妻の祖母は、まだまだ現役超美熟女~孫婿ちゃん、寂しい時にはいつでもいらっしゃい~ 選評

ブランド アパタイト
ジャンル ADV
原画 川合 正起
シナリオ 中森 南文里
発売日 2018/10/05(ダウンロード版)
2018/10/26(パッケージ版)
定価 1,512円(ダウンロード版、税込)
2,160円(パッケージ版、税込)

選評

【2018】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 6本目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1538558813/
660: 名無しさん :2018/10/23(火) 00:11:44 ID:Erwbw7Xw
妻の祖母は、まだまだ現役超美熟女~孫婿ちゃん、寂しい時にはいつでもいらっしゃい~
アパタイト
2018/10/05

  • 全体
アパタイト祖母シリーズの実に6作目。
主人公がある事情から性欲が溜まってオナニーしていたところをヒロインに発見されてフェラ、その後も性処理を手伝ってくれることになりました。
この手のゲームでは使い古された展開である…ヒロインが熟女ってレベルじゃないことを除けば。
いきなりフェラされたことに衝撃は覚えつつも流されてそのまま関係を続け、事あるごとに強引に迫ってくるヒロイン。だが老婆だ。
フェラから数日のうちに怒涛のごとく一通りのプレイをこなしたあと、このゲーム唯一の選択肢がやってくる。ここで祖母との関係を継続すればグッドエンド、断ち切ればバッドエンド。
グッドエンドの選択肢を選ぶと数ヶ月が経過、ついに主人公が本番行為に踏み切りHシーンをいくつか通過、それから数年が経過してエンディング。こちらでは祖母は普通に健在だしHもする。
バッドエンドではいきなり「あれから、何年が経っただろう……。」となり、祖母が亡くなっていたことが語られる(詳しくは後述)。
Hシーンがポンポンと連続し、唐突にエンディング。総じて本当によくある低価格抜きゲーであると感じた…ヒロインが祖母であること以外は。

  • ヒロイン
妻の母、ではなく妻の祖母がヒロイン。絹枝という名前だが選評内では単に祖母とのみ表記する。
主人公の子供(テキストのみだが登場する)から見れば曾祖母、いわゆるひいおばあさんに当たることになる大分無茶な設定。「もう還暦を過ぎた」とのことなので60歳以上なのは確実。
顔にはシワが寄っているにも関わらずやたら若々しい肉体。そのせいで首の上下で違和感が凄まじい。二次元キャラの外見なんて突っ込むだけ野暮と言われればそれまでだが…。
夫(主人公から見て義祖父)は既に他界。夫婦は性的にオープンな村出身だったとのことで夫ともよくシていたらしく、性技は抜群。

  • 主人公
25歳にして結婚4年目、子持ち。居候婿として、妻側の4世代6人の住む家で生活。名前は茂紀だが面倒なので主人公とのみ表記。
入院している義母のため、妻は家に不在がちになっているところからゲームが始まる。
性欲が強い。熟女趣味で「レベルの高い年増モノもイケる口」らしく、PCの秘蔵エロフォルダには祖母モノすら揃えている(いずれも同ブランドの過去タイトルが使われている)。
性癖以外は典型的なエロゲ主人公。

  • エロ
CG数15、エロ要素のないCGが1。差分込みの総枚数は74。シーン数では12。ロープライスゲーにしても少ない部類なのであっという間に終わる。
大体は抜きゲー定番と言える感じのシチュエーションであり、老人や祖母ならではと思えるプレイ(どんなだ?)は特に無い。
声/テキスト/原画いずれもアパタイトでは常連で実力はそこそこ、ゆえに出来栄え自体はさほど悪くないのだが…。
いざ抜こうとしても顔と体のミスマッチ、良く見るとブツブツがあり色も悪い乳首(なぜここだけ力を入れた)、それなりに年増っぽい声が水を差す。全てかわし切るのは至難の業。
正直言って、本気で老婆物を求める層、手っ取り早く抜ければそれでいい層、どちらにも刺さらないのではなかろうか。
義理とはいえ家族と、それも祖母と性的関係を持ったのだから葛藤があって然るべきだが、深刻な素振りは双方ほとんど見られない。近親モノの魅力を投げ捨てている。

  • 遺影
話題になっていた遺影はバッドエンドの最後に登場する。先述した唯一エロ要素のないCGはこれであり、異彩を放っている。
調べた限り祖母との死に別れバッドエンドは祖母シリーズではお約束みたいな物らしいが、遺影まで出したのは流石に初だろう。
バッドエンドでは、祖母が主人公に迫ってきた理由は「死期が近いのを察し、自由な行動に出ていた」「自分の存在を覚えておいてもらいたかった」のではないかと、主人公は推測している。
一方グッドエンドでは死期が近いから思い出づくりに、と祖母が冗談めかして語っていたらしいが、普通にピンピンしている。要するに真相は不明。
バッドエンドでは祖母の遺志を汲んでこれからも頑張ろう、的な感じで終わるのだが、その際ふと遺影を見た主人公は、遺影に写る祖母がVサインをしたように思えたと言う。そしてプレイヤーには実際にVサインをした祖母の遺影が表示されて終了。
+ ...
普通に抜きゲーをプレイしていたと思ったら、さっきまでHしていたはずのヒロインが唐突に死に、ピースサインの遺影で締めくくられる。プレイヤーにいったいどういう思いで向き合えと言うのか。エロスケで5点をつけたレビュアーはこの辺に絶望したのかもしれない。

  • ブランドに関する余談
数撃ちゃ当たると言わんばかりにあらゆるジャンルを乱発している同ブランドだが、中でも祖母シリーズは異様。
案外人気なのかもしれない(実際、同シリーズのエロスケのレビューなんかではコアなファンが居ることが伺える。5点の人もその一人かも?)。
なおシリーズの「祖母の密穴 ~愛する孫に性の手ほどきを~」は、祖母と孫という辛うじて理解できなくもない関係性と、あまり老け顔でないヒロインなので初心者向け。
ちなみに今作と原画・シナリオ・声は全員同じ。というかアパタイト祖母シリーズはこの3名で回しているようなものだったりする。
アパタイトの体験版をいくつかやってみればすぐに分かるが、背景やBGM、ゲームエンジン等は盛大に使いまわし(祖母シリーズに限らず)。ハイペースで乱造出来るのはこの辺が理由だろう。


ついでに色々調べていたら「ママとのイキすぎ甘々性活 ~いっぱい気持ちいいコト教えてあ・げ・る~」なるものが発売予定であることを知った。なんだろう、この既視感。


以上です。時間もないので何かあれば明日以降。
※ ◆LtTSeIgUBsを有効なトリップとする(参照:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1538558813/661
最終更新:2018年10月28日 15:00