孕ら・ポコ! ~異能催眠で女学園を孕ませ征服~ 選評

ブランド みるきーポコ
ジャンル 異能催眠孕ませ学園ADV
メディア DVD-ROM
原画 ドリルペンシル、いなばうどん
シナリオ 藁万詩、系譜三編
発売日 2018/10/26
価格 8,800円(税別)

選評

【2018】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 7本目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1541075316/
608: 孕らポコの人 ◆XksB4AwhxU :2018/11/24(土) 20:49:03 ID:3NYz2pJY
作品名:孕ら・ポコ! ~異能催眠で女学園を孕ませ征服~
発売日:2018年10月26日
価格:8,800円(税抜)
ジャンル:異能催眠孕ませ学園ADV
メディア:DVDーROM
メーカー:みるきーぽこ


2012年大賞作品『SEX戦争 ~愛あるエッチは禁止ですっ!~』、2013年次点作品『リア充爆発しろ! ~変身能力手に入れたんだけど質問ある?~』、2014年エントリー作品『私たち・花のオシオキ部! ~やられたらヤり返す…エロ返しだ!~』を世に排泄し、
一躍KOTYe常連・強豪と呼ばれるに至った『スワンアイ』。
その原点回帰として立ち上げたスワン系列新ブランド『みるきーぽこ』の処女作ということで、兼ねてよりKOTYeでも少し話題になっていた『孕ら・ポコ! ~異能催眠で女学園を孕ませ征服~』
筆者である私は体験版を触った段階で「Hシーンの尺はずっぷよりは長いし、これで電波シナリオ垂れ流したりゲーム性とやらでやらかさなければ大丈夫だろう」と思っていた。
今にしてみれば、この時の私をオラオラオラオラと殴り倒し、その上で小一時間問い詰めたい気分である。

「何故フラグを建ててしまったんだ」と。

では、本作の魅力()を【システム】【シナリオ】【Hシーン】の3項目に分けて説明しようと思う。

  ・システム
孕らポコ最大の目玉(と個人的に思っている)が、システム。
それはUIが化石という意味でも、致命的なバグがあるという意味でもない。
コンフィグもヒロインの個別ボイス設定がないこと以外は特に問題はないと思う。
+ ...
言うなれば『ゲームを進めるための』システムが問題なのだ。
本作は共通ルート終了の後、ヒロインセレクトという選択肢が出てくる。
つまり、どのヒロインを攻略するか選択してルートに入るオーソドックスなタイプのゲームだ。
ここまでなら特筆すべき点はない。ヒロイン達に混じって堂々と存在感を発揮する『広範囲催眠』の項目を除けば。
では、何が問題なのか? それは、
「ヒロインを攻略するために感じるストレスの大きさ」である。

私が体験した例で説明する。
初見時の私は、まず波留から攻略しようと波留を選択した。
しかし読み進めていくと、再びこんにちはするヒロインセレクト。
「あれ?私ちゃんと波留選んだよな?」と思いつつ再び波留を選択。
その選択で波留の破瓜シーンを見れた。
「ああ、何か知らないけど何回も目当てのヒロインを選んで読み進めていくんだな」と考えた私はその後も波留を選択。
しかし、5回目の選択で梨子が波留の助太刀に入り、その後もう一度選んでも進めない。
梨子をどうにかしなければならないことを悟った私は、一旦波留を諦めて梨子を選択。
しかし、催眠に必要な情報が手に入らず進めない。
何故こういった現象が起こるのか、その原因が

「各ヒロインごとに特定のヒロインを一定回数選択しておかないと、セレクト1回目または5回目からシナリオが進行しない」という巧妙かつ小癪なトラップが仕掛けられているからである。

つまり、目当てのヒロインを攻略しエンディングまで辿り着くには1人または2人別のヒロインを何度か選ぶ必要がある。
その内訳は以下の通りだ。

 雪乃ルート:梢(雪乃攻略開始前に2回選択)、波留(5回目までに2回選択。)
 梢ルート:ひたすら梢を選んでいれば問題ない。途中で雪乃が割り込んでくるが無視しておk。
 かのんルート:美桜(5回目までに2回ry)
 美桜ルート:梢(美桜攻略開始前に2回選択。)、梨子(5回目までにry)
 梨子ルート:梢(梨子攻略開始前にry)、雪乃(5回目ry)
 波留ルート:梢(波留攻ry)、梨子(5回ry)
 ハーレムルート:雪乃と梨子の前に梢を2回選択しなきゃいけないこと以外は好きな順で全員2回ずつ選択。

この通り、ほとんどのルート攻略に別ヒロイン選択を要するのだ。
一応選択の順番は固定されてないため、波留ルートで説明すると梢2回→梨子2回→波留という順番でもルートクリア可能。
「ルートの途中で他のヒロインが出しゃばってくるのは嫌だ」という人は参考にしてほしい。
途中で選ぶよりは、別ヒロインが出しゃばってきてる感は薄れると思う。
唯一褒められるのは、このシステムを純愛ゲーでやらなかったことぐらいだろう。

ところで、公式サイトに「主人公は異能力としての催眠を使います。能力には使用制限などデメリットもあり一筋縄でいかずゲーム性を持ってプレイすることができます」という文があるのはご存知だろうか。
今これを出した時点でもうお察しかとは思うが、公式の言うゲーム性とはこのセレクトシステムのことだ。
なるほど確かに一筋縄ではいかないし、妨害してくるヒロインをどうするべきか考えて進めるのも楽しいかもしれない……最初だけは。
と言うのは、中盤の進行不可イベントの内容は『別ヒロインが妨害に入る』か『攻略中のヒロインが自衛に入る』かの2種類しかない。
従って解決方法も『妨害してくるヒロインの処女を奪う』か『ヒロインの自衛を崩せるヒロインの処女を奪う』かの2種類のみである。
妨害ヒロインは直接主人公に対峙してくるから誰か分かるし、自衛崩しヒロインも心に「不自然」の3文字が踊るほど急に名前が出てくるので分かりやすい。
つまり、プレイヤーは与えられる模範解答のみしか選ぶことができない。
上記の法則さえ分かってしまえば、あとはただ5回目妨害ヒロインor自衛崩しヒロインを確認し、それを2回選択するだけ……。
なら、まだ作業感に満たされるだけで済んだ。
本当の問題は、本作唯一のバッドエンドにある。

バッドエンドの内容は『主人公が何故か立て続けに起こしてしまった(主人公は勝手に起きたと言っている)不祥事により解雇され、ついでに不能になる』というもの。
このバッドエンドの存在が相当な曲者なのだ。
友人から教えてもらった攻略サイトの情報では「ヒロインセレクト12回での選択内訳によってエンド分岐する」とのことであり、
不能エンドはヒロインセレクト12回を使い切って個別orハーレムエンドに辿り着けなかった時に起こるものである。
これの何が問題なのかと言うと、各ヒロイン5回目の進行不能イベントを見て打開ヒロインを破瓜させ、そして無事進めていく。
しかし、順調に話が進んでいたのに、突然不能になった主人公がお出迎え。
進行不可イベントを見たことでセレクトを1回消費してしまい、エンドにたどり着くまでにセレクト回数が足りなくなってしまうからだ。
※梢は進行不能イベがそもそも存在しない、かのんはセレクト11回でエンドのため、進行不能イベを見てしまってもエンドに辿り着ける。

