「というわけです」
「どういうわけッスか」
ねんがんのえろげーをてにいれたぞ!と浮かれていたところ、いきなり虚空からの手に掴まれ拉致られて。
気づけば目の前に見ず知らずの美少女。
しかも、ただの美少女ならそれでいいのだが、いきなり「勇者様」呼ばわりである。
いくらなんでもありえない。
「ありえないって、事情はご説明したじゃないですか」
「いや、勇者とかねーよ」
舞人は少女――
ルネの言葉を鼻で笑った。
この21世紀に勇者だ魔王だ? 何言ってるんだ。美少女かと思ったのにとんだデンパちゃんだった。 いわゆるひとつの、前世とかそういうの?
これはいいメンヘラですね。
「どうやら、いまひとつ状況をご理解いただけていない様子ですね」
「そりゃあ、いきなりどこともわからん場所に拉致られて、勇者だなんだといわれてもね」
「……。ではじっくりと話し合って、ご理解していただくしかないようですね」
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最終更新:2007年05月04日 14:34