ネタ)
タッチ(野球漫画とお笑いコンビをかけて)
ビートたけし
あばばばばばばッ!
ニンジャ!? ニンジャナンデ!?
赤い彗星
な、殴ったね!? 親父にも(ry
スーパーサイヤ人
みんな、オラに元気を(ry
○ッサン
オ・カ・ベ!
ポ○モン、ゲットだぜ
3分の1の純情な感情
スピッツ
※注意
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最終更新:2015年08月30日 07:50