この結果何が起こるか。
その前に知ってほしいことが1つ、本作はバックログなどから特定の場面へ戻る機能がない。
つまり、バックログからこれまでのメッセージは確認できるが、やり直すことはできない。
やり直すにはセーブをとり、ロードするという手段をとるしかない。
その情報をみんなが頭にいれた状態で、改めて何が起こるかの説明をしたい。
例えば、1ルートにつき1つのセーブ枠に上書きしていく感じで進めるプレイヤーがいたとしよう。
進行不可イベントを見たあとに対応するヒロインを無事に破瓜させ、元のルートに戻ればちゃんと進行した。
それに安堵し、セーブをとり、また読み進めていく。
もうお分かりだろう。そう、「詰み」になってしまう。
上書きしたら最後、職と生殖能力を失ったオワタ式主人公の哀愁漂う姿を眺め、そのあとは周回するしかない。
進行不可イベを見ないでそのまま打開ヒロインを破瓜させればいいだけの話ではあるが、打開ヒロインが誰なのか知るためには進行不可イベを見なければならない。
初見で不能エンドを回避するためには、5回目のセレクト画面で選択する前に別枠でセーブをとり、打開ヒロインを確認したらロードするという地味ながら面倒な作業をしなければならない。
しかし、「進行不可イベを見ることでフラグが立つのでは」と思い込むプレイヤーもいると思う。というか私がそうだった。
そういうプレイヤーは何が間違いなのか分からずに、無意味な試行錯誤を重ねて時間を無駄にしてしまうだろう。
私は友達に攻略サイトを教えてもらうまで3時間無駄にした。その上で知った攻略方法が『進行不可イベを見ないこと』である。
思い込んだ私も馬鹿だったが、それを差し引いてもこの空しさは拭えない。
空しすぎて悟り開くかと思った。私の3時間返せ畜生。
こんな仕様のくせして、セーブロード以外でのやり直しがきかない心折設計である。

また、公式HPのゲーム性云々の下には「異能力バトルに勝利して」という趣旨の文章があるが、異能力バトルなんてものはない。
それらしいものと言えば、雪乃ルートで梢を仕向けて催眠に必要な情報を吐かせるシーンで「これは糸嶺の能力との戦いと言える」という地の文のみである。

余談だが、ヒロインセレクト以外に各ヒロインにつき序盤で1回だけ主人公の行動を選択する2択が出てくる。
片方はそのまま話が進む正解、もう片方は不正解なので話は進まずもう一度ヒロインセレクトすると同じ場面を見ることになる。
勿論、この選択でエンド分岐するとか後々の展開が変わるなんてことはない。
何故つけたのかも分からない選択肢の上、不正解を選ぶと貴重なセレクトを1つ消費してしまう点も看過できない。
どっちが正解なのか分かりやすいことだけが不幸中の幸いだろう。

まとめると、
①1人を攻略するためには別のヒロインを選ばなけらばならない。
②進行不可イベの内容も打開策も2種類ずつしかないため、この要素を楽しめたとしても最初の方くらい、あとはただの作業。
③選択回数制限とバッドエンドの存在のせいでセーブのとり方をミスればスーパーオワタ状態。
④そのくせ、バックログなどからやり直すこともできない心折設計。

上3つは本作独特のゲーム性だと言い聞かせることも可能には可能だが、初見で1ルート攻略するためにはこれら全てと格闘しなければならない。
1つ1つを切り出せば中には嫌がらせレベルで収まるものもあるが、全部ひっくるめれば作業死にゲーの如き猛威を振るう。
1ルートクリアして流れるスタッフロールを見て思うことは、「終わったぁー!」ではなく「終わったぁ……。」なのである。
この違い、みんななら分かってくれるはず。
一応これは凌辱系抜きゲーのはずなのだが、クリアするためだけにこんな作業を強いられるようでは抜いてる暇などない。
まぁ、抜きゲーらしからぬ要素は他にもあるんですけどね……。

これから孕らポコをやろうと思っている勇者は、私みたいになりたくなかったら攻略サイトを必ず見よう。
攻略サイト→http://seiya-saiga.com/game/milkypoko/harapoko.html
全エンド回収、回想枠全開放までの効率のいいセーブのとり方も書いてある上、
このサイトを見るだけで孕らポコがどれほどクソめんどくせぇゲームなのか一目で分かるので、超オススメだよ!

  ・シナリオ
次に、シナリオについて。
シナリオはKOTYeでも昔から言われてるようにADVの中核であり、ADVにおいてシナリオがダメでは物語として話にならない。
孕らポコは抜きゲーではあるものの、ADVを名乗っている以上シナリオは立派な評価基準になる。
では、その孕らポコのシナリオはどうなのか?
まずはこれをご覧いただこう。
+ ...

これは既出の情報なので改めて説明するまでもないかもしれないが、一応触れておこう。
推奨HDD空き容量は1.5GB以上とあるのに、実際の容量は1GBを切っている。
フルプライス、ヒロイン6人にしてこの容量ではマトモな内容など望めるはずもない。
では、そんな1GB未満のゲームのシナリオがどのようなものなのか見て行こう。

まず、誰しもが最初に通る共通ルート。
ゲームによる個々の差はあれど、商業エロゲなら共通ルートクリアまでに数時間、物によっては数日かかるゲームもあると聞く。
そんな中、孕らポコの共通ルートクリア所要時間は

約20分。

内容は「主人公が学園を征服する力を欲しがる理由と手に入れるまでの経緯紹介」と「ヒロインの性格と設定、それぞれの異能の内容紹介」。
以上。
もちろん既読未読共にスキップ未使用、OPもスキップせず、ボイスはフル再生した段階でクリック。
タイマーも使ってしっかり計ったものだ。
それが約20分。

共通ルートとは、主人公やヒロインの性格や設定、ゲーム世界観などのゲームを理解し楽しむために最低限必要な情報を紹介しつつ、
主人公とヒロイン達の関係性、もしくは親しくなるまでの過程を色んなイベントを挟みつつ描いていくものであり、
主人公・ヒロインを主としたキャラクター達及び背景となる世界観の魅力、これから展開されていく物語の伏線を
「いかにキャラクター達に説明をさせずにプレイヤーへ説明するか」がカギとなる。
そのため個別ルートとは違うベクトルの濃密さが求められ、共通ルートでプレイヤーのハートを掴めなければその後の個別ルートはただの「景色」になってしまう。
※これはあくまでも私の持論です。

孕らポコにしても同じこと。
しかし、20分でクリアできる共通ルートでそんな濃密なゲーム紹介などできるわけもない。
ヒロイン達のことは公式サイトにも書いてある情報の一部しか分からない上にそれすらロクに掘り下げられてないので、全くの無魅力。
ただ、一応主人公が異能を手に入れた経緯はしっかり書いている。少なくともずっぷやSEX戦争よりは。
あとは次々登場しては各々の能力の説明を述べていくだけのヒロイン達を眺めるのみである。
これで共通が終わって「ヒロイン選べよ」とセレクト画面を出されても「いや選べと言われましても……」としか言えない。

