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2017年総評案2 大賞:ママとの甘い性活Ⅱ

22: 総評2 ◆c9O/rMN8hE :2018/02/14(水) 21:50:54 HOST:pon188-109.kcn.ne.jp
「クソゲーとは何か?」
2016年のKOTYeは、そんな永遠の問いを体現するかのような闘いだった。
開幕当初誰もが最強と疑わなかった「村正」と、ニュータイプでも理解不能なシナリオの「グリモ」。
バグの極致とクソシナリオの極致。形は違えど、まさに最強同士の戦いは王道を行った後者に軍配が上がり、「グリモ」が大賞に輝いたのである。
だが戦いを終えた住人の心には、一抹の不安がよぎった。
今年はKOTYe10周年という節目の年、それに相応しいクソゲーは現れてくれるのだろうか――――と。

その不安は的中する。

前年次点の村正を練り直して出された『戦御村正DX』は、バグ祭りとはいえ村正と比較すると小粒なクソという扱い。
それ以外に話題に出たいくつもの作品も、「選評を書くほどではないな」と見逃されていった。

普段は我先にと争う選評がなかなか現れず、冬を終え春が訪れても、誰一人選評を提出しない異常な事態。
そう。2016年の激しい争いが住人たちの心に深い傷を残し、選評を書くための自分の中のハードルを無意識に上げてしまっていたのだ。

意義ある、しかし静かな10年目。
「――――今年は何一つエントリー作品が出ないのではないか?」
そんな冗談めいた恐ろしい予感が皆の頭によぎる。
その予感を打ち破ったのは、まさかの作品だった。

最初に切り込んだ勇気ある作品、それはあかべぇそふと系列のひとつ、hibiki worksの人気シリーズ『新妻LOVELY×CATION(以下、新妻)』である。
恋人になるまでの経緯となったあとのイチャラブに焦点を当てた堅実な「CATIONシリーズ」の新作がまさかのエントリー。
突如行われたエンジン変更のせいで、体験版になかったもっさり化などの問題を引き起こしてしまう。
それだけではなく、日付表示バグ、強制終了バグなどが頻出。
極めつけはパッチを当てると発生する、BGV再生失敗バグ。
延々BGVが無限ループし、タスクマネージャーからの強制終了しか対策がなくなる。
体験版で油断させたところにエンジンを変更しバグで背後から襲う。この恐るべき奇襲の前では、ヒロイン間の格差やいまひとつ不完全燃焼感のあるシナリオなどの問題点も霞んでしまう。
こうして堅実として名を馳せたシリーズの新作は「新妻バグリケーション」として名を馳せることとなった。

続いてスレに登場したのはeufonieの『はにデビ! Honey&Devil(以下、はにデビ)』である。
「淫魔に取り憑かれた発情したヒロイン! 彼女たちを救えるのは、主人公との性行為のみ!」という触れ込みのエロゲーなのだが、主人公は「好きなもの同士じゃないから」「女性が傷つく」と性行為を拒否。
ヒロインに何を言われても、「たとえもっと被害が拡大して大変なことになってもやらない」と、ひたすら草食系を貫いていく。
ジャ○プ+の漫画ならともかく、はにデビは明確なエロゲーである。何故この触れ込みでそんな姿勢を選んでしまったのか。
発情してどエロくなったヒロインとの性行為を求めていたユーザーはそんな彼の姿に「違う、そうじゃない」とため息を付くのであった。

彼らに負けじと現れたのは、Digital Cuteの『タンテイセブン』である。
公式によるとメインミッションとサブミッションで構成されている、ミッションシステムを採用。
メインミッションでシナリオを進める一方、ほとんどクリアの必要がないサブミッションでキャラと交流。どんな人でも十分楽しめるようになっている。
……というものなのだが、これらは嘘である。
作中でサブミッションのシナリオを読むことでメインミッションに影響があると言われるが、どのサブミッションを選べばどう影響するのかさっぱりわからない。
しかもサブミッション中の選択肢もノーヒントで正解を選ぶ必要があり、正解したかどうかはゴールに辿り着くまでわからない。
つまり、実際のミッションシステムは、「正解するまで総当りで選択したシナリオを追う」という徒労に満ち溢れたもの。
どうでもいいトンチンカンな会話も相まって、凄まじいテンポの悪さがプレイヤーが襲いかかる。

