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2009年9月21日 締 切 新聞論評 学籍番号1914074 氏名 中村信也
1.新聞情報
2.要約
円高・ドル安が加速し、株価の先安観も強まっている。外国為替市場で14日朝方、円相場が1ドル=90円18銭と、90円の大台突破が視野に入る水準にまで上昇した。円高への対応力で企業を選別する動きも広がってきた。(98文字)
3.論評
円高が進むと、円に換算した海外の売り上げが目減りするため輸出企業の収益は押し下げられる。日銀の6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の2009年度の想定為替レートは94円85銭。トヨタ自動車など一部は7月以降の想定レートを1ドル=90円に引き上げているが、現在の円相場は多くの企業の想定を上回っており、業績の重荷となりかねない。輸出企業は先物でドルを売って円を買う為替予約で円高に備えているが、先行きの輸出の回復度合いが見通せないこともあり、下期(10~3月)以降の予約が遅れている企業もある。今後、円が一段と上昇すれば、慌ててドルを売る動きが広がり円高をさらに加速させる可能性も残る。
円高がさらに加速すれば、日本の輸出産業は経営が圧迫されてしまう。そして、日本経済全体の利益が減少したことで、社員の給与減少、価格転嫁が起こるだろう。結果的に物価が上がり、国民の購買意欲がなくなる。不況という名の負のスパイラルは、止まることなく、さらに渦巻いていくことになってしまうのである。(440文字)
4.コメント
2009年9月21日 締 切 新聞論評 学籍番号1914074 氏名 中村信也
1.新聞情報
- 見出し:日経平均242円安、円高、株価に冷や水、企業業績に懸念(景気がわかる)
- 発行日:2009年09月15日
- 新聞社:日本経済新聞、(朝刊)
- 面数:3面
2.要約
円高・ドル安が加速し、株価の先安観も強まっている。外国為替市場で14日朝方、円相場が1ドル=90円18銭と、90円の大台突破が視野に入る水準にまで上昇した。円高への対応力で企業を選別する動きも広がってきた。(98文字)
3.論評
円高が進むと、円に換算した海外の売り上げが目減りするため輸出企業の収益は押し下げられる。日銀の6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の2009年度の想定為替レートは94円85銭。トヨタ自動車など一部は7月以降の想定レートを1ドル=90円に引き上げているが、現在の円相場は多くの企業の想定を上回っており、業績の重荷となりかねない。輸出企業は先物でドルを売って円を買う為替予約で円高に備えているが、先行きの輸出の回復度合いが見通せないこともあり、下期(10~3月)以降の予約が遅れている企業もある。今後、円が一段と上昇すれば、慌ててドルを売る動きが広がり円高をさらに加速させる可能性も残る。
円高がさらに加速すれば、日本の輸出産業は経営が圧迫されてしまう。そして、日本経済全体の利益が減少したことで、社員の給与減少、価格転嫁が起こるだろう。結果的に物価が上がり、国民の購買意欲がなくなる。不況という名の負のスパイラルは、止まることなく、さらに渦巻いていくことになってしまうのである。(440文字)
4.コメント