そして、問題点がもう1つ。
主人公は学生時代に女子からオタク呼ばわりされ軽いイジメを受けたことを根に持っており、「復讐とまではいかずとも、女という存在を見返してやりたい」と思っていること、
女を見返すために教師になったことが冒頭で分かる。
そしてそこからしばらくして、同じ口で「俺には女学生を孕ませて学園を征服するという野望に近い願いがある」と言い出す。
見方によるかもしれないがこの主人公、女子生徒をレ○プして孕ませるという教師としても人間としても失格レベルのことを、復讐だとすら思っていないことになる。
これではただのサイコパスであり、この時点で電波の気配をひしひしと感じ取れてしまうのだから恐ろしい。
ただまぁ、これは凌辱抜きゲーなので主人公の人間性はある意味正解なのかもしれない。凌辱ゲー主人公としては。
そうでなければ「不快な主人公」の一言で片付けられていたことは間違いないだろうが。

ちなみに、シナリオとは少しズレるが共通ルート内に潜む問題をもう1つ紹介させてほしい。
その問題とは、OPについて。
何が悪いのかって、OPを構成する要素が軒並み低品質なことである。
孕らポコのOP曲は公式サイトでも聞けるので聞いたことがある人なら分かると思うが、所謂「電波ソング」というものであり、ボーカルはヒロインの1人、糸嶺 雪乃の声優だ。
別にOPが電波ソングであること、声優がボーカルを務めることがダメだと言いたいのではない。
そして先ほど軒並みとは言ったが、ぶっちゃければ曲と歌詞は特筆すべき問題はない。
問題なのはボーカル。
失礼を承知で言わせてもらうが、この声優さん歌が下手だ。
音程めちゃくちゃとまではいかないが、最初から最後まで棒読み一辺倒なのだ。
当然曲にノれてるはずもなく、ノってないボーカルが歌う電波ソングはここまで聞くに堪えない代物になるのだと初めて知った。
ちゃんとした歌手を何故使わなかった。そんなに金がなかったのか。それともケチったのか。どっちだ。
ムービーもムービーである。
立ち絵やCG、色が違うだけの水玉背景などを使い回し、ヒロイン紹介とイントロ・アウトロに少し文字を入れ、あとは縦横無尽にパンニングさせただけの低予算丸出しどころか隠そうとすらしない一品となっている。
正直あれはAviUtlでも作れるレベルだと思う。
公式サイトにうpされたので、気になる人はチェックしてみてね。

さて、共通ルート紹介が思いの外長くなってしまって申し訳ない。
ここから個別ルートを私が攻略した順に紹介していこうと思う。


 梢ルート

このルートは梢に『他のヒロインを堕とす足がかりとして』恋人だと誤認する催眠をかけておせっせするというのが序盤の基本的な流れであり、
ツンデレからデレデレになってしまうのはその影響もあるが、それを差し引いたってデレすぎだ。
そして催眠の影響で処女喪失は難なく成功。
その後も変態的なプレイをいくつか積み重ね、妨害しに来た雪乃を嘘の脅迫で追い返し、孕ませ成功。
その頃から急に催眠術で仕組んだ恋人関係に心を痛ませ、何か知らない内に梢を好きになってたらしい主人公は、ある日誤ってキスしてしまった梢に恋人誤認のことを打ち明けてしまう。
「幸せだから催眠を解かないで」と言われてまた心を痛める。
催眠を解くべきか悩む主人公。
「催眠を解かないのは人の道を踏み外した行為であり云々」とか今更すぎることをほざく主人公に、梢がお金目的の交際じゃないことを能力で確認。
その後梢からの申し出で催眠を解き、無理やりいい話にしてめでたく結ばれた。
あとはHシーンをいくつか垂れ流し、出産して夫婦になってハッピーエンドである。
ちなみに、出産シーンはダイジェスト。
ヒロインが陣痛に苦しんでいるのを主人公が応援するとか、そういう場面もない。
このゲームの場合、あっても寒いだけになりそうではあるが……。

 雪乃ルート

雪乃ルートの始まりは、あらかじめ落としておいた自白剤こと梢の能力で肉体催眠をかけ、破瓜させることから始まる。
そこからHシーンがいくつか挟まることは梢ルートでも同じ。
「また平坦なシナリオかな……」そう思った矢先、突如暗雲が覆う。
公式では大和撫子と紹介されていたはずの雪乃が、何と突如ドSを覚醒させ、主人公を手コキで何度もイかせるシチュが挟まるのだ。
補足しておくと、積極的に奉仕を行っているというわけではなく、油断しきった主人公に肉体操作を跳ね返し「私は恥かきまくったんだからお前もちったぁ恥かけやゴルァ」みたいな感じで迫ってくる。そんな言い方はしてないけど。
勿論公式サイトのどこを見ても雪乃がS属性持ってるなんて情報は見つからず、全く予期してなかった上にSM方面には特に性癖を持ってなかった私は一気に恐怖のどん底へ叩き落とされ、
エロゲをやってるにも関わらず、無理やり友達にホラゲをやらされてるビビりのような悲鳴をあげる羽目になった。
マンネリ防止を狙ったのかもしれないが、ヒロインとシチュの相性を考えろと言いたい。
それが終わればいくつかHシーンを挟み、急に主人公が「雪乃はやけに妊娠を嫌がってる」と言い出す。
そのことについて聞き出すと「普通はそうですよ」というド正論を貰いつつ、許嫁の存在が明るみになる。
主人公は許嫁だと誤認するよう催眠をかけデートすることに。
もっと積極的になるかもしれないという主人公の思惑とは裏腹に、表情が浮かなかったり手を繋ぐのを嫌がったり、許嫁であるにも関わらず拒絶の素振りばかり見せる。
本当は結婚自体が嫌なんじゃと思った主人公は、確認と称して茂みでおっぱじめることに。
そしたら雪乃は嫌がり「本当は結婚したくない、好きな人と一緒になりたい」とカミングアウト。
しかし、行為が終われば「あなたが望むならしてくれていいです」と結婚に従順な素振りを見せる。
これにより、またもや主人公が電波化。
「好きでもない許嫁との結婚も受け入れようとしてる雪乃で性欲処理するのは、果たしていいことなのか?」という「教え子の時点でいいも悪いもあるか馬鹿野郎」と誰もがツッコミたくなる思考を引っ下げ、再びじはk……梢を仕向ける。
そして結婚について本心を引き出させ「俺は雪乃に自分の人生を歩んでほしい」と告げる。キャーイケメーン(棒)
そして、ただでさえ電波飛ばしまくってるシナリオに更なる電波が追加。
何と、雪乃が「先生が私の気持ちを引き出してくれた」と言い出しおった。
そして主人公に惚れ「ずっと前から好きでした」なんて言い出す始末。
「俺なんか好きになってよかったのか」と聞けば、返ってくるのは「好意につけこんでこないなんて、先生は優しい人ですね」なんて電波台詞。
この一連だけでごらんの有様だ。誰しもの心に「一体自分は何を見せられてるのだろう」という疑問が湧き上がってくるだろう。
何でそんな好意的な解釈ができるのか、何で犯された相手にこのたった数分だけで恋できるのか、小一時間問い詰めたい。
ここから、ラブラブHの開始である。
雪乃は妊娠し、台詞もなければ顔も名前も出てこない両親と許嫁はカンカン。
余談であるが、主人公は一度だけ雪乃の両親を「糸嶺パパ、糸嶺ママ」と呼んでいる。
友達の親を呼ぶ女子中学生みたいな言い方しやがって、お前は立場を考えろ立場を。
最初は相手が主人公であることを隠して密会してたが、そうこうしてる内にバレそうになり、令嬢ヒロイン鉄板の駆け落ちをして出産。
雪乃の出産もダイジェストだ。
その途中途中でいくつかHシーンを挟み、ハッピーエンドである。

