タイトル |
甘やかせカノジョのいる生活 ~一途な銀髪美少女は好きですか?~ |
 |
ブランド |
monoceros+ |
ジャンル |
銀髪姪っ娘に癒され甘やかされて相思相愛♥同棲生活を送るビジュアルノベル |
メディア |
ダウンロード |
シナリオ |
assault |
原画 |
なえなえ |
彩色 |
六九導イツキ |
発売日 |
初回限定版:2019/10/25 |
価格 |
抱き枕カバーセット版:12,000円(税別) ソフトDL版単体:1,300円(税別) |
選評
430: 甘やかせカノジョのいる生活 選評 ◆Ra9j1sVq3. :2019/10/30(水) 18:37:12 ID:ZogMOzZU
甘やかせカノジョのいる生活 ~一途な銀髪美少女は好きですか?~
ジャンル 銀髪姪っ娘に癒され甘やかされて相思相愛同棲生活を送るビジュアルノベル
ブランド monoceros+
発売日 2019年10月25日
価格 1300円+税 (ソフト単体DL版)
12000円+税 (抱き枕カバー付き限定版)
謎の新規ブランドmonoceros+の処女作。
最近良く見るロープライス作に抱き枕カバーを付けて1万円オーバー商法の胡散臭いスタイルであるが、他の同スタイル作と比較しても極端に酷い。
○登場人物
本作の主人公。
ヒロインのの従兄弟で会社員という情報以外何もかもが謎。
唯一のヒロインで主人公の姪っ子。
ロシア人とのハーフであるが両親が海外出張に行くのでその間主人公の元に居候する事に。
料理が得意という(半ばヤケクソ気味に付与された)特技がある。
○シナリオ
選択肢無しの一本道シナリオ。射精先の選択すら無い。(確かにジャンルはアドベンチャーではなくビジュアルノベルだが・・・)
非常に短く丹念に読んでも30分もたない。サラサラ読めば10分台が見えるレベル。
アーニャがやってきた理由の発表→取って付けたような料理シーン→エロシーンのオンパレード→エロシーン見ながら終わり。
エロシーン乱発の区間は本当にエロシーンばかりで、エロシーンが終わるとすぐさまエロシーンに入る。
エロシーン回想モードだけでゲーム中文量の95%はカバー出来るだろう。
○問題点
本作の薄さはプレイすれば誰もが呆れ果てるだろう。
以前同スタイルで販売していたロープライス作「カケオチ」が価格を考慮しても薄すぎとして選評を提出したが、アレ以上である。
まずインストール容量からしてカケオチは約600MBの所、本作は驚異の367MBでありおよそ半分近い。
600MBでどうしようも無かった物が半分でどうにかなる訳も無いのは必定である。
冒頭の邂逅シーンと取って付けたような料理披露シーン(しかも料理してる過程も一切明らかにされず、単に主人公が食って美味いと唸るだけ。)以外は一個が短いエロシーンの塊に過ぎない。
エロシーンの一個一個も短くワンパターンで適当感がありありと伝わってくる。
どんなに引き伸ばしてプレイしても30分はかからず、普通にやってれば余裕で20分そこらで終わる有様。
またCG数も薄く、基本10枚(内1つは非エロ)とやはりカケオチの半分でしかない。
ここまで来ると画集にはなるという言い訳すら成立するか怪しい。
ここまで短い時点でまともな話を期待するだけ無駄なのだが、公式が紹介している様な要素すら消化出来てない。
イチャラブだのヒロインに甘えるだの謳っているが、イチャも何も特に理由も無く主人公のオナニーを見て好きだからセックスだ!と詰め寄ってはエロシーン乱発するだけ。
甘えるも最序盤にやはり取って付けたように膝枕シーンが有るだけ。
しかも「疲れてる!?よし膝枕だ!バッチコイ!」と言わんばかりの無理矢理感溢れる物。
上述の料理もそうだが設定した以上無理矢理消化しなければと思ったのだろう。
しかし中途半端に消化する位なら端からそんな物はナシにしてエロシーンに専念した方が余程マシである。
また「NTRはありません!」とわざわざ宣伝する位変化球性癖に行かない様に配慮してると見せかけて最後のエロシーンに平然とボテ腹セックスという変化球を投げてくる。
百歩譲って十分ストーリーを踏まえた上でそういう展開になるならまだいいが、本作ではエロシーンオンパレードの流れでいつの間にか妊娠してボテ腹化してるので面食らう事間違いない。
更に驚くべきはこのボテ腹セックスのままエンディングを迎える事だ。
下記画像の様なアホな会話を挟んで射精し、そのままブラックアウトしてゲーム終了になる。スタッフロールすら無し。
そもそも学校が休みの間だからこっちに居るという話だったのにボテ腹になる程時間が経過したのに何故まだ居るんだ?
といった諸々の謎は全て投げ捨てられてる。
実際にヒロインの母にこの事を話してどうなるのかも分からず仕舞いであり投げっぱなしジャーマンもいい加減にしろと言った所だろう。
因みに主人公の名前は自由に変更可能だがヒロインは終始「あなた」としか呼ばない。
別にカタコト外国人でも無いのにエロシーンでもあなたあなた言うので違和感は拭えない。
普通に固定名の主人公で良かったのでは?と思わずにはいられない。
サブタイトルの「一途な銀髪美少女」というのもまるで意味不明である。
確かに作中で他の男に唾つけたりしてる訳では無いが、それは単に他の男が登場していないだけであるし、
実際に会うのが初めてな主人公に会って数日で好きだのセックスだの言い出すのが一途なのかと言うと甚だ疑わしい。
○まとめ
抱き枕のオマケなロープライス作としても薄すぎだったカケオチの頭上を大きく超える一作。
露骨に「ゲームなんて作りたくねえ!抱き枕売って儲けたいだけ!」という気概が伝わってくる。
そこまで作りたくないなら素直に抱き枕だけ売れば良いと思うのだが、こういった無理にゲームを抱き枕に付けるメーカーがソコソコ居る以上は何か大人の事情が有るのだろう。
もっともそういった諸事情は横に置いても、本作が値段を考慮しても十分薄すぎなクソゲーなのは疑う余地も無い。
これだけ薄いとキャラへの愛着も何も無いので抱き枕とセット販売する相乗効果も見出だせない。
数少ない救いはシステム面は並で特にバグも無い事だけだろう。
最終更新:2019年12月08日 00:24