このような作業を経て読み進めるシナリオは、突如過程がすっ飛ばされ、時系列すらよくわからず、さらに整合性の取れていないせいで謎の残る低質なものであった。
チュートリアルだけあるのに、実際にそのシステムを使うことのないシナスタジアビジョン(探索モード)や、無駄な作業を強いられるだけのシナスタジアバトル(尋問モード)。
このように、ミッションシステムの他にも、形だけ残ってまるで生かされていないシステムが見受けられた。
Hシーンでは途中で何故かアイキャッチが入って興奮に水を差す。
挙句の果てに、探索の描写よりもクソゲー恒例飯テロの方に力を注ぐ有様である。
後にパッチが配布されてシナリオの補完やフラグバグなどがある程度解消されたのだが、それでもスッカスカの未完成品を売ったという事実は変わりがない。
HPだけを見るなら個性的なシステム、探偵ゲーと言う作風など魅力があるように見えるだけに残念である。

さて、時は8月。
すでに発売されていた「見えている地雷」の一つを爆破させたハンターがいた。
1月に古豪アーベルが繰り出した『アッパレーション ~最期の初恋はバッドエンド~(以下、アッパレ)』である。
まずシステム面だが、公式HPには「死神見習いの能力を使ったSEXによって命を分け与えてヒロインの危機を救う」”命数授与システム”
「運命の分岐点を作り出す」”運命流図システム”などと仰々しいことが書いてある。
が、前者は単にHシーン導入の演出、後者は単に強制バッドエンド→バッドエンドを回避する選択肢の追加 というだけのものをそれっぽく演出しているだけのもので、実際はただの一本道展開である。
本来ならシナリオでこれらの能力について活かすべきなのだろうが、肝心のシナリオは全体的なダイジェスト仕様の薄っぺらいものだ。
死神としての仕事シーンは序盤を除いてほぼ描写がカットされ、日常シーンも基本的な紹介を終えるとどんどん減り、中身のないやり取りを垂れ流すだけのものになる。
こんなことではヒロインたちと主人公の掘り下げなどできるはずもないが、その調子で話はどんどん進み、個別シナリオに入るとイチャイチャ・敵の捜索と報告・延命SEXの繰り返しになっていく。
その他にも、作画崩壊するCG、矛盾溢れる物語、4クリックで終わる戦闘シーン、Hシーンの多くが前作の流用など、致命的な欠点が数多く登場。
古豪の出した本作、それは手堅く低クオリティでまとまった、手抜きの感じられる一品であった。

次に出てきたのはソフトハウスキャラの『領地貴族』である。
ADV+SLGというおなじみソフトハウスキャラの最新作であるが、発売されたのは重要なSLG部分のバランスを放棄してしまった一品だった。
本作は毎ターン一回の行動力で、資源を消費して施設を建造し、関連のイベントを消化していくというものである。
一見とても面白そうだが、騎士一人につき行動力が永続的に一回増える(重複可)という仕様と、1ターンに1度資源を大量に得られる振興政策コマンド。
これらの組み合わせにより、騎士を複数雇用して建造と振興を繰り返すゴリ押しで全てが解決する。
選評者をして「行動力を上げて物量で経営すればいい」と言わしめたそのバランスはゲームとしての面白さを完全に殺してしまっており、ただ面倒なだけの、値段に見合わない薄いADVと化してしまった。
CGやエロシーンのクオリティに問題がないのが救いと言ったところか。