 かのんルート

まず、かのんルートは他ヒロインとは始まりからして他のルートとは違う。
他ルートは肉体操作だったり恋人誤認だったりで、本当の意味で合意を得てるわけではないHから始まるものだ。
しかし、かのんは「性欲溜まってる」と言いつつ主人公に迫っていく、ビッチ設定をふんだんに活かした催眠いらずの展開から始まる。
その時はかのんの異能のせいで未遂に終わるのだが……ここで問題が1つ。
何とこのヒロイン、処女であることが確定しているにも関わらずヒロインご本人様の口からセフレがいることが発覚。
ああ、既視感がする。どこからともなく「ずっぷ!ずっぷ!」という音が聞こえてくる……。
この時点で生まれた嫌な予感が胸に渦巻く中、梢からかのんの趣味を聞き出すシーンを挟んでまたもやかのんが迫ってくる。
「久しく誰ともしてない」と言ってくるが、久しく誰ともしてない処女って何だ。
あれか、かのんのセフレはア○ルじゃないとイけないとかそういう特殊性癖でも持ってるのか。
なんてツッコんでる間に、記憶改ざんで異能を封じたかのんといざ初H。
中出しでフィニッシュすると軽蔑してくるかのん。ビッチのくせに。ビッチのくせに。
その後は催眠で処女喪失の記憶を失い、処女だと思い込んでセックスしては記憶を消す展開が続く。
理由が「かのんには毎回初な反応してほしいから」。
相変わらずのサイコっぷりである。
ちなみに、2回目のHシーン前でかのんはビッチという風に振る舞ってるが、ビッチと言われることには傷ついてるということが分かる。
Hしては記憶を消すというプレイを重ねてる内に主人公に入れ込んでいき、ことあるごとに迫ってくるかのん。
主人公はそれを複雑に思っていた。
だから何で毎回そう主人公をいい人な感じに持っていくんだ、電波野郎と化すのは火を見るより明らかなのに。
そんなある日、街で偶然出くわした時にかのんの能力の話になる。
「何でこんな力手に入ったのか分からない」と言うかのんに対し、「ビッチをやめたいっていう願いが叶ったんじゃないか?」と返す主人公。
「そうかもしれない、自分のキャラが嫌いだったから」と肯定するかのんは、「誰かと恋愛するなら先生がいいな」とも言い出す。
またも複雑な思いになる主人公など露知らず、例によってかのんが迫る形で路地裏にてフェラ開始。
「先生に処女あげられて嬉しい」と言うかのんに対し、強い背徳と後悔を抱く主人公。
こんな台詞がある割に、本番への突入はせずにヒロインセレクトになる。
その後、「もっと知りたい」「もうただ犯すだけの対象として見られない」「でも本当のことを言ったら嫌われそうで怖い」と主人公が早くも電波出力を順調に上げていく中、かのんの妊娠が発覚。
問い詰めてくるかのんに対し、主人公は「処女でも妊娠する」という限りなく常識改変に近い記憶改ざん催眠をかける。
その催眠で「そういうこともあるよね、まぁいいや」状態になったかのんの家で早速一発。
それが終わった後に今までのことを打ち明けるかどうかで悩むモノローグが入るが、ヒロインセレクトを挟んだその一瞬の内に主人公が全て打ち明ける決意をしている。
そして主人公が今までしてきたサイコなプレイを、かのんは「もっと早く言ってくれればよかったのに」「お腹膨らんでる間はビッチでいられないね」といともたやすく受け入れる。
理由が「やり方はどうあれ、私の悩みと向き合ってくれたから」。
向き合うも何も、主人公は能力についてちょっと意見言ったくらいである。
「俺は酷いことしたぞ」に対する返答が「恋なんてそんなもの。酷かったり苦しかったりして最後は幸せになるんだよ」。
恋そのものと健全に恋してる人達に謝れ、あと妙に名言っぽい言い方をするな。
その後、Hシーンに突入。
めでたく結ばれ、他のルートのように出産をダイジェストでお送りし、同じようなことを繰り返してる幸せいっぱいモノローグを延々と垂れ流しエンドである。

 美桜ルート

美桜は公式サイトにも書いてある通り、肉体操作が効きにくい。
それを知った主人公は記憶改ざんで迫ろうとする。
梢のように恋人誤認させ(これを覚えておくように)、更にはこれまでずっと発情してオナニーしてきたけどイけないという催眠までかけ、逆レ○プ状態で処女喪失シーンが始まる。
終わったら発情してる記憶だけ消して、美桜から襲ったという記憶だけ残るようにする。
自己嫌悪に陥る美桜。普通の反応だ。
「俺は気にしてないから大丈夫だぞ。お前も気にするな」と返す主人公。優しい台詞のはずなのにサイコパスにしか見えないなーあれれおかしいなー(棒)。
その後は学校に誰もいない日を狙ってグラウンドで筋トレと称して一発。
これは「美桜が誰かにバラすとまずいから」という理由で丸ごと消去。
その後は、セックスしては美桜から襲ったという風に記憶改ざんする、なんちゃって逆レ○プを繰り返してることがダイジェスト式に分かる。
その中で「何で先生にばっかり……あたしって、もしかして……?」と意味深な台詞を呟く美桜。
「もしかしてとは? 恋人誤認はしてるよな?」と私が疑問を抱きつつ、主人公が通常業務に戻ると美桜に呼び出される。
用件は「陸上で能力を使ってドーピングしまいそうで怖いから、相談に乗ってほしい」と言うもの。
そんな美桜に対し、「女は悩みを紛らわすために男に奉仕するもの」という記憶を刷り込み、男子トイレでパイズリさせる。
何だろう、サイコな主人公の方が見てて安心するようになってきた。
凌辱ゲーらしいからかもしれない、少なくとも電波まき散らしてる主人公よりは何倍もマシだ。

