※美澄苺花(みすみ まいか)
西暦2002年生まれ。(2008年当時は六歳)
メイドウィンの幼なじみ。(オリジナルキャラクター)
2010年代では風都にて暮らしており、メイドウィンはもちろん、鳴海探偵事務所の面々とも親しくしている。メイドウィンとはクロディルト達も交え、遊ぶことも多いらしい。
何かしらの障害を患っており、療育支援を受けた際にメイドウィンと知り合った。
二人はすぐに仲良くなり、お互いの夢を語り合うほどに信頼し合っていた。
苺花は大切にしているフォトブックがあり、将来は世界中を回って、フォトブックの景色や、それ以外の奇麗な景色を見に行くのが夢だと語っていた……が、苺花の父親はそもそも病気に理解がなく、それを『甘えや言い訳』の類いと断じ、厳しく接していた。
その結果フォトブックを捨てられ、暴言を吐かれたことがキッカケとなり、彼女は父親の個人情報や今までの所行をネットにアップ。炎上騒ぎを起こしてしまう。
更に電車への投身自殺も図ったが、それは話を聞き、探し回ったメイドウィンに寸前で止められる。
が、それでハッピーエンドとはならなかった上、深い爪痕を残している。
- 彼女はメイドウィンが助けたことそのものへ怒りをぶつけ、二人は決裂……。
- 父親はこれでもなお反省などがなかったため、母親からも見限られて一家は離散。苺花も母親の実家がある茨城に引っ越した。
- メイドウィンはこれを機に不登校状態となり、毎日お気に入りの図書館(国立国会図書館)へ通い続ける無気力な日々を送るようになる。
- それを励まそうとメイドウィンの父親と母親も『お前のせいではない』『仕方なかった』と慰めるものの、それもメイドウィンからすれば『苺花ちゃんが死んでも仕方ないと逃げた』と判断され、不興を買う結果となった。
- そもそも問題を解決しようと走りまわるメイドウィンを『よその家庭のことだから』と止めに入ったことも、その慰めが火に油を注ぐ結果となった。
- そこでメイドウィンが誘拐された事件が発生し、父親と母親も責任問題で争うが、それすら『自分を被害者にして逃げ続ける汚い奴ら』と見限られ、その感情をぶつけられたことで二人も絶望。謝罪するも絶縁を宣言される。
- 状況を見かねた鳴海荘吉が『障害を言い訳にせず、甘えず、二人を許して仲直りしろ』と窘めるも、それは幼なじみとしてその苦労を知るクロディルトから激怒された上、謝罪すら許されず、メイドウィンもまた失笑で無視する結果となった。
メイドウィンにとっては初恋の子を完全な形で救えなかったこと。それを当然として流そうとした周囲の大人や社会への絶望……様々な感情を刻んだ、苦い終わりとなった。
が、それゆえに恭文はメイドウィンされた際、
怪物になってでも周囲の人達を守るという選択をしており、その活動根源に彼女の存在があり、それがとても大きいことは容易に窺える。
ネタバレ注意!!!
「目標確認、目標確認!!!!!排除行動に移行ォ!」
「さようなら!さようなら!さようなら!!貴女はもう、逃げられないッ!」
実は2018年に
混沌の一人である
カレルカレンによって最上級NYTO「
ナヒース」に改造されていた。
ナヒースになってからはカレルカレンに付き添っており、
ブンボー軍団を引き連れて世界を荒らしまわっている。
メイドウィンの事も未だに憎んでおり、殺意を抱いている。
明かされる衝撃の真実
- 何かしらの障害の正体は水のドラグテイマーの力であり、彼女もドラグテイマーだった。カレルカレンが狙ったのもこの為。
- 父親は精神障害を患っており、過激な態度も障害による物だった。
- 彼女は捨て子で実はオットー・アポカリプスの娘だった。
- 天命による人為的な転生者で前世は風の律者ウェンディ。その為、風の律者としての力も使える。
- 彼女の家族はナヒースとして改造された後に彼女の手によって殺害された。
最終更新:2021年09月11日 22:06