『領地貴族』と同月に発売されたのは、新ブランドUnN/Aの処女作『恋愛教室』である。
16人のヒロインの中からユーザーの投票によって攻略対象が選出されるという、画期的なコンセプトのもとに発表された本作。
公式サイト曰く『厳選されたヒロインとだけ愛を育み、体を重ね合い、作品の中でしっかりとした恋愛劇を描きます』とのことだったが、実際の中身は
個別ルート①お見合いの話が来ました→俺が話をしに行く!→エンディング
個別ルート②この学校が共学になるの嫌!→俺の両親に頼む!→エンディング
個別ルート③妹が風邪をひいたのでそれにかこつけて数日ずる休みしてセックスしました、終わり
個別ルート④学校に通いながらセックスしました、終わり
という、薄いを通り越してあまりにもお粗末な内容であり、しっかりとした恋愛劇が描けたかはあまりにも疑わしいものだった。
シナリオ面以外も、シーン回想モードすら実装されていない一方、進行不能バグのような余計なものだけは実装している状態であり、あらゆる方向性からプレイヤーを苦しめるその姿勢にユーザーは感服の一言しかなかった。

さて、さきほど『アッパレ』でこう述べた。
すでに発売されていた「見えている地雷」の”一つ”を爆破させたハンターがいた、と。
そう、「見えている地雷」は一つではない。
誰もがその存在に、その危険性に気づいていながらも、手を伸ばせなかったもう一つの見えている地雷。
誰もがクソだと確信していながら、そのあまりの腐臭に手を躊躇わせた最強の地雷。
コンプリーツの『ママとの甘い性活Ⅱ(以下、ママⅡ)』である。
容量が260MBで総プレイ時間が1時間。CG20枚のボリュームなのに4800円という強気の価格設定。
これだけでも普通なら会社が傾くレベルの所業であるが、本作の本質はそこではない。
本作の最大の問題点はグラフィック。
「しょぼい」「同人レベル」「作画崩壊」「20年前のエロゲのほうがマシ」。
公式HPを開いて目に飛び込んでくるのは、そんな形容が生易しく覚えるような超ロークオリティのCGだ。
サンプルの時点でまともな人体が描けておらず、どこの素人を引っ張ってきたのかとしか思えない仕事ぶり。
歴代商業エロゲの中でも底辺を這うようなレベルだが、そのサンプルでも本作でもまともな部類に入るものである。
実際にプレイすると絵の感想は、「素人が描いたような絵」から「小学生が描いたような絵」にクラスチェンジする。
その狂気すら感じさせるクオリティは、選評者をして「ご覧の有様のほうがまだマシ」と言わしめるものであった。
ただ、「最初ウンコなのは明らかなのだから、ウンコを注文してウンコが出てきても文句を言うべきではない」という住人の一人による擁護があったことも記しておきたい。
徹底的にコストを削減し、クソゲーハンターしか買わないクソゲーを出したその漢らしい姿に、住人たちは敬礼するのであった。

ママⅡの圧倒的な破壊力から2週間、続いて選評が舞い降りたのはハイクオソフトの『面影レイルバック』である。
KOTYeと同じく10周年として発売された本作であるが、その中身は短く薄く、そして雑なぶん投げシナリオであった。
共通ルートで2~3時間、個別ルートで30分~1時間というボリューム。
そのうちの大半がありきたりな生活描写で済まされてしまう。
唯一の山場といえる、主人公とヒロインの事業の妨害イベントもあっさりと解決してしまい、盛り上がるところがほとんどない。
個別シナリオも内容はスカスカであり、そのくせ作中の伏線らしきものはぶん投げているのだから始末に悪い。
ヒロインたちのしていたダンス練習は成果を披露することなく、妨害イベントの裏で暗躍していたキャラのことは未解決のまま。
次期家長になるべく頑張っていた主人公が、結局家長になれたかも正確にはわからない(ルートによってはおまけシナリオ推測はできる)。
幸いCGやBGMに問題はなかったものの、10周年記念作としてはファンの期待を裏切る残念な結果に終わってしまった。

