
L:岩田裕={ |
t:名称=岩田裕(ACE) |
t:要点=蛇のような白衣,メス |
t:周辺環境=病院 |
t:評価=全能力12 |
t:特殊={ |
*岩田裕のACEカテゴリ=逗留ACEとして扱う。 |
*岩田裕は医師と見なし、治療行為が可能で、治療判定で評価修正+5を得る。 |
} |
→次のアイドレス:奇跡の治療(イベント),ヤガミ<イエロージャンパー>(ACE),ヤガミ<サラリーマン>(ACE) |
} |
この人物との出会いを語るには藩国時間で数日ほど遡る必要がある。
ある日、仕事の気分転換にと散歩に出た国民・イクは考え事をしながら歩いていたため身に降りかかる危険を察知できなかった。
一瞬の浮遊感、そして体を万力のように締め付けられる感覚。
上を見上げるとぽっかり空いた奈落の底。端的に状況を説明すると大蛇に締め付けられていた。
この国は自然が多く、食料などに困ることは先ず無かったが、欠点があるといえば野性動物の存在である。
いつもは宜しくやっている国民と野生動物だが、何処にだって例外はいる。
動物の中にもアウトローはいるのであった。
人間以外に友人が多いという噂の藩王だが、
さすがに全部の野生動物を把握しているわけではなく、国民が襲われることも多々ある。
大体の場合は『自力で何とかする』というのが国の方針で、運の良いことに今まで死者は0である。
といっても被害者は0ではなく、重症とか死亡一歩手前とか言うのは全部医者が治した。
子供が襲われたときは誰かが助けた。なんともご都合主義である。
そんなことを思い出しながら「うわ、自分が初の死亡者かー!?」とか思いながらイクが飲み込まれる寸前に奇跡は起こった。
目を瞑って耐えていたイクだが、急に締め付けが緩んだので上を見上げてみると、メスが数本刺さっていた。
仲間が助けてくれたか?と思い飛んできたと思われる方向を向いたとき、彼は居た。
この国では見かけない衣装、白塗りでペイントされた顔、そして何かを秘めた遠くを見る瞳。
彼を見たときに、イクは何故か涙した。何故だかは判らなかったが。
そんなこんなでお礼をするためにイクが村に案内し、そこに居合わせた藩王以下略達に事情を説明し、
国の救世主と言うことで盛大に歓迎した。何故か皆が彼は歓迎するべきだと深く思ったという。
なお、大蛇の肉はこの歓迎会で美味しくいただいた。「案外美味だったな。大味かと思ったのだが」とは藩王の談。
その後、「暫く国でゆっくりしていけ」と言う藩王の号令の下、
歓迎の証として元の服に似せて倒した大蛇の皮で服を作って進呈し、村の中のゲストハウスを貸し与えた。
また、彼の知識は深く、衣食住の礼なのか病院や整備工場に赴いては簡単な講義をしたりしている。
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要点を抑えて判りやすいのだが、気が付けば宴会になっているのはご愛嬌。
この絵はそんな日々の一部である。他にも色々あるが、今回はこの辺で説明を終わりたい。
このまま書くと何時終わるか判らないからである。
<説明文:玄霧>