ブランド |
アトリエさくら |
 |
ジャンル |
アドベンチャー |
原画 |
神藤みけこ |
シナリオ |
づか |
発売日 |
2023/4/28 |
価格 |
2,800円(税別) |
選評
753:堕とされた義姉 選評:2023/05/17(水) 23:45:18 ID:0aacsBaY
タイトル 堕とされた義姉 ~憧れていた義姉がクラスメイトの手で快楽調教させられていく~
ブランド アトリエさくら
発売日 2023年4月28日
価格 3,080円(税込本体価格)
■ストーリー
幼い頃に両親が再婚し、姉弟になった誠と美愛。
初めのうちはかなりの距離があった二人だったが、時間が経つにつれて、本当の姉弟のように仲が良くなった。
ある時、新しいアルバイト先を探していた美愛が、誠もアルバイトしている喫茶店に応募をしようとしてくる。
誠にとって美愛は尊敬する自慢の姉であり、同じアルバイト先に応募をしてきたところで何も問題はない。
……ないはずなのだが、言い知れぬ小さな不安が胸の奥に湧き上がる。
結局、その不安を上手く言葉にすることも出来ず、美愛は誠と同じ喫茶店で働き始める。
……
…………
不器用でも、みっともなくても、嫌われてしまっても
それでも、伝えておけば良かった
――そう後悔するのは、全てが黒い情欲へと堕ちた後
■登場キャラクター
●支倉 美愛 (CV:月読梓)
地元の大学に通う大学生。
幼い頃に実父を亡くし、母親の再婚で誠と姉弟になった。
真面目なしっかり者で、周りからも頼られる性分。
ただ、溺愛気味の弟が絡むと、少々判断が甘いところがある。
誠のことを大切に思っているが、それは家族としての情であり、恋愛感情は持っていない。
●江坂 臣
要領がいいタイプで、学生生活もアルバイトも、手を抜きながらほどほどにやっている。
ただ、無類の女好きであり、好みの女性に対しては強引なほど積極的。
誠との関りはそれなりに多いが、趣味嗜好や性格が違いすぎるため、お互いに無難な距離感で接している。
●支倉 誠
学園に通う二年生。
父親の再婚によって、美愛と姉弟になり一緒に住むようになった。
基本的に人当たりがよく穏やか。
しかし両親の離婚の際にトラウマがあり、美愛との交流を経てマシにはなっているが、少々女性を苦手としている。
自分と根気強く接してくれた美愛のことを姉として尊敬しているが、それと同時に女性としても意識をし始めてしまっている。
754:堕とされた義姉 選評:2023/05/17(水) 23:46:22 ID:0aacsBaY
問題点
「母親の浮気が原因で両親が離婚したことにトラウマを持つ主人公が義姉も寝取られる」、今作はただそれだけのゲームである。
トラウマのせいで内気な主人公、弟を励まそうとするも快楽に落ちる姉、女遊びが激しいチャラ男、この3人が揃えばどうなるか?
プレイヤーが頭に思い浮かんだプロットがそのままゲームに反映されているかのようなテンプレ展開をたどる。
別にそれが悪いわけではない。むしろあまりにも奇抜な発想で何度も失敗しているアトリエさくらの過去を考えれば面白みがなくてもテンプレをぶち込んでくる方がまだましというものだろう。
しかし、決められたシナリオを淡々と機械的に登場キャラが進行していくだけで肉付けが全くないのは流石につまらないを通り越して虚無である。
姉がバイト先を募集→主人公がバイト先を紹介→姉がチャラ男に薬を盛られてレイプ、脅しで関係継続→快楽堕ちでエンド(或いは主人公が激怒して姉をレイプしてエンド)。
この一連の流れが何の山場もなく淡々と進むのだから見てる方としては、あーそうですかという感想しか抱かない。
この感覚は実際にプレイしないとわからないと思うが、感情が揺さぶられる場面が皆無。
キャラクターも相変わらず微妙なやつばかり。
例えば主人公は基本空気で主体性がないから存在感が薄い。
その一方、姉をレイプするエンドで「姉を傷つけたのも、今の両親が離婚したのも、バイト先の喫茶店が閉店したのも、元の両親が離婚したのも、全部俺のせい」と発狂するが、レイプしてしまった姉のことはともかく
店がつぶれたことや元の両親の離婚にはお前は関係ないやろと突っ込みたくなる。
姉は姉で、主人公のトラウマを知っていながら簡単にチャラ男に落ちるアホ。マジカルチンポ一択でそれ以外の搦手は全く無いまま堕ちるからタダのビッチ。性的なことを嫌悪するという設定が死んでいる。
チャラ男が一人暮らしで寂しがっているんじゃないか・・・と考えるのがチンコ以外で唯一チャラ男に感情が動く場面だが、チャラ男は全くそんなそぶりを見せないしどう見ても寂しさで女に手を出しているわけでは無いのは丸わかりだから結局のところ、
今作のヒロインもブランドお馴染みの色々と足りない女でしかない。
さて、上記ではシナリオやキャラの問題点を語ったが、はっきり言って今作は同ブランドの過去作と比べると意味不明な設定や言動が少ないという点でまだマシな方だ。(あくまでアトリエさくらの他作品と比べての話だが)
では今回は過去作と比べてどこで糞の差別化を図ったか?
それは大量の誤字にある。
古来よりアトリエさくらの作品に誤字やボイスの読み違いがテンプレでセットされているのはここの住人なら周知の事実だろう。
しかし、今回はその量があまりにもえげつない。
冗談抜きで本当に酷いんだよ。
中国人に書かせて、しかも納期に間に合わないから推敲を一回もせずにそのまま発売したんじゃないかって邪推するくらいヤバい。
とりあえず取った画像を載せておくから見てほしい。
因みにこれでも全部じゃない点に注意したい。
画像を見れば一発なので敢えて全て言及するのは避けるが、中でも特に酷かったものを紹介したい。
一番上の画像は、ヒロインの歓迎会をやろうと店長が提案するシーンである。
「ありがとうございます。是非参加させて頂ければと思います」というテキストはボイスだと「江坂さんが提案をされたのですか?」となっている。
「江坂さんが提案をされてのですか?」というテキストはボイスだと「なるほど、そうなのですね」となっている。
ボイスとテキストの乖離だけでも相当ひどいのに「提案をされて」と誤字をかまして糞要素を何重にも重ねてくるのは呆れを通り越して最早感心の域に達する。
2番目の画像は「深くまで」だがボイスでは「奥まで」となっている。エロシーンさえも御覧の有様だから凄い。
「反面」という言葉を余程使いたくないのか「半面」、「波面」など同じ言葉で多彩な種類の誤字を披露してくれるのも引き出しの多さを感じさせる。
それ以外は画像で確認してほしい。
+
|
... |
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (011.jpg)
|
まとめ
シナリオやキャラは「アトリエさくらの作品としては」大人しめだが、それではパンチが足りないと制作陣も感じたのだろうか。
誤字脱字、誤ボイスでしっかりと帳尻を合わせてくれるのは流石kotye業界のベテランと称賛するにふさわしい出来であった。
最終更新:2023年11月20日 11:40