そして相談しながらのパイズリは終了し、肝心の相談についても「最終的に芦屋が決めることだ」の一言で済ませて終了した。
そして、また発情させて襲わせるHシーンが始まる。
記録が伸び悩んでるというピロートークを挟み、街でばったり会った美桜から「ついに能力を使ってしまった」と相談を受ける。
「こんなずるい力、ない方がいい」と言う美桜に対し「催眠で能力を使えなくしてやろうか、それも怖いか」と聞けば「怖い」と返ってくる。
結論は一旦先延ばしにし、「別のことで迷いを断ち切らせてあげよう」「性的なことがいいかもしれない。ストレス発散にもなるし、芦屋の価値観を変える効果もあるかも。まぁこんなの正当化か」とクズ思考全開で路地裏へ連れて行き催眠フェラ開始。
まぁ、正当化してる自覚があるだけマシだと考えよう。考えなければ色々ともたない。
しかし、フェラの最中に美桜の「先生とは恋人じゃないのに……」という思考が挟まる。
ちょっと待て。主人公は美桜の処女喪失時に恋人誤認させてたじゃないか。
もしかして、発情の催眠を解いたのと同時に恋人誤認も解いたのか?
それか、恋人誤認させても体育倉庫でヤるのを嫌がったから発情させてたんだし、発情させる前に解いたという線もある。
しかし、いくら思い返してもそんな描写があった覚えはない。
なのに恋人誤認が解けてるのは単にライターのケアレスミスなのか、意思疎通ができてなかったのか……。(ライターは2人います)
とは言えこれ以上考えても埒が明かないので、ひとまず先に進もう。
いつも通り迫った記憶以外は消すと、「あたし達の関係は何なんだろう?」「先生のことは好きだけど、恋とは違う気がする。でも何回も迫ってるからやっぱり恋?」みたいな話をして別れる。
この時点でヒロインが飛ばしてくる電波は薄い。
代わりに主人公が「芦屋の悩みを解決してやりたい」「芦屋を苦しめる能力を何とかしてやりたい」などとほざく。
能力を得てしまったその原因は誰にあるのか、胸に手を当てて思い出してほしい所存だがそれは叶わぬ願いなのである(ヒロイン達は主人公が「学園を征服する力欲しい」とお願いしなければ異能を授かることはなかった)。
別の日、何の催眠もかけてないにも関わらず発情してる美桜と街で出くわし、ラブホで一発。
いつの間にやら妊娠したがるほど主人公に惚れてた美桜にいたたまれなさを感じる主人公は、それが終わった後に「能力を封じるんじゃなく、封じた記憶も使えた記憶も消すならどうだ」と持ちかける。
即答しなかった美桜は、後日能力を封じずに使わないという決断をする。ここまでは結構いい話なんだがなぁ……。
どうしてその決断ができたのか聞くと「最近何度も主人公に迫ってしまったので我慢を覚えた方がいいと思ったから」とのこと。
迫ったのは全て主人公の仕業な上に、美桜に責任あるように記憶書き換えてるんですけどね、そいつ。
諸悪の根源はその後すぐ「俺のしたことは無駄じゃなかった」「そうじゃないと彼女に酷いことしただけになってしまう」と電波出力を急上昇させる始末だ。
そろそろ主人公に殺意すら芽生え始める頃だが続けよう。
まぁ続けると言ったって、これまでの行いの精算と称して付き合い始め、妊娠しダイジェスト出産し、その合間合間にHシーン流して夫婦となって幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
くらいしか言うことはないのだが。

 梨子ルート

梨子ルートは、梨子に催眠をかけようとして引き止めてたところに都合よく自白剤が現れ、常識改変の催眠をかけられるようになったところから始まる。
後日また自白剤を仕向け、自分は催眠の防御対象外だという情報を引き出し、主人公はのびのびと催眠をかけ、梨子の処女を奪うことに成功。
その後、常識改変でHしてても気づかない催眠をかけて一発。
この時、梨子の「風紀委員だから仕事以外の面倒も押し付けられる」「断ろうにも、人から頼まれるとどうしても断れない」「こんな性格変えたいけど、なかなか変えられない」という悩みがあることが聞ける。
それが終わると、「常識改変で自身を犬だと思い込ませる」という急にかなりハイレベルなプレイへ挑戦する。どうしたお前。
犬プレイ自体はありふれたシチュだが、せいぜい嫌がるヒロインに「犬は喋らねぇだろうが」と言って尻叩くくらいしか知らない。
しかし、本作の犬プレイは催眠で完全に犬になりきってる。
喘ぎ声は「あんあん」から「わんわん」に変わり、主人公が「本当に犬みたいだ」と言うと「犬みたいってどういう意味? 私は犬なのに」と考えるくらいになりきってる。
ここまで高度な犬プレイ、何で急に主人公は思いついたのだろうか。
どうしても脈絡なく感じてしまう。
そんなプレイをした後に「決まりを守り、人を助けようとしすぎて人から頼られすぎるのは考えものだな」と早々に電波のウォーミングアップを始めた主人公は、廊下でモブ女子に無理な頼まれごとをされてる梨子を見かける。
「何とかできないか」と主人公がアップを続けてると、緊急事態が発生。
何と、梨子が自分への催眠も防げるようになった。
ここから梨子の悩みをどうにかする方向にいくと思ってた私は混乱したが、梨子ルート開始前に協力関係にしておいた雪乃を仕向けて無事解決。
何故このタイミングで突拍子もない妨害イベをいれたのか疑問は拭えないまま、またも玄人向け犬プレイが始まる。
未だに梨子の悩みを気にかけ「そういうことを気にせずしてやりたい」と思った主人公は、梨子に「先生に犬だと思わされてる間は楽でいいです。誰の言うことにも従う私は犬そのものですよ」と言われ、「笹倉を苦しめるのは俺だけでいい」と言う非常にサイコな理由で新しい催眠をかける。
内容は「頼まれごとを断れるようになる」というもの。
実際それで梨子は断れるようになったし、無理を言う人間も急激に減った。
しかし、その催眠を解いた瞬間に飛んできたのは「これじゃもう誰からも頼られない」という言葉とビンタ。
主人公は「お仕置きの口実ができた」と3回目の犬プレイを開始。
終わった後は「今まで何でも押し付けられてきただけ、お前は頼られてない」という感じの話をして別れた。
後日、梨子の考えは打って変わり、主人公の言葉を肯定するようになる。
それはいいのだが、「私が信念を持てたのは先生のおかげ」「ひどいことされた気もするけど、同じかそれ以上に導いてくれた」とも言い出しやがった。
ああ、ブルータスお前もか。
まだ学園を征服したい意志がある主人公が良心()を痛ませていると、「恩返しがしたい」と
自らパイズリ+フェラの二重責めを始める。
その後何か知らない内に愛し合ってることになってたらしい主人公と梨子は、主人公の家の風呂場でソーププレイを始める。
そこからは恋人となって妊娠し結婚、例によってダイジェストの出産をしてハッピーエンドである。

 波留ルート

波留ルートの始まりは、肉体操作の催眠をかけるためにスリーサイズを聞き出そうとするところから始まる。
波留は美桜と仲がいいため美桜から聞き出そうとするが「しかし、芦屋に直接聞き出していいものか。ということは、彼女から聞き出すのはアリだよな」という地の文のあとに結局美桜から聞き出そうとするという、誤植と思われるわけが分からない展開を挟んで聞き出すことに成功する。
その聞き出し方が催眠かけて言わせるとかではなく、直接「坪平のスリーサイズ知らないか?」である。
「こいつバカかよ!」とシャウトした直後「先生も男なんすねー」なんて笑いながらバカ正直に友達のスリーサイズを教える美桜にシャウトする羽目になる。
そうして難なくスリーサイズを知って波留を呼び出し、「俺は催眠術を使えるんだぞ」と急にIQが急降下した主人公が不要な宣告をしてから催眠をかけようとする。
が、波留に背を縮められ失敗、そらそうなるわ。
そして教室に閉じ込められるが、しばらくして波留が戻ってきて身長を元に戻してくれた。優しい。
その後日、「俺の背を縮めたら、肉体操作で学校に来られないくらい辱めてやる」という脅迫で破瓜に成功。
その直後、もう一度迫ろうとしたら無意識に能力を発動させ背を縮められてしまう。
慌てて戻そうとする波留を制止し、何を思ったか主人公、ショタサイズに縮んだままもう一発。
「自分より大きな女の子と交わってみたいと思ってた」と言うが、それはもはやサイコパス以前に意味が分からなさすぎて気持ち悪い。
しかも、波留も波留で「これじゃイけない、刺激が足りない」と言い出す。
まぁ確かにショタのイチモツじゃ小さくて刺激が足りないだろう。
だとしたって、凌辱ゲーなのに2回目のHシーンでこのセリフはちょっと……。
それが終わって後日、また波留に肉体催眠をかけようとするが、かからない。
スリーサイズが変わったのかもしれないと思い、それを聞き出すために美桜から趣味を聞き出す。
記憶改ざんができるようになった主人公は「スリーサイズを聞かれても答えるくらい親密な関係」という記憶を刷り込み、スリーサイズを聞き出す。
すると、バストが1cmだけ縮んでることが判明。
何でそこだけ縮んでるのか疑問に思いつつも、記憶改ざんは解いて「自分から乳首をいじりながら迫る」という催眠をかけて一発。
そのあと、今度は自分の背をイチモツが入ってるかどうか分からないくらいまで縮めさせるという、こっちとしても何の需要があるのか分からないプレイを始める。
主人公曰く「男のロマン」とのことだが、そんなロマンは聞いたことがない。
その後、妨害しにきた梨子を催眠で難なくまいて、波留の胸を異様に大きくしてパイズリさせる。
一応この段階ではまだ催眠で脅迫し無理やりさせてる状態だというのに、波留の顔は何故か笑顔である。
+ ...
かと思ったら笑顔のまま亀頭を舐めるように舌を出すし、
+ ...
顔射しても笑顔で受け止めている。
+ ...
疑問はこれだけに留まらない。
まだ妊娠してないにも関わらず、「母乳が出ている」というテキストが出てくる。CGにはそれらしきものは見当たらないが。
この直後に波留も「お乳が出てる」と言っている。
+ ...
妊娠してない女の身体から何故母乳が出るんだ。人体の神秘とでも言うつもりか。
この展開について友達に聞いてみたところ「妊娠してないのに母乳出ること自体はエロゲではよくある」らしい。
そうだとしても孕んでからやれよという話である。折角孕ませモノやってるんだから。

