ナマイキユメちゃんはおにぃとメチャクチャHしたい! ~ギャルと教師のドキドキ同棲生活~ 選評

ブランド とこはな
原画 柊林檎
企画・シナリオ 浅黄アキ
発売日 通常版・ユメ抱き枕カバー付き:2023/3/31
豪華版:2023/4/3
価格 通常版:3,000円(税別)
ユメ抱き枕カバー付き:13,000円(税別)
豪華版:25,000円(税別)


選評

【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 1本目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1675258385/
592:ナマイキユメちゃんはおにぃとメチャクチャHしたい! 選評:2023/04/15(土) 15:57:29 ID:stUW1K42
タイトル   ナマイキユメちゃんはおにぃとメチャクチャHしたい! ~ギャルと教師のドキドキ同棲生活~
ブランド   とこはな
発売日   2023年3月31日
価格    3,300円(税込み)

あらすじ
数年ぶりに地元に帰ってきた主人公。(名前変更可)
彼は赴任先の学園で、従姉妹である日菜森ユメと再会する。

「おにぃ、久しぶり~!」

昔と変わらず、いや、前にも増して主人公を慕ってくるユメ。
まるで子供の頃のようで、なんだか懐かしい……そのはずが。

「距離感が……近い!!」

今の2人は教師と教え子。
オマケにユメはしっかり成長してしまっている。
なのにこれは流石にマズイと、必死に距離を取る主人公。

だがしかし、その程度でめげるユメじゃない。
だって、ずっとずっと待っていたのだ。

「もー、いいじゃんか別にー! もっと素直に喜びな~?」
「よくねえよ! いいから離れろ! くっつくな!」

かくして、主人公大好きなユメの猛攻が始まるのだった――

キャラクター
日菜森 ユメ(ひなもり ゆめ)
身長:155cm
3サイズ:89/57/88(Fカップ)

好き:深夜アニメ、甘いこども味
得意:家事全般、特に料理
苦手:勉強、苦いオトナ味

主人公の教え子であり従姉妹。
明るく素直で感情表現がストレートな女の子。

オシャレが好きで垢抜けているが、実はとても家庭的。
主人公の前でだけ、子供っぽくワガママになる。
甘えたがりのくっつきたがり。

父子家庭で家に一人になることが多く、昔は主人公がよく面倒を見ていた。
なので主人公は大好きな「おにぃ」で、初恋の人でもある。

初恋は未だ継続中で、再会するなり猛烈に攻め込むも、なかなか振り向いてもらえない。
それでもめげずに今日もくっついては怒られる。

問題点
本作の問題点は主人公の名前である。
ゲームスタートを押して真っ先に求められるのは主人公の名前設定であるが、デフォルトネームがない。
あらすじには名前変更可と書いているがデフォルトネームがないなら変更も糞もなくいきなりやらかしてくれる。
完全主観作品は同人界隈でかなり多く用いられる手法であるが、そういった作品にも大体デフォルトネームは設定されているし、まして商業作品でデフォルトネームが無い作品を探そうとすると尚更希有だ。
ここまでして主人公を没個性化し、ユーザー=主人公を徹底しているにも関わらず、名前の限界は何と最大6文字まで。
スペースも含まれるので、名字と名前をきちんと分けたいのであれば実質は5文字となる。
多くの日本人は4~5文字で収まると思うが、例えば「勅使河原 樹希亜」のように6文字で収まらないケースもあり、キラキラネームが増えてきた現代ではこの傾向は昔よりも顕著だろう。
平成初期のゲームではないのだからせめて8文字くらいは設定出来ても良いと思うが。
そして、これが一番の問題点であるが、最初に設定した名前は「主人公」という単語を全て変換してしまうのだ。
下記のシーンはそれぞれ、主人公とユメが一緒にアニメを観賞しアニメの主人公とヒロインがキスする瞬間を見て驚く場面、ユメが「私なんかやっちゃった?」と発言したことに対して、主人公が「お前は俺つえー系主人公か?」と突っ込む場面、である。
このように、台詞の中の「主人公」という単語が初期設定で付けた名前と同一化しており、文章を見るだけでは全く意味が通らない。

+ ...