面影レイルバックの選評の後。スレでは本年頭のような静寂が再び訪れる。
ハンターの目につくクソゲーが見当たらなかったのか。
はたまた、すでに並んだクソゲーの破壊力に、選評を書く手が止まってしまったのか。
静寂を破るのは一月半後、2017年も終わろうかという年の暮れ。
大晦日に投下されたのは、Mielが12/31に発売したロープライスゲーム『文芸彼女と僕二人だけの愛の巣だった部室にヤリチンが入部してきた!(通称、文チン)』の選評であった。
発売日と同日に選評の投下。この時点で勘の良い人は察しただろうが、本作のポイントは「薄さ」である。
174MBという軽量級の作品であることに加え、寝取られ前の交際描写も「目玉焼きに黒蜜が意外と合う」「バイト始めました」といったどうでもいい話ばかり。
付き合う経緯は三行で済まされ、まともなデートシーンもないまま間男の登場となる。
これでは主人公への感情移入やヒロインへの思い入れといった、NTRゲーに重要な心構えなどできるはずもなく。
あっさり永久肉奴隷となるヒロインにプレイヤーは、「堕ちるの早くない?」と呆然とするのであった。
選択肢が一切なく、フルスキップによる所要時間はなんと25秒。
DL版ということで文鎮にもならない皮肉も込めて、薄さを追求したこのゲームは選評者から『文チン』と呼ばれるのであった。

以上が2017年内に選評が提出されたゲームである。ここからは、ロスタイムとも言うべき1月に選評が提出された二つの作品を紹介しよう。

まずひとつが、女体化三国志を舞台にした作品、BaseSonの『真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王』である。
公式に「真・恋姫†無双のリメイクではない」「新たな恋姫シリーズのリブート(再起動)である」と謳われている本作であるが、これは大嘘。
実際は過去作である『真・恋姫†無双』の魏・呉・蜀のうち、魏ルートのグラフィックを刷新して、新キャラ・新エピソード・新曲を追加したものである。
もちろん、全体的な内容や主要イベントが違えば「リメイクではない」も通る。
だが、残念ながら主要イベントも大半のテキストもほぼコピペ。
個別エピソードも旧キャラのものは8割使い回しとなれば、どう見ても旧作の1/3だけリメイクしたものと言わざるをえないだろう。

さて、本作の見どころとも言える新エピソードだが、こちらには、旧作からコピペした部分と噛み合っていないという問題がある。
例えば、「現代日本出身で三国志について知っている主人公が、生半可な知識を振り回して失態を犯し、反省して一から勉強し直す」という新イベントの直後に「三国志知識でヒロインの危機を救う」という旧エピソードが来てしまう。
他にも、いくらでも膨らませられそうな新イベントがあるにも関わらず、以後のシナリオに活かせられない展開が多い。
擁護しておくと、ひとつひとつの話自体は旧エピソードも新エピソードも面白く、新エピソードだけでもそれなりのボリュームがある。
だからこそ自ら魅力を潰すようなその愚行に、シリーズファンは萌将伝以来の涙をこらえきれない有様であった。

もう一つのロスタイム作品も、同じく人気過去作に連なる新作であった。Galetteより発売の、『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!2(以下、おに禁2)』である。
良質な抜きゲーとして好評を博し、2014年萌えゲーアワード金賞を受賞した前作の正統続編が登場。
だが前作から原画・シナリオ・声優を全てチェンジするという暴挙に出た。
それでも品質に問題がなければまだ救いはあったが、実際は音声やグラフィック、シナリオのミスが非常に多い。
まず交代後の声優の演技力があまりにも酷く、中には素人レベルの棒読みも混ざっている。
しかもその声すら再生されないバグが頻出し、酷いものは収録現場でのNGボイスが20分ほどノーカットで流れてしまうほどだ。

