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再活050108

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再活 05/01/08

  何故一月に蚊が居るのか理解に苦しむ。飛ぶ気力がないのかどうかひたすら壁を這い続けていて、指先で軽く押し潰して捨てたが余りにも覇気のない蚊であった為、多少の憐れみも湧いた。野菜が旬を失って年中供給されるようになった事と歩調をあわせて蚊もまた年中発生するようになったのかもしれない。

  ある文章の中で、読点の位置を前後に動かして別の意味を持たせる読み方を「薙刀読み」と言う。「弁慶がな、ぎなたを」と切った馬鹿に由来するもので、同音異字以外の誤変換ではこれがよく出てくる。同音異字では駄洒落にしかならないところを薙刀で切ると意味が著しく変化し、変化した内容は最初の文章を基にして抜群の効果を生む。しかし薙刀読みの最高峰はこれだ。
  「乳癌は、男性にも稀ながら見つかります。」
  「乳癌は、男性に揉まれながら見つかります。」
  今後これを越える破壊力を持つ作品はまず出ないと思われる。

  飲み過ぎて気分が悪くなると同時に排便欲が発生した時、げろか糞かどちらを先に出すべきなのか。理性は先に吐瀉した方が心理的に楽であろうと告げている。しかし糞の方が切羽詰っているという本能の報告もある。便所の床に撒き散らすならばどちらであるかと考えれば糞が先である。糞の上に吐瀉するのは抵抗があるから一旦水を流すが、勢いよく気持ちよさそうに流れる水に誘われて吐いてしまう。水流が落ち着いたら流れなかった吐瀉物が浮遊している。もう一度水栓を捻っても水がまだ溜まっていないので流せない。

  犬だが、白いから「シロ」黒いから「クロ」左様なる安直な命名はやめたまえ。「綱を外して遊ばせていて、そろそろ帰ろうかと思って『タロー!』と叫んだら辺りの犬が一斉に振り向いたこっちを見た、そんなにタロウが多いのかと思った」という話もある。それは単に大声に驚いただけであろうと思うが、もう少し独創的で気の利いた命名をしなさいよ。そう思った経緯はこう。「昔飼ってた犬はポチョムキンでしたよ。ゴールデン・レトリーバ」「格好ええやん。戦艦ポチョムキンの、由来はあれは確かクリミアの提督で何とかいう女帝の愛人やったんよな?」「う、詳しく知らないですけど、動物病院で薬の袋に『山本ポチョムキンくん 雄 五才』とかって書かれて珍しい名前ですねとか言われて」「確かに珍しい」「でもポチョムキンは長いから普段は省略して、通称ポチ」

  書き出しの挫折したものを抱き合わせ放流。

 
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