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{2010年5月24日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭}
1.新聞情報:
2.要約:
全日空空輸が18日までに、新規配分される羽田空港―米国の定期便の発着枠について、同社にすべて割り当てるよう国土交通省に要請したことが明らかになった。会社更生手続き中で公的支援を受けている日本航空が事業規模を拡大するのは競争環境をゆがめるとの主張だ。(123文字)
3.論評:
羽田空港と米国の航空路線は10月に滑走路の拡張により32年ぶりに開設される。予定本数は日米の航空会社それぞれに日4便(羽田発着の4枠)運航の認めが決まっている。また、先週全日空は国交省に4枠すべてを同社に配分するよう要請した。日航はサンフランシスコとホノルルの2路線の新規開設を表明。収益を拡大する柱のためであるという。日航は事業規模が拡大するというのが競争環境の歪めであると主張しているのは、会社更生手続き中で公的支援を受けている最中でもあるからだ。このために更生計画案作りに影響が出るのも国交省が対応に追われる可能性があるためである。国交省の原案どおりに配分した場合、日航とアメリカン航空所有の「ワンワールド」が計3枠。これに対して、スターアライアンスは全日空の2枠のみとなってしまうのである。また、全日空が疑問視しているのは、日米市場の便数シェアで、ワンワールドが27%、スターアライアンスが23%とほとんど差がなかった。現在はシェアの差はほとんどない。しかし、羽田枠を日本側が均等配分すると、シェアの差が拡大してしまうからだ。(461文字)
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{2010年5月24日 締 切 新聞論評 学籍番号 200814080 氏名 柏成昭}
1.新聞情報:
- 見出し:羽田―米国 定期便の発着枠 新規配分全枠 全日空が要請
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年5月19日
- 面数9面
2.要約:
全日空空輸が18日までに、新規配分される羽田空港―米国の定期便の発着枠について、同社にすべて割り当てるよう国土交通省に要請したことが明らかになった。会社更生手続き中で公的支援を受けている日本航空が事業規模を拡大するのは競争環境をゆがめるとの主張だ。(123文字)
3.論評:
羽田空港と米国の航空路線は10月に滑走路の拡張により32年ぶりに開設される。予定本数は日米の航空会社それぞれに日4便(羽田発着の4枠)運航の認めが決まっている。また、先週全日空は国交省に4枠すべてを同社に配分するよう要請した。日航はサンフランシスコとホノルルの2路線の新規開設を表明。収益を拡大する柱のためであるという。日航は事業規模が拡大するというのが競争環境の歪めであると主張しているのは、会社更生手続き中で公的支援を受けている最中でもあるからだ。このために更生計画案作りに影響が出るのも国交省が対応に追われる可能性があるためである。国交省の原案どおりに配分した場合、日航とアメリカン航空所有の「ワンワールド」が計3枠。これに対して、スターアライアンスは全日空の2枠のみとなってしまうのである。また、全日空が疑問視しているのは、日米市場の便数シェアで、ワンワールドが27%、スターアライアンスが23%とほとんど差がなかった。現在はシェアの差はほとんどない。しかし、羽田枠を日本側が均等配分すると、シェアの差が拡大してしまうからだ。(461文字)
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