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2010年2月8日〆切 新聞論評 1914057 古谷竜太
1.新聞情報
見出し 『消費、高齢者が支え、09年、60歳以上が唯一プラスに、全体では実質1.4%減』
発行日 2010年2月17日
新聞社 日本経済新聞,朝刊
面数 4面
2.要約
総務省が16日発表した2009年の家計調査報告によると、総世帯の1カ月あたり平均消費支出は前年比2.9%減の25万3720円になった。各世代の消費が落ち込む中、60歳代以上は実質で1.2%増と唯一のプラスとなった。。(95文字)
3.論評
総世帯の実質消費がマイナスになるのは、2年連続である。世界同時不況の影響で、働く人のボーナスが大きく落ち込んだことが響いたのである。この不況により、外食が手控えられ、食料への支出も全体を0.55ポイント押し下げた。しかし、エコポイント制度の影響で薄型テレビなどの家電類が好調で、消費の底割れを防いだのである。
世帯主の年齢別に消費動向をみると、60歳以上の世帯で実質1.2%増である。これは、60歳以上の世帯は年金収入の比率が大きく、手取りは比較的安定しているからである。30代、40代、50代はほぼ横ばいとなった。ボーナス減による所得のマイナスはこの世代も影響を受けたが、この世代は子供の教育費が世帯に重くのしかかるため、支出を減らすことはできなかったのである。また、30歳未満は7.3%減と不況の影響を大きく受けている。 若い世代の支出がより活発になれば、経済も同じように活発になるのではないだろうか。(402文字)
4.コメント
2010年2月8日〆切 新聞論評 1914057 古谷竜太
1.新聞情報
見出し 『消費、高齢者が支え、09年、60歳以上が唯一プラスに、全体では実質1.4%減』
発行日 2010年2月17日
新聞社 日本経済新聞,朝刊
面数 4面
2.要約
総務省が16日発表した2009年の家計調査報告によると、総世帯の1カ月あたり平均消費支出は前年比2.9%減の25万3720円になった。各世代の消費が落ち込む中、60歳代以上は実質で1.2%増と唯一のプラスとなった。。(95文字)
3.論評
総世帯の実質消費がマイナスになるのは、2年連続である。世界同時不況の影響で、働く人のボーナスが大きく落ち込んだことが響いたのである。この不況により、外食が手控えられ、食料への支出も全体を0.55ポイント押し下げた。しかし、エコポイント制度の影響で薄型テレビなどの家電類が好調で、消費の底割れを防いだのである。
世帯主の年齢別に消費動向をみると、60歳以上の世帯で実質1.2%増である。これは、60歳以上の世帯は年金収入の比率が大きく、手取りは比較的安定しているからである。30代、40代、50代はほぼ横ばいとなった。ボーナス減による所得のマイナスはこの世代も影響を受けたが、この世代は子供の教育費が世帯に重くのしかかるため、支出を減らすことはできなかったのである。また、30歳未満は7.3%減と不況の影響を大きく受けている。 若い世代の支出がより活発になれば、経済も同じように活発になるのではないだろうか。(402文字)
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