背徳の強制種付け ~愛する妻の子宮に注ぎ込まれる他の男の精液 選評

ブランド アトリエさくら
ジャンル アドベンチャー
原画 かれー
シナリオ こおろぎアトリエ
発売日 2023/6/30
価格 2,800円(税別)


選評

【2023】 クソゲーオブザイヤーinエロゲー板 避難所 2本目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/58331/1689050256/
19:背徳の強制種付け 選評:2023/07/16(日) 16:06:42 ID:EGoKExGc
タイトル 背徳の強制種付け
~愛する妻の子宮(なか)に注ぎ込まれる他の男の精液
発売日 2023年 6月30日(金)
定価 3,080円(税込本体価格)
ジャンル アドベンチャー
原画 かれー
シナリオ こおろぎアトリエ

■ストーリー
勇人が大学生だったある時、街中で迷子になっていた見目麗しい女性を丁寧に助けてあげた。
その優しさに惹かれた相手の女性・宝生琴子は勇人に一目惚れをし、
彼女の熱烈な愛に導かれるままにふたりはゴールインした。

だが、その結婚はふたりにとっては辛い日々の始まりでもある
実は琴子は多数の事業を成功させる上流階級の宝生家の一人娘であり、
本来なら親が決めた一流企業の婚約者と結ばれるはずだったのだ。

琴子の強い想いがふたりを繋ぎ止めているものの、
宝生家はふたりの愛に辛く当たり、離婚を強いようとするばかり。
希望があるとすれば子宝だけ。
子孫さえ残せばかろうじて許せると宝生家は妊活を求める。

ふたりは懸命に妊活を試みるも、勇人の精子に問題がありふたりの子作りでは妊娠しづらいことが発覚。
絶望の最中……勇人は初めて琴子を連れて実家の幾島家へ帰宅する
勇人の妊活事情を知った家族――父親の伊佐緒は、
ある悪巧みを思いつくと聡明な琴子に精子提供を呼びかける。
わらにもすがる思いの琴子は散々悩み、拒否もした。
だが愛する夫の時間を守るためなら琴子の覚悟は早かった

そして、お嬢様である琴子と幾島家による
精子提供という名の不倫セックスが始まるのだった……

■登場キャラクター
●宝生 琴子 (CV:木崎彩音)
主人公・勇人の妻。
多数大企業を手がける宝生一族の一人娘。
大学生時代に街中で困っているところを勇人に助けてもらいそこで一目惚れをする。
彼女の猛アタックにより身分差がありながらも交際、結婚へと至った。
家族や友人等に勇人を悪く言われても決して揺るがない強い愛情を持っている。
身分差の恋も絶対に乗り越えられると信じて止まない。
現在、勇人と子作りに励んでいる。

●幾島 伊佐緒
勇人の父親。
自称・パチプロの無職であり妻のヒモ。
勇人が反面教師となって真面目に育つほど、彼は堕落した生活と人間力で周囲を困らせる。
見た目からは想像もつかないテクを持ち、妻を依存させ、ヒモとしての生活を体現している。

●宝生 勇人
主人公。
琴子の婿養子である男性。
ダメ人間ばかりの幾島家で生まれたとは思えない真面目で謙虚な性格の持ち主。
琴子に猛アタックされて結婚に至ったが、彼はもろに身分差恋愛の現実に痛めつけられている。
宝生家から日々辛辣に扱われているが、それでもめげずに愛する妻と子宝に恵まれる未来を夢見る。

 問題点

一般的に低価格帯のエロゲというのは
エロを描く為にシナリオが削られているか
良いシナリオのためにエロは少し薄めだったりする
要はエロとシナリオどちらかのボリュームを増やすためにもう片方のボリュームが減らされているものだ
では本作はというと
ゲームを開始してすぐにいつもの回想に入り数クリックで馴れ初めを語り
その流れで「琴子との初の性行為で処女を貰ってしまった」の一文でいつものアトリエさくらにあった開幕処女喪失エロシーンを省略する
一日中セックスするシーンではCGもなく、数クリックで終わる

今までアトリエさくら作品でもよく言われていた
主人公とヒロインとの関係を冒頭の数クリックで語って初夜に移る為に
プレイヤーにはヒロインが妻(恋人)に思えないという問題点が見事に悪化している
NTRモノを描くのにこれ以上さらにプレイヤーとヒロインの距離を遠くしてどうするつもりなのか

そして抜きゲーからエロを省いてまで作られた内容は
改善の兆しが見られる、はずもなく
主人公の実家にて夜中主人公がトイレに行っている隙をついて
琴子に対し主人公父が子供ができないとマズいんだろと精子提供(不倫)を提案するシーンでは
一応葛藤するものの10クリック程で受け入れる即断即決ぶり

その場でフェラ→セックスとなるのだが
フェラを終えた時点での背景が明らかに朝を迎えている
それからセックスを終え、主人公が戻ってくる頃にはまた夜になっている
+ ...

恐らく電気がついている背景差分が無かったため昼間の背景を使用したためにこのようなシュールなことになっている
それとも丸一日ヤっていて、主人公も丸一日トイレに籠っていたのだろうか


間男である主人公の父親にしても支離滅裂な行動を連発しており
速攻で主人公の弟に浮気をばらし、中盤にあっさりと主人公に浮気をばらすなど
なにがしたいのかがよくわからない
プレイヤーとしてはNTRモノの間男に抱く感情というよりも
この爺さん認知症でも患っているのかなと感じた

 その他

個人的に本作の一番の特徴は間男がよぼよぼの主人公の父親だと思うのだが
CGではムキムキでいつものアトリエさくらの間男であった

スマフォ派
+ ...

 まとめ

抜きゲーであること、NTRモノであること、間男が主人公の父親であること
ここを伸ばせばロープラにしてはいい作品になるところを全て蔑ろにした作品
義務感だけで作られているのが分かってしまう
背景の矛盾や誤字の多さなど
制作側の情熱のなさが透けて見えるクオリティで
怒りや萎えよりも、「そんなにやりたくないならエロゲ作らなくていいよ」というため息しか出ない
最終更新:2023年10月22日 19:55