絶対女帝都市~叛逆の男・カムイ~ 選評

タイトル 絶対女帝都市~叛逆の男・カムイ~
ブランド アストロノーツ・シリウス
ジャンル 軍服美少女陥落アドベンチャー
メディア DVD-ROM
原画 M&M
シナリオ すまっしゅぱんだ/霧島へるん/なかぢ/他
発売日 2020/2/28
価格 パッケージ版:8,800円(税別)
ダウンロード版:未定

選評

【2020】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 1本目
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1580479200/
135 名前:絶対女帝都市 ◆FWGzc57s3c[] 投稿日:2020/03/09(月) 22:29:01 ID:XPejbNvo
タイトル:絶対女帝都市 ~叛逆の男・カムイ~
ブランド:アストロノーツ シリウス
発売日:パッケージ版:2020/02/28(金)
価格: \8800円 (+消費税)
   容量:1.65GB

ストーリー
近未来。
地球規模の大災害『破局』によって世界は混迷の時代に入った。
国家は崩壊し、隕石落下による大破壊を逃れた大都市を中心に
新たな支配体制が形成された。
『クイーン』が支配する都市国家群『サンクタム』は、
女性中心の価値観によって圧政を敷いていた。
男たちは迫害され、要職どころかまともな仕事に従事することもできず、
都市の外周のスラムで生活することを余儀なくされていた。
サンクタムを構成する都市のひとつ、『アストライア』でも、
男たちは虐げられていた。
市民を監視する公安警察『グレイス』は、女帝に永遠の忠誠を誓った
女性のみで構成された憲兵組織『ナイトメアレーベン』を頂点として
恐怖と暴力で都市を治めていた。
ナイトメアレーベンとスラムの男たちは日夜衝突を繰り広げ、
力なき人々は街の片隅で息を潜めて暴力が過ぎ去るのを待つしかなかった
そんなアストライアに、漆黒のバイクを駆るひとりの男が足を踏み入れる。
男の名はカムイ。
ナイトメアレーベンの女たちを討伐し、圧制から男たちを解放するため、
カムイの戦いが始まる

SLGモード
基本はマップにある征圧地域に隣接した拠点をクリックすることでそこを征圧出来る。
各ステージにはPHASEという数値が設定されていてここが上限をこえてしまうとゲームオーバーになる要素がある
拠点には3種類あり
白→何もない、そのまま征圧可能。
赤→敵兵が潜んでいる。 戦闘に勝つことで征圧可能。
!→ヒロイン戦などストーリーが進む。

敵との戦闘
戦闘では戦闘力という数値の高さで勝敗が決まる。
カムイ側は赤い地域を征圧したり、捕えたヒロインとの基地イベントを見ることで戦闘力が上がったり+補正がかかったりする。
一方でヒロインサイドはターン経過時に放送が起こり、これによって敵の戦闘力が上がる。
 >最もこのゲームはターン送りが出来ず、一度戦闘しないと元に戻らないので上がったところでどうしようもないのだが。

問題点
何の面白みもない作業、正直不要だったというのが正直な感想
基本隣接する地域を適当にクリックするだけでいい。PHASEも高めに設定されている上ヒロインイベントで増えたりしないので気にする必要はない。
 >ただしあるステージでは異様に少なく設定されており、そこでは「シナリオで落とすべき拠点が書かれる」「征圧するとPHASEが減る拠点がある」ということに気を付けて立ち回る必要がある。
  >なおこういう凝ったステージは全10ステージの内たった1つのみ。後半に至ってはただの一本道になる。

終盤ともなると一本道+全マス!なのでイベント→マップに戻ってクリック→イベントが立て続けに起こるので煩わしい。スキップがあまり早くないのもそれに拍車をかけている。

今作の凌辱要素として基地をミュータントに攻められヒロインが凌辱される。その条件が「基地を襲撃されたら数ターン放置」なのだが本作にシーンジャンプやターン送りといったものはない。
そのためシーン回収のためにわざわざ本編も見ないといけない。
順当に回収しながら進めるとラスボスが主人公と対峙する前に凌辱シーンが先に来る。
 >このラスボス、主人公に完全勝利するくらい強いのだがこっちでは案外あっさりやられる。
どうでもいいけどこのスローター立ち絵は太った灰色や薄茶のオークみたいなのだが凌辱CGでは筋肉バキバキの褐色肌だったりする。

ADVパート
基本的に静か。本編はほとんどボイスのない男主体でヒロインも一度捕まったら本編ではフェードアウトする者が多いため。
 >一応ラスボス戦では力を貸してくれるが5人中3人のみ。
 >そもそもモブの女も一人しか登場しない。作中では10万人以上の女がいるらしいが。
ヒロインは戦闘時にSLGの戦闘力を参照する仕様のため戦闘シーンは結構カットされている。スローターの凌辱される前の戦闘の方が書き込まれているくらい。
そのためヒロインによっては「フェイントにかかりやすい」という弱点をついて倒すシーンがあるがそんな描写が一切ない不遇な扱いをされていることも。

また基本1戦目では勝負は流れることが多いのだが「せっかく捕まえたり優勢なのに考え事をして逃げられたり逆レイプされる」というシュールな展開も。
ヒロインの格差も酷く、回想でシーンが7つあるヒロインが大半の中「2、3つしかないヒロインがいる」「7つ中3つは主人公が幻覚で見た他ヒロインとのシーン」といったものもいる。
特にエンジュというヒロインは本編でもあっさり連敗して退場するわ基地イベント無いからエロシーンも少ないわの哀れに思えてくる扱い。

終盤は急展開の連続な上、俺達の戦いはこれからだEND
  >続編ありきの措置なのだろうだが、エンディングで突然腐れ縁のメカニックヒロインが出てくるというめちゃくちゃぶり。


気になった所
あるヒロインが「捕まった仲間が主人公に手を貸していると聞いた」というシーンがあるが当時の状況では敵意むき出しなので考えにくい。その時の2人のうち1人は結局最後まで手を貸してくれない。
  >SLGで基地イベントによる戦闘力バフのことを指している?

主人公の手下にモヒカン、グラサン、メットといった世紀末3人衆がいるがモヒカンは立ち絵ではフルフェイスメットを被っておりモヒカンは見えない。
  >初めは遮光マスクみたいなものを被っていて頭部は露出しているのだと考えていたが、あるイベントで「ヘルメット」と出たのでやはりフルフェイスだった模様。

パッケージや公式に「グレイス」という単語があるが本編では自分が見た限りでは出てこなかった。
 >一応「グランツ兵」という敵は出てくるが。


まとめ
なんていうか色々と未完成感が凄かったです。
特にSLG部分ははっきり言って邪魔でした。
長所としてエロシーンは長めなのですが、これもスキップが遅い、シーンジャンプできない、見ないと本編進めない(戦闘力足りなくなるから)といった要素がかみ合ってイライラしました。
最終更新:2020年09月26日 12:54