本作は主人公が妹を守り、右手に後遺症が残るレベルの怪我をして、そのお世話という名目で妹となんやかんやするエロゲーである。
だが、実際にゲームを進めていくと包帯越しに湯船につけた右手でおっぱいを鷲掴みしていたり、包帯が消えた手でヒロインを駅弁スタイルで抱いたり、いきなり怪我が左手に移動したりとコロコロ変わる。
もちろん、このような整合性の無さは右手に限ったことではなく、ブルー(立ち絵ではイエロー)の水着や、急カーブ(CGではまっすぐ)といったテキストとイラストの食い違いが非常に多い。
さらに11家族(7人)、主人公名の裕人(祐人)(裕二)などの誤字脱字は軽く50箇所を超えており、そのちぐはぐさは社会人のPDCAの大切さを痛感させてくれる。

一応修正パッチも公開されているのだが、「setup.exeをインストールフォルダのsetup.exe(存在しない)に上書きして下さい」というものであり、もちろんゲーム内容のまともな改善など行われない有様だ。
まともに前作スタッフが残っていないのに、何故続編を出そうと思ったのか。疑問が尽きない一作であった。

さて、ロスタイム作品の紹介を終え、これにて全エントリー作品の紹介を終えた。
ここで2017年KOTYeの大賞と次点を発表しよう。
次点は
「タンテイセブン」
「お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!2」

そして大賞は、
「ママとの甘い性活Ⅱ」
とする。

本年は総じて「手抜き」と「薄さ」に注目される一年であった。
キャラの掘り下げを放棄し、シナリオの謎や伏線を放置し、どうでも良いテキストで水増しし、時には自ら用意したコンセプトすら投げ捨てる。

エロゲーというものは基本的に買い切り型である。
体験版というものこそあるが、基本的には宣伝やいくつかのサンプルを信じて購入するしかない。
それ故に表面を上手く取り繕われてしまうと、宣伝の上手さや前作の評判に釣られ、手抜きゲーを掴まされるという悲劇が起こる。

タンテイセブンは、いかにも魅力的なシステムやシナリオを装って。
おに禁2は、前作の魅力という信頼を裏切って。
それぞれ手抜きした、薄く低品質なゲームを売りつけた。
このような表面を取り繕った手抜きというものは、短期的な利益に釣られた他のメーカーが右に倣う危険性すら孕んでいる。
もしこのような手法が蔓延すれば、ユーザーは買い控えに回り、結果としてエロゲ業界全体の衰退という事態が進むばかりとなる。

その点、ママⅡは違う。
宣伝やサンプルの時点で最大のクソポイントを自ら明示し、きちんと納得したものにのみ購入させるその漢らしい在り方。
その上で、ひと目見ただけで誰もが認めるクソの完成度。
これらは文句なくクソゲーでありながら、他メーカーが真似しようという考えはとても浮かばない。
KOTYeはクソゲーについて語るスレだが、良ゲーが減ることやエロゲ業界の衰退を望むものでは決してない。
故に、一切のだまし討ちをしない漢らしいクソゲー「ママとの甘い性活Ⅱ」に大賞の栄誉を与えたい。

繰り返すが、エロゲーというものは基本的に買い切り型である。
だからこそユーザーは失敗を恐れずエロゲーを買い、メーカーは失敗を恐れず良いと思うものを全力で作ってもらいたい。
その結果生まれる怨嗟の声は、ここで引き受けよう。

本年はエントリー作品の少ない一年であった。
だが私にはクソゲーが減ったからだとは思えない。
怨嗟の声を懐きながら、過去のクソゲーと比較して遠慮した人よ。文章に出来ないと諦めた人よ。
もしもそんな人がいたならば、勇気を持って選評を書いていただきたい。
下手なものになってもかまわない。
失敗を恐れない勇気、それはエロゲー業界も、KOTYeも平等に輝かせるものなのだから。

さて、何度もつまずきながら、何度も起き上がる強さを持った少年の言葉を持って本年を結びたい。
「一番いけないのは自分なんかだめだと思いこむことだよ」
最終更新:2018年02月18日 23:13