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2009年11月30日 締 切 新聞論評 学籍番号200814065 氏名 沖野真大
1.記事情報
2.要約
金融庁のプロジェクトチームが改正貸金業法の見直し協議を始める。議論の柱となる総量規制の妥当性に関しては、制度自体の必要性を含め、多面的な協議をなすべきだ(75字)
3.論評
消費者金融からの個人の借入額が原則として年収の3分の1を超えてはならない。そんな総量規制は来年6月までに導入されるようだ。同時に貸付上限金利も引き下げられる。記事にもあるが、この制度が施行されれば、多重債務問題は改善の方向に向かうだろう。しかし、今現在でこの制度の限度額以上に借入をしている債務者は半数以上を占めるという。そういった債務者は、今まで以上に資金繰りに苦しむこととなる。結局は借入限度額を設定したところで、景気悪化の底が見えない現状では、借りないと生活できなくなる個人をさらに追い込むだけの制度でしかない。借りないと生きていけない、しかし、もう借りることができない。現状ではこのような新たな悪循環を生みだす制度にすぎないだろう。政府が景気対策に本腰を入れない限り、この制度の導入がプラスにははたらかないことは火を見るより明らかだ。今回の記事内容に対してだけでなく、政府には景気対策にもっと力を入れてもらいたいものだ。(414字)
4.コメント
2009年11月30日 締 切 新聞論評 学籍番号200814065 氏名 沖野真大
1.記事情報
- 新聞名:日本経済新聞(朝刊)
- 日付:2009年11月30日
- 面数:2面
- 見出し:貸金規制は景気に配慮した見直しを
2.要約
金融庁のプロジェクトチームが改正貸金業法の見直し協議を始める。議論の柱となる総量規制の妥当性に関しては、制度自体の必要性を含め、多面的な協議をなすべきだ(75字)
3.論評
消費者金融からの個人の借入額が原則として年収の3分の1を超えてはならない。そんな総量規制は来年6月までに導入されるようだ。同時に貸付上限金利も引き下げられる。記事にもあるが、この制度が施行されれば、多重債務問題は改善の方向に向かうだろう。しかし、今現在でこの制度の限度額以上に借入をしている債務者は半数以上を占めるという。そういった債務者は、今まで以上に資金繰りに苦しむこととなる。結局は借入限度額を設定したところで、景気悪化の底が見えない現状では、借りないと生活できなくなる個人をさらに追い込むだけの制度でしかない。借りないと生きていけない、しかし、もう借りることができない。現状ではこのような新たな悪循環を生みだす制度にすぎないだろう。政府が景気対策に本腰を入れない限り、この制度の導入がプラスにははたらかないことは火を見るより明らかだ。今回の記事内容に対してだけでなく、政府には景気対策にもっと力を入れてもらいたいものだ。(414字)
4.コメント