ブランド |
evoLL |
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ジャンル |
女まみれの孤島脱出ADV |
原画 |
羽鳥ぴよこ |
シナリオ |
池かなた |
発売日 |
2022/3/25 |
価格 |
5,800円(税別) |
選評
186: 南国プリズン 選評 ◆kpIy6y/jcA :2022/06/21(火) 20:41:14 ID:e.XvsH8Q
タイトル:南国プリズン
~漂流した無人島が子作りしないと出られない島だった件~
ブランド:evoLL
発売日:3月25日
価格:5,800円(税抜き)
ジャンル:女まみれの孤島脱出ADV
原画:羽鳥ぴよこ
シナリオ:池かなた
◎あらすじ
僕は夢を見ていた。
これまで会ったこともない美女とセックスしている夢だ。
めくるめくセックスの快感。美女が言う。
『やはり妾の見込みに誤りはなかった……おまえだ。おまえ
こそ、我が力を顕現しうるもの……』
快感に思わず精を放ったその瞬間、夢は醒め
僕は波打ち際で目を覚ましていた。
異端の考古学者【沢田礼次郎】は、助手【島流ユメ】と
古代ヴロンコ文明発祥の地
始まりの場所と呼ばれる『聖地』を目指すべく
研究旅行にでかけた……までは良かったのだが
気が付くと何処とも知れない島の波打ち際に
何故か下半身丸出しで倒れていた。
その後、ユメと合流した礼次郎は島の探索に乗り出すと
漂着したこの島こそ目的地の『聖地』だと判明。
更には別の漂流者である4人の女性たちと知り合い
島脱出に向け共同のサバイバル生活をすることになった。
そんな中、島の奥地で大遺跡を発見。
そこにあった碑文には、預言が書かれていた。
『島に来たる比古、すべての姫と悦びを極めることなくして
島を出ること能わず』
解読が正しければ、島を脱出する為には、ユメを含めた5人
の女性全員と子作りをしなければならないらしい。
そんな馬鹿な……と思う礼次郎だが、他に方法が思い付くわ
けでもなく、女性経験のない礼次郎は
ユメの手助けを借り、預言を成就させようと奮闘するのであ
った……。
「いや、待てよ? ……そもそも僕に助手なんかいたっ
けか?」
◎シーン数
攻略ヒロイン5人でシーン数は45。但しすべてのシーンは一枚絵で差分のみ。よってCG数も差分含めて45。絵師は良い仕事をしていて、後述の問題さえ無ければミドルプライスの抜きゲーとしては何とか及第点。
◎問題点
量産型ラノベ風なタイトル副題に、わくプリかと思うような頭がおかしくなるあらすじで何となく想像できそうであるが、中身はその予想を下回ってくる。
まず本作はエロシーンとエロシーンの間が縮地の様に進んでゆき、気付けばエンディングに到達している。
主人公は気付いたら体1つで何処とも知れない場所にいるという、ある意味極限の状況だが、悲壮感どころか危機感やサバイバル感すら無い。また考古学の権威らしいが主体的に何かをする訳でも無く、助手を含めて出会った女性の言動行動に従っておっきさせている猿である。
偶然漂着していたというヒロイン勢は全員ネジが飛んでいて、自称カワイイと煩い現役アイドルは只の処女ビッチ、そのマネージャーはアイドルの身代わりと叫びながら竿にとりつく処女マゾ女、姉妹の姉の方は快楽狂で、その妹も清純処女と思わせておいて主人公の素性を知るやマッハでビッチにジョブチェンジする。助手は本作の黒幕的存在だが、設定が電波なせいで全く感情移入は出来ない。
作中選択肢は二か所あるが、一つ目はヒロインに出会う順番が変わるだけ、二つ目は中田氏CGの順番が変わるだけの工夫も何も無い一本道で、完全に無用な代物。
システムはシンプル且つ最低限だが、アイコンの上にマウスのポインターが乗っている状態だと右クリックが効かない謎仕様。
音声・サウンド関係は割と良好だが、口で水をぐちゅぐちゅしているような感じのピストン音と下水管からスライムが湧き出てるような感じの射精音だけは勘弁して欲しかった。
◎まとめ
抜きゲーとしては悪くなかったが、シナリオが全てをぶち壊した。光る素材もあったが使ったミソがクソだったら料理としては成立しない。とても残念な一品だった。
最終更新:2022年06月26日 12:02