名前の問題に比べれば些細な点であるが、公式サイトには「ライトで傷つくことが一切無い世界では無く、しっかり思い悩んで迷う等身大の人間をキャラクターとして配置。Hシーンと並行してヒロインの掘り下げ、関係性の掘り下げを行い、ロープライス帯であっても満足感を得られる濃い内容を提供致します。」と書いているが、
①全編通してダダ甘なライトで傷つくことが一切無い世界が構築されている
②本当に最初だけは教師と生徒だから・・・と思い悩むも、ヒロインが寝る直前に全裸で襲いかかってきた際にはあっさり陥落し、お猿状態になる主人公が等身大?
③父子家庭で主人公がよく面倒を見ていた、父親の世話をしていたのでヒロインは家事好き、アニメが大好きなオタクである、といった要素以外にヒロインの内面や関係性の掘り下げが行われる場面はほぼない。
など紹介と乖離している部分が多い。
また、文化祭という掘り下げをかなり行えそうなイベントは準備期間を完全にスルーし、いきなり本番。
CGはあるものの、大した盛り上がりも無い。
最後もピロートークの中で主人公が「卒業したら結婚するか」とあっさり言い放ち、特にエピローグも無く終了するので「ロープラだけど濃い内容」という売りは微妙だろう。
そもそも主人公とヒロインが急接近するきっかけが、ヒロインがアナニーに使用したペンがケツ穴から取れなくなり、それを主人公に取って貰うという何とも言えないシュール展開となっている。
なお、選択肢は中出し、外出しの1つのみでルート分岐は無い。

総評
「関係性の掘り下げ」を謳っていながらステップアップのきっかけがケツ穴確定というのはどうかと思うし、もっとじっくり描いて欲しいところはカットするのでコンセプトを達成しているとは言いがたい。
しかし、絵は見ての通りかなりクオリティが高く、阿呆っぽいギャルヒロインも可愛い。
ロープラには珍しく主題歌もあり、作詞は何とあの「yozuka*」である。
中身がエロ一辺倒なのもロープラ抜きゲーと考えればまあスルーできる範囲内ではあるので、過度の期待を煽るような公式のコメントを無視すれば、それなりに力が入ったロープラ作品という見方も出来る(エピローグやルート分岐はほしいところだが)。
しかし、名前の部分に関しては看過することは出来ない。
完全主観目線の作品でこのようなミスは致命的であり、自分の名前が賢者の孫の主人公のたとえ話に使われるのを見て良い気分になるユーザーはあまりいないだろう。
本作は名前の重要性というのものを改めて我々に教えてくれるのである。

補足

618:ナマイキユメちゃんはおにぃとメチャクチャHしたい! 選評:2023/04/19(水) 18:36:09 ID:aaowXQ.s
じゃあ少し補足するか。
最初のエロシーンは主人公がヒロインのアナニーを覗いてしまうところなんだが、アナニーの理由は普通のオナニーだと膜を破いてしまうかもしれないけどアナルなら膜も破れないし気持ちいいからOKみたいなノリ。
膜を主人公に破いて欲しいっていう理由は可愛いんだがその代替にアナニーが思いつくJKってどうなんだ?ってのがまずツッコミどころかな。
アナニー観賞↓
+ ...

んで二回目のケツ穴確定事件だがこっちは選評のとおり。
画像↓
+ ...

ちなみに回想は10枠あるんだがそのうち上記のアナニー関連が2つ、授業中にオナニー、電車内での手コキ、買い出し中に我慢できず青姦、で半分を占める。
抜きゲーだから別に良いだろって言われればそうなのかもしれないけど、アブノーマルプレイ多過ぎじゃ無い?
同棲シチュを売りにしてる割には外野プレイとか学校内でのシチュの方が多く、比率は4:6というのも微妙。
アナニー覗いたら実質処女喪失シーンとコスプレHの2枠のみだし(シーン回想の画像の一番右上と一番右下)
シーン回想→
+ ...

あとシーン回想するときに必ず名前入力求められるのがいちいち面倒くさい。
同じく主人公の名前が可変型の1/1彼氏彼女なんかはシーン回想だとデフォルト名で表示してくれるんだけどな。
まあでも徹底的に自分の名前でやりたいって人もいるかもしれないから寧ろこのシステムが良いって人もいるのかな?
個人的には只々面倒くさいけど。
最終更新:2023年10月01日 20:34