その次に催眠をかけようとしたがまたかからず、知ってるスリーサイズより1cm縮んでると想定してかければかかった。
そして男子トイレまで連れて行き、小便器に立ちションさせるプレイが始まる。何か特殊プレイまみれだな波留ルートは。
終わってから何で胸を縮めてるか聞くが聞き出せず、別の日に街で会った時に聞き出せた。
曰く、「昔好きな子に告白したがフラれ、その子は自分より胸が小さい子と付き合いだした。それ以来コンプレックス」とのこと。
「みんな私のこと、胸が大きすぎて変だと思ってる」と言うが、主人公は「俺は胸の大きい坪平が自然だと思うし、好きだ」と言う。てめーは全貧乳女子を怒らせた。
その台詞直後の「波留が目を丸くした」という地の文を見て、正直私は「まさか」と思い、
その後突然入ってきたストックホルム症候群の簡易症状説明を見て「あっ(察し)」となりました。
そのままそこら辺の茂みで始めることにしたが、特に催眠もかけてないのにいつも以上に濡れている、「もう諦めた」という理由で積極的なことを言ってくる、事後に「先生も気持ちよかった?」と聞いてくる。
脳裏に雪乃の顔がチラつき始めた頃に2人は茂みを出るが、波留が「さっきの好きってどういう意味?」と聞いてくる。
珍しくこの段階でヒロインを何とも思ってない主人公は「胸がでかい方がいいという意味だ」と突き放すつもりで言うが、波留は更に赤面する。ちなみに立ち絵は毛ほども赤面してない。赤面ぐらい作っとけ。
後日、朝方に職員室から呼び出され「胸のサイズ戻したから」と言われ、その直後に「今日はしない?」と誘ってくる。
「忙しいから放課後に」と言ったものの仕事が長引いてしまい夜になるが、それでも波留は待っている。
そのまま主人公をラブホテルへ引っ張り、主人公が何も言わずとも脱ぎだし「先生好き、抱いて」とノリノリ。
最早笑いすらこみ上げてくる。
しかし、前述したようにこの段階では主人公は波留をまだ何とも思ってない。
コレジャナイ感を抱いた主人公は「好きな相手でも耐えられないほど酷いことしたらどうなるのか気になる」という好奇心から、「膣にペ○ス、ア○ルにバイブを挿入し、笑顔でダブルピースさせる」というプレイを始める。
地の文から他にも色々したことが窺えるが、事後に波留が発した言葉は「乱暴な先生も素敵」。
頭を抱えたい気分になる主人公、頭抱えたいのはこっちだバカ。
その後も主人公と波留の距離は縮まり、ついに主人公の家で始める始末。
そして、そこで波留の妊娠が発覚。作ってないのか立ち絵がない。
他ルート同様に家でも始めるが、その前に何か波留に惚れ始めてるが認めたくはない的なモノローグが入る。
ああ、うん、いつものパターンですか。もう私は何も言いません。
とは言ったものの、主人公はまだ野望を諦めきってないとのことで「他の女に手を出すこともあるぞ」と言うが「先生は絶対に私のところに戻ってくる」と自信満々。
実際主人公はモブ女子に手を出してる(数クリックだし背景真っ黒ではある)。
しかし見事に波留が言った通りになりつつある主人公は本格的に惚れてることを認め始め、波留の両親に挨拶しないことを不誠実だとすら思い始めた。
ちなみに、波留曰く両親は「孫ができるから、悲しいと嬉しいが半々」とのこと。坪平家はまとめてお花畑かよ。
尚更名乗り出ないとと思っていると波留が迫ってきて家で一発ヤり、その後はダイジェスト方式で時間経過し卒業・出産。
あとは他ルートのように純愛()エンドである。

 ハーレムルート
ルートとは言っても、全員を破瓜させた後にひたすらHシーンを流してるだけだが、一応簡単に紹介しておこうと思う。

舞台は卒業式の学校。
たくさんの学生が未来へと旅立っていく素晴らしく晴れやかな日、主人公の頭の中は素晴らしく下劣なことでいっぱいになっていた。
それを叶えるべく、月1しか使用できないというデメリットを除けばほぼ制限なく常識改変を行える広範囲催眠を使った。
トップバッターは既に妊娠済みの雪乃、場所は卒業式真っ只中の壇上。
卒業生代表として挨拶してるらしい雪乃を背後からバイブで責めるシーンだが、どうしても私には床に寝転んでるようにしか見えない。背後に誰もいないし。
+ ...
卒業式が終われば、次は式後の教室でモブ女子(妊娠済み)に囲まれながら美桜(妊娠済み)と記念撮影しながら一発。
その次は記念撮影しながら波留と一発。
卒業式が終わると、神様から無条件でかけられる万能催眠を授けられる。
その際のテキストで結構な範囲の脱字が見つかった。多分原形はスリーサイズだったんだろうな。
+ ...
こうして無事サブタイトルを達成した主人公は、本格的に好き勝手し始める。
まず雪乃と美桜を自宅に連れ込み、美桜に顔に座られたまま雪乃と騎乗位を始める。
ちなみに、このシーンの前に『雪乃の台詞なのに、一瞬だけ雪乃の立ち絵が出て美桜に変わる』『美桜の台詞で立ち絵がない』という現象が発生する。
それも問題だが、卒業後のシーンであるにも関わらず制服着用なのも見過ごせない。
+ ...
そのシーンが終われば、梢とかのんを並べて一発が始まる。勿論両方とも妊娠済み。
かのんに挿入して梢に指マンするシーンだが、指どころか手も見当たらない。その後差分で出てきはするが。
そしてフィニッシュすれば普通なら梢との本番も始まりそうなものだが、次は梢のようなことを言ってシーンは終了である。
次は波留と梨子。お前ら実は仲良しなのか。
2人並んで尻を突き出させ、波留から挿入するが途中で梨子に挿入。
……なのはいいのだが、波留から抜いたはずのチ○コが残った状態のまま梨子にも挿入されてるという、チ○コが分身する怪現象が発生。
+ ...
そして、分身チ○コは同時にフィニッシュ。
+ ...
一応「交互に突っ込んで最終的にどっちで出したのか分からない」というシーンだったのだが、差分をケチったせいかただの超常現象と化してしまった。
その後は「子供なんか女が育てりゃいい」というゲスなモノローグを数行流してスタッフロールだ。

