739:女体化転生したボクはふたなりで無双する!? 選評:2023/05/14(日) 08:01:21 ID:iDPVTvgs
タイトル 女体化転生したボクはふたなりで無双する!? ~でも、お姉ちゃんたちには絶対に勝てません!~
ブランド アンモライト
発売日 2023年4月28日
価格 2,750円(ダウンロード版税込本体価格)
■ストーリー
「こんなんじゃ女の子とイチャイチャなんて無理ゲーだぁぁ……ッ!」
童貞のまま交通事故で死んでしまったボクは
可愛らしい女の子“ターニャ”に転生してしまったのである!
しかもお姉ちゃんたちはなぜかボクに意地悪ばかりしてくるし……っ!
せめて何か一つでもボクが優位に立てれば……
そんなボクの目に闇市のエグい商品が飛び込んできた!
――この指輪を装着するとクリトリスが“おちん棒”へ様変わりする。
「ボクに足りなかったのは、おちん棒だったんだ……っ!」
しかし、一瞬の隙を突かれお姉ちゃんに指輪を奪われてしまった……!
これでは鬼に金棒……いや、“お姉ちゃんにおちん棒”じゃないか!
■登場キャラクター
●ターニャ (CV:響たなか)
主人公
前世で男だった記憶を持って生まれた女の子。
意識が男のままなので、ペニスがないことに不満を持っている。
単純で素直、少しおバカで天然。処女。
●ユール・セルティクス (CV:椎名旭 )
姉1
勝ち気でSっぽい見た目まんまの性格。
基本は社交的で、誰にでも勝ち気に出るわけではない。
●エリカ・セルティクス (CV:雨森りこ)
姉2
落ち着いた性格。
あまり社交的でなくクラスでは数人程度の友達がいるタイプ。
問題点
転生先の世界観が良く分からない、ヒロインが可愛くない、主人公の頭がおかしい、テキスト等の表現が稚拙、といった点が本作の特徴。
まず、ゲームを開始すると主人公が事故に遭い、転生するところから始まる。
転生ものにおいては、生前の名前を記載しないものも最近は多く、今作もそうであったなら気にすることはなかった。
ただ、本作では画像の通り主人公の生前の名前は「政田 湧泉」であることが明示されている。
しかし、ルビが振られていないので結局本名が何なのかは最後まで分からない。
恐らくは「まさだ ゆうせん」?一発でわかる名前ならともかく、こんな珍しい名前くらいルビを振ってほしい。
この点ではまだ努力の姿勢が見えるアトリエさくらの方がましというものだ。
そんなこんなで紆余曲折あり、別世界へと転生する事になるのだがここでまた疑問が生じた。
キャラの名前を見れば分かるが明らかに日本人の名前ではないにも関わらず、どう見ても日本人の容姿、日本の学園、日本の家屋、日本の道路、である。
名前を横文字にすることで異世界感を出したかったのかもしれないが、逆に違和感しかないので無理に横文字にする必要はなかっただろう。
「魔科学」なる異世界設定もでるが、オチン棒の開発にそれが使われているというだけで大した意味はない。
次にヒロインついて
正直どちらも好きになれないが、ユールはまあ好みの問題なのでまだいい。
だがエリカは正直令和エロゲヒロインの水準に達していないと思う。
何というか全体的におばさん臭いし、CGによっては胸が平なら陰キャ眼鏡男子でも通用するようなレベル。
熟女ものならまだいいのかもしれないけど、これを女子高生として認めたくない思いがある。
↓おばさん臭い立ち絵とキモデブ息子よりもキモデブに見えるエロシーン
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主人公について
元が男で童貞のまま死んだので、転生先では今度こそ童貞を卒業したいと考えており、作中で常々男らしさを強調している。
しかし、口だけで中身は男らしさは皆無で、更に言うと天然を通り越してバカであり、狂気的である。
横暴な姉に対して、オチンボーリングでわからせてやろうとするも姉にあっけなく取られて逆にわからされる→予期せぬ不意打ちを食らったら誰でもこうなるし僕は屈していない!と子供レベルの言い訳
貞操帯をつければ突っ込むことは出来ないと姉の前で宣言するもカギを見せびらかしたのであっけなく取られる→鍵が無くても僕は無敵だもん!と言い放つが何の根拠もない
散々イかされて屈しても、そもそも僕が買ったオチンボーリングなんだからそれでイかされたところで僕の負けじゃないと更に言い訳
このように終始謎のポジティブ性を発揮している。
中盤では、姉にオチンボーリングを使わせないようにするためにどうすればいいか考えて、「男はチラリズムに興奮する=過度な露出には興奮しない、なら痴女的な格好で攻めよう!」という結論に至る。
これだけでも相当おかしいが、ここで主人公がとった選択は「マイクロビキニと猫耳でHなポーズをとってにゃんにゃん言う」というものである。
本当にこいつは前世で男だったのかと疑いたくなるようなレベルだ。
これだけ女々しい行動を繰り返しながら、自分に欲情した配達員に対して僕を見習ってほしいなどと言い出す。
何をどう見習ってほしいのか理解不能である。男らしくあれ、というならそもそもお前の方が女々しいだろと言いたいし、女を欲情した目で見るな、と言うならお前こそ煩悩の塊だろうと言いたい。
また、とあるエンドではチンコが馬並みに肥大する展開になるのだが、この状態で射精するとトイレの鏡を割るくらいのとんでもない威力になるらしい。そのやばい射精をクラスメイトにぶっ放すのはさすがに引いた。
分かっていて射精するのは未必の故意であり、これでクラスメイトが死んでいたら殺人犯である(結果的に死なないけど)
ドジっ娘属性キャラに仕立て上げたかったのだろうというのは容易に察せるが、天然と狂気は全く別の概念であり、結果的にやばいキャラになってしまっている。
↓数々の言い訳と殺人未遂の現行犯
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表現について
まず、文中にやたらとwwwを多用するがSSじゃないんだから記号の乱用は普通避けるべきだろう。作中の雰囲気とマッチするように意図的に使用しているならまだわかるが、少なくともエリカがwwwを使用するのは違和感しかない。
そして、気に入ってるのかわからないがたびたび使用される「お腹がポンポコダヌキになる」に始まり、「精液が出発進行する」など笑わせたいのか何なのか良く分からない表現から「ぽあぽあのぷあぷあ」など気の抜ける表現まで多数。
極めつけは日本語ですらない絶叫まで出てくる。
テキスト以外でも、馬並みに肥大したチンコを一気に二本入れるという物理法則に無視したシーンもある。
↓斬新な表現の数々
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まとめ
低価格の抜きゲーなのに主人公とヒロインにエロとしては魅力を感じず、糞ゲーとしては魅力を感じるというkotyeを見越して生み出されたキャラなのでは?と推察せざるを得ないクオリティだった。