ブランド |
Tily |
 |
ジャンル |
Hな事しか起きない恋愛ADV |
ディレクション |
真海 |
プロデューサー |
亜佐美晶 |
原画 |
谷山さん |
シナリオ |
結城ゆき |
発売日 |
2025/1/31 |
価格(税別) |
初回版:4,950円 ダウンロード版:4,950円 有償特典 ゆな抱き枕カバー:11,000円 |
選評
タイトル:ヤっても出られない部屋に閉じ込められたので引き続きもっとヤる話
ブランド:Tily
定価:
初回版:4,950円(税込5,445円)
有償特典 ゆな抱き枕カバー:11,000円(税込12,100円)
ダウンロード版:4,950円(税込5,445円)
発売日:2025年01月31日(金)
シナリオ:結城ゆき
原画:谷山さん
ジャンル:Hな事しか起きない恋愛ADV
■ストーリー
ある日、見たこともない部屋で目を覚ます主人公。
なぜか隣にはクラスカースト上位の秋野ゆなの姿があった。
意味もわからず出口を探してみるが、手がかりひとつ見つからない。
あるのは真っ白い壁とベッドだけ、ほかはなにもない部屋。
同時に目を覚ました『秋野ゆな』も、混乱を隠しきれない様子。
彼女とは縁もゆかりもない主人公にとって、あまりにリアリティがない状況。
だが、そんな中、アナウンスが流れた。
『それではセックスをはじめてください』
突如流れるアナウンスに場が凍る。
はたして僕らはどうなってしまうのだろうか。
■キャラクター
主人公と同じ学園で同じクラスに通うカースト上位な女子。
オタクに優しいギャル……なんていうことはなく、 普段は存在する世界が違うため、とくに主人公と関わり合いはない。 かといってオタクに冷たいわけでもないし、特に偏見は持っていない様子。
誰にでもフレンドリーで周りからは慕われている。
意外にも男性経験はなく、周りの女子トークではバレないように合わせている。 はじめては本当に好きな人じゃないと……なんて乙女な一面も。
……が、意外と押しに弱く真剣にお願いされると断れない質。
恋に恋してしまう可愛らしいところもあり、 一度セックスした主人公に対し『責任、ちゃんと取りなさいよ!』 なんて重いところもしばしば……?
基本的には尽くしてあげたくなるタイプだが、自分から主導権を握ることに喜びを覚えたりもする。
■問題点
ゲームの進行はが日常会話→部屋を選ぶ→お題に沿ったプレイの繰り返しである。
序盤こそはタイトル通りなので抜きゲーとして満足なのだが同じ事の繰り返し(攻略サイトで確認すると39回)でしかなく段々とだれてきて、やがて苦痛に変わる。
というのも選択肢が中出し外だし以外は4つの白い扉から選ぶのみであり、その先で何が行われるか、何回これを繰り返せばいいのかわからない。
一応扉ごとにストックされていてすべて消費すると扉が選べなくなるのでゴールは見えてくるのだが、それでも達成感よりやっと終わったかという徒労感の方が強い。
またすべてのシーンがHシーンではなく、中にはエッチじゃないけどエッチに聞こえる言葉バトルや、乳首当てゲーム、道具について学ぶなど水増しされたようなものもある。
エッチシーンについても脇コキ、ガーゼ責め、オナホコキなどはCGが用意されておらず小窓に画像が表示されるだけのものがある。
オナホコキやガーゼ責めのシーンは言葉責めが多くテキスト的には満足度が高かったのだが、これはただ残念でならない。
これらのシーンを音声作品代わりに使おうにもシーン回想に登録されていないので該当シーンが始まる前にセーブする必要があり該当箇所までやり直す必要がある。
また、ホームページに書いてある「ほぼエッチな事しか起きません!」という言葉に偽りはなく、脱出すらしない。
日常会話で外に出た時の事を散々話した挙げ句、エンディングが脱出できる見込みはないけど告白して恋人になりましたというのは納得しづらいものがある。
■まとめ
上記の問題点を除けば質の高い抜きゲーでありヒロインもかわいい。
ただシステムが足を引っ張り作業感が出てしまい諸手を挙げて褒められる作品ではなくなってしまった。
事前にプレイの内容を知らせ期待を煽っておいてCGなし回想なしというのはその癖を持つ人への裏切りであると肝に命じてほしい。
最終更新:2025年02月02日 22:34