感想
  • 主人公は徹頭徹尾ゲス野郎だしヒロインも自ら股を開いてるが、
 ヒロインが股開くのは催眠のせいだし、電波飛ばしてまで純愛()エンドに落とすよりは1000倍胃に優しいルートだった。
  • 主人公1人×複数ヒロインのシーンで、1人をイかせたら後はダイジェストなのはいただけない。
 せめて全員分ちゃんと書け。


全体的な感想
  • 主人公が学生時代のいじめを引きずって関係ない教え子に八つ当たりし、それすら復讐とまではいかないと思うほどのゲスなのに、肉体関係持ってる内に自動的に情愛まで持ち出すのが疑問でならない。
 別に純愛エンドを否定したいわけじゃない、ゲス男が1人のヒロインに本気で恋するというストーリーは決して悪い物じゃない。
 しかし、それはちゃんと緻密に、濃密に練ってそれ相応の時間をかけて描いていくからこそ素晴らしい物語になるのであって、
 ヒロインの悩みに一言二言言及しただけでヒロインがこれまでされたことすら帳消しにして惚れ、釣られるように主人公が惚れてるんじゃ「電波」の二文字しか残らないだろう。

  ・Hシーン
さて、長々とシナリオについて語ったところだが、
最後にまた恐らく長々と語るであろう要素は「Hシーン」についてだ。
ご存知の通り、エロゲー業界とは「エロさえ良ければ他が多少クソでも許されるが、エロがダメなら問答無用でクソ」とされる仁義なき修羅の世界。
まして抜きゲーとなると実用性以外はほぼ求めてないという人もいるため、尚更エロには注力しなければならないはずである。
はずなのであるが……。

では、【グラフィック】【音響関係】【テキスト】の3項目に分けて紹介していこう。

 【グラフィック】
まず、エロの要たるグラフィック。
低質な塗りやパース狂い、CGモードでは差分を逐一表示して水増し、HシーンでエロCGがない、
果ては忘れがたき去年の作画崩壊(R-18G)などなど、要であるが故に問題の温床になりやすい要素でもある。

まずは量に目を向けてみよう。
CGはトータル79枚、差分込みの総枚数は301枚。
回想はトータル75個。
ヒロイン別に見てみると、

雪乃CG:16枚(差分込60枚)
  シーン:15個
梢CG:14枚(差分込53枚)
 シーン:14個
美桜CG:12枚(差分込46枚)
  シーン:11個
波留CG:12枚(差分込46枚)
  シーン:12個
かのんCG:10枚(差分込37枚)
   シーン:10個
梨子CG:10枚(差分込38枚)
  シーン:9個
複数CG:5枚(差分込21枚)
  シーン:4個

雪乃はメインヒロイン(推定)なのでCG数・シーン数が断トツなのは理解できるが、その他ヒロイン同士で差がかなり明確に出ていることが少々引っかかる。
しかし、全体数だけ見れば画集にもならないということはないだろう。
ちなみに、抜きゲーらしくHCG100%である。

次に、質の方に目を向けてみる。
まず目につくのが、立ち絵やパッケージイラストに比べて粗い塗り。
一部ではあるが、グラフィッカーの中にとんでもない下手くそがいたか、クレジットに載ってない外注グラフィッカーがいたと思われる。
  • 粗い塗り
+ ...

この他にも、
  • 中に出したはずなのに異常な飛距離を誇る精液
+ ...
  • ラブラブHのはずなのに何故か消えてるハイライト
+ ...
  • ア○ルプレイをしてるわけでもないのに変な位置から出てる精液
+ ...
  • 塗ろうという気を感じさせない尿
+ ...
  • 行為開始から絶頂まで一切表情が変わらないヒロイン
+ ...
  • テキストとCGの体位が不一致
+ ...
  • 母乳が出てるはずなのに、それらしきものは一切見当たらない
+ ...
  • 差分4つ中3つが何も変わってないCG
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  • 右手周辺がどうなってるのかよく分からないほど手を抜いた塗りと線画
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などなど、この時点でより取り見取りの疑問点が並ぶが、
この程度ははっきり言って些細な問題であり、抜きゲーだと言うのに抜くのに支障が出る問題まで兼ね備えているのだ。

まず、ここ近年の傾向としてア○ルにはモザイクをかけないエロゲも増えてきており、本作もモザイクをかけてない。
しかし、そのア○ルの描き込みがポムポム○リンを彷彿とさせるほど雑な代物となっている上、
物によってはありえない位置にア○ルがある恐怖画像まで仕込まれている。
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そういうものなのかと思いきや、ア○ルにバイブを挿入してる時はモザイクがかかる。
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「何か挿入したらモザイクかけなきゃいけないのか?」と思ってたら、とうとう何も挿入してないのにモザイクがかかってる物まで出てきた。
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これに加え、モザイク処理を担当したスタッフ(誰かは分からない)は新人なのか、規制の何たるかを理解していない。
本作は規制しなくていいはずの角度でもモザイクがかかったり、規制する必要がない物ごとモザイクをかかっていたりするのだ。
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正直、私はいつか精液にすらモザイクがかかり始めるのではないかと不安を覚えながらプレイしていた。

また、ヒロインの中には妊娠後のはずなのにCGがボテ腹になってないというジャンル詐欺レベルの物まで出てくる始末。
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そして極めつけには、ヒロインは全員処女のはずなのに破瓜シーンで出血してるようには全く見えないという、処女厨が暴徒化しかねない現象まで発生。
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かのんだけは血がちゃんと見えてることから、恐らく血ごとモザイクかけてるのではないかと思われる。
ア○ル関連の件も然り、チーフが本当にチェック・統一等の仕事をしているのか疑問で仕方ない。
チーフが誰なのかはスタッフロールからは分からなかったが。

ところで、Hシーンの話とは少しズレるがヒロイン達の立ち絵も手抜き感漂っている。
原画や塗りなどのクオリティには問題ないのだが。
表情差分はしっかり数えてないので定かではないが、各ヒロイン大体5~6個。
服装差分は2~3個、全員共通で制服と私服があり、一部ヒロインに体操服がある。
ポーズ差分に至っては全員1つしかない。
孕ませものらしくボテ腹差分も用意されているが、全員制服のみである。
妊娠してからは私服になってるシーンも多いというのに、制服しか作ってない。
私服のシーンはバストアップにしてお腹あたりを見切れさせることで何とかしようとしたようだが、それでもボテ腹なら膨らんでいるはずの部分に何の変化もないので、
これでは「私服のボテ腹差分作ってません」と自供してるようなものである。

グラフィックだけでもごらんの有様であり、
原画家はポムポムア○ル、一部ヒロインが妊娠後なのにボテ腹CGじゃない、卒業後なのに制服きてHしてるヒロイン達。
グラフィッカーは一部塗りが粗い、モザイクの必要がないものにまでモザイクをかける。
チーフは粗い塗りや不要モザイクの修正をしていないという杜撰なチェック体制、モザイク処理箇所の不統一。
こんな感じで等しく全員がやらかしている。
この時点ですでに酷い状態だが、魔窟はまだまだ続くのである。

 【音響関係】
抜くのに支障をきたす問題は音響面にもある。
一体何かと言うと、ありとあらゆる音のケチってる感だ。

エロゲーのHシーンはまず挿入のSEから始まり、ピストンのBGSとヒロインのBGVがあり、射精のSEで終了するのが恐らくオーソドックスだと思う。
私がやってきたものはそうだっただけなので、普通は違う箇所とかあったらごめん。
しかし、本作にはその全てがない。
そう、全てだ。
挿入SEもピストンBGSもヒロインBGVも射精SEもない。
行為中に聞こえる音と言えば、2種類あるHシーンBGMの内の片方とヒロインの台詞ボイスのみ。
Hシーンに限らず全編通してSEはテキストで表現されていることも含め、とことん音をケチっているのだ。
OPも然り、SEを作る金すらなかったのだろうか。

これだけでも人によってはオカズにできない状態だが、前述したHシーンBGM関係の問題もある。
片方は緊張感のある凌辱シチュ向きのBGM、もう片方はほっこりほんわかしたラブラブH向きのBGM。
完全に傾向が別れてる2種類だが、凌辱シチュに前者、ラブラブシチュに後者が使われると決まっているわけではなく、逆のパターンも存在している。
ラブラブシチュで前者が流れる分にはまだいいのだが、凌辱シチュで後者が使われるとミスマッチ感がとんでもなく強い。
催眠で無理やりという合意を得てない凌辱シーンに流れる、どうぶ○の森で5時~6時くらいに流れてそうなヒーリングBGM……。
まず目の前で見ているものと耳に入ってくるものが違う上、ヒロインが嫌がるボイスとBGMとで雰囲気が完全に乖離しているせいで行為に没入するのを邪魔される。

また、近年クソエロゲー界隈ではNGボイスの混入がトレンドのようだが、本作もしっかりトレンドを抑えている。
と言っても、雪乃ルートでのドS覚醒手コキのシーンの1つだけだったが。

 【テキスト】
さて、残るはテキストのみとなった。
テキストもまたグラフィックと同じく問題の温床になりやすい要素であり、結論から言ってしまえば孕らポコももれなく問題まみれだった。
まずは量に目を向けてみよう。
以下が各ヒロインごとの平均クリック数である。

雪乃:105クリック
梢:104クリック
美桜:108クリック
波留:76クリック
かのん:72クリック
梨子:85クリック
複数:79クリック
※小数点以下は四捨五入

流石にクリック数の相場までは分からないので、体感した感じで言えば「短いな」と言う感じだ。
擁護しておくと、シーンによっては200クリックを超えるものも少しだけあるので、オカズとしての実用度は全くないとは言い切れないと思われる。
孕らポコの場合は「ずっぷよりは長い」で済まされてしまいそうな気もするが、ヒロインの半数が平均100以下は少ないのではと思うので一応触れておく。

質の問題で言えば、Hシーン中の誤字脱字誤植がいくつか見つかり、
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テキストの使い回しも発見された。
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これらは昨今のクソゲーでもよく見る粗なので「よくあることじゃん」で済まされる。
しかし、問題はこれだけに留まらない。

孕らポコには前述したように音をケチってるという特徴があり、SEとして入らない音は全てテキストで補填される。
それは別にいいのだが、そのピストンや射精音テキストが酷い。
+ ... imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (058.jpg) imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (059.jpg) imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (060.jpg) imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (061.jpg)
一応「パン!パン!」などマトモなものもあるが、この童貞にでも書かせたのかと思うほどの謎効果音の印象がとにかく強い。
最初はネタ要素として笑えなくもないが、慣れて笑えなくなってくると「行為への没入阻害」「クリック数の水増し」くらいに感じないため、単純に邪魔でしかない。

水増しと言えば、射精及び絶頂をテキストで示唆してから実際に射精や絶頂するまでやたら時間がかかる点も見過ごせない。
普通なら主人公が「出すぞ」と言ったら多くても5クリックぐらいで実際にそうなるものだが、長いものでは15クリック近くかかるものもある。
それがヒロインの喘ぎや台詞ならまだいいのだが、殆どがピストン音や地の文で占められるため「お前の一人言はいいから早くしろよ」という気分にしかならないことの方が問題だろう。
これもやはりクリック数の水増しと感じてしまうし、もしそうなら「ずっぷからの反省かもしれないがクリック数増やせばいいってもんじゃねーぞ」とシャウトしたい気分だ。

本作は、
  • 余計なものを混ぜてただのストレス要因に成り下がったゲームシステム
  • 主人公をサイコパスにしたくせしてロクに描写もせず無理にいい話にしたせいで電波と化した胃と頭の痛いシナリオ
  • 音響方面を徹底的にケチり、その二次災害として誕生した童貞効果音
  • 原画家も塗りも一部仕事が粗い上、グラフィック関係を統括するチーフが仕事をしてない

こんな感じでゲームの仕様に問題点が集約されており、進行不可やセーブデータ破壊などのバグは見当たらない。
唯一それかなと思うのは「CG・回想モードでページジャンプボタンに触れると画面が一瞬乱れる」「共通ルートでフルスキップしていると、OPもスキップされたのに主題歌だけが流れ続ける」の2つくらいだ。
前者は画面乱れは本当に一瞬だけでページジャンプの機能自体に問題はないし、後者は放っておけばその内止まるので特筆すべきものでもない。

こうしたことから本作を正統派ストロングスタイルクソゲーとして支持し、ここに選評として記録を残す。

過去に体験版だけやったり友達から評価聞いたりしたものはたくさんあるけど、初めて金出して買ったゲームがこれなんだ。
きっとメーカー名が「みるきーぽこ」なのにメーカーロゴで「みるきーポコ」となってるにも関わらず地雷探知できなかった時点で、私は負けていたんだろう。
こんなゲームにエロゲー処女を捧げてしまった私を慰めてください。

補足


650: 名無しさん :2018/11/24(土) 23:05:17 ID:vI5AS9S6
選評乙
むしろよく一月で書き上げたとさえ思う

>>642
質問なんだけど、実際のプレイ時間と攻略サイトにある最短ルートでクリアした場合どれぐらいになるか見当つく?

661: 孕らポコの人 ◆XksB4AwhxU :2018/11/25(日) 00:14:03 ID:ZYe7jp5c
>>650

個別ルートが大体1時間半~2時間くらい。
ハーレムルートは1時間もなかったんじゃないかな。
広範囲催眠のコンプは1時間は超えてたと思う。
ちゃんと計測してたわけじゃないから不確かだけど。


698: 孕らポコの人 ◆XksB4AwhxU :2018/11/25(日) 22:40:59 ID:ZYe7jp5c
みんなの意見を聞く限り、OPソングに関しては私が見当違いをしてしまったようです、ごめんなさい
OPの部分は、OPムービーに関すること以外は削除するという形で、ここで訂正させてください
よろしくお願いします

お騒がせしてしまいました
最終更新:2018年12月15日 17:55