南柏のお話第3作

くろすての2021年4月13日・14日の2回の夜の放送で南柏が話した物語である。なお、作中に出てくる人物と実際の人物との関係は全くないので注意。作:南柏

本文

ある日、元上の人がかぶるくん[?]の帽子を取ろうと計画していた。元上の人は西横イン解雇後も帽子を取ろうと計画を続けている。
元々はあるメスハムスターの希望であったものが今は完全に上の人の要求へと変わった。
それから3日後、元上の人は公園へ向かった。なぜなら、そこでハムちゃんずが遊んでいるためである。手には虫網と虫かごが装備されている。
元上の人はばれないように静かにハムちゃんずの元へ近づき、タイミングを狙って虫網を振り下ろした。
ターゲットは勿論かぶるくん[?]である。しかし、狙いが外れてしまい、誤って隣にいたぬけないくんを捕まえてしまった。
ぬけないくんには用がないので解放すると、ハムちゃんずは逃げ出そうとするが、ハムスターの速さでは人間にすぐ追いつかれてしまう。
2回目タイミングを狙って虫網を振り下ろすと、かぶるくん[?]の捕獲に無事成功した。元上の人はかぶるくん[?]を虫かごへうつした。
かぶるくん[?]は虫かごの壁をバンバンと叩き、「助けて!助けてほしいぞ!」と言うが、今他のハムちゃんずにできることはない。
元上の人は他のハムちゃんずを残してくるまで退散した。かぶるくん[?]が連れていかれたのは元上の人の家の奥にある暗くて不気味な部屋である。
かぶるくん[?]は狭い檻に入れられ、足かせで拘束されてしまった。
もちろん帽子は没収されたが、元上の人は「安心しろ。帽子は捨てない。」と言ったがかぶるくん[?]は泣きだした。
かぶるくん[?]はひまわりの種どころか十分な食糧も与えられず、3日でやせ細った。かぶるくん[?]は拘束されているため、逃げ出すこともできない。
かぶるくん[?]から奪った帽子は元上の人がどこかに隠した。幸い、捨てられてはいないようだ。
1週間たつとかぶるくん[?]は言い返す気力もなくなり、されるがままになっていた。食べ物すら食べることがやっとなほど衰弱した。
そのころ、ハムちゃんずは必死にかぶるくん[?]を助けようとするが、厳重な管理で元上の人の敷地へ入ることさえできない。
かぶるくん[?]がつかまってから8日後、偶然ぐろすてはハムちゃんずと会った。ぐろすてはハムちゃんずの話を聞くと助けるための準備をさっそく始める。
計画実行から3日後のことだった。ぐろすてとハムちゃんずは元上の人の家へ向かう。安全のためハムちゃんずは外で待機する。
ぐろすては配達員の格好をして元上の人のチャイムを押した。とてもおびえていたが、ピンポンダッシュは回避できた。
ぐろすてがダミーの段ボールを元上の人へ渡した後、かぶるくん[?]を助けるため元上の人を振り切って家の奥へ走った。
ぐろすては2階へ行き、奥の部屋でかぶるくん[?]が入った檻を見つけた。そのまま檻をもって2階の窓から飛び降りた。しかしぐろすては重大な失敗を犯してしまった。
かぶるくん[?]の檻のカギがないとかぶるくん[?]を解放させられない上、帽子もない。かぶるくん[?]は一瞬安心したが、また泣きだしてしまった。
そこでハムちゃんずのうち5匹が窓の空いている隙間から家へ侵入してかぶるくん[?]の檻のカギと帽子を探す。
元上の人はさっき1階のドアの外へ出されぐろすてが内側の鍵を閉めたため、今家の中に入ることはできない。今がチャンスである。
しばらくすると2階の部屋の押し入れの奥に檻のカギと帽子は見つかった。ハムちゃんずはそれらをもって急いで外へ出る。
ハムちゃんずとぐろすては安全な場所へ避難すると、かぶるくん[?]を檻から解放して足かせなどを外し、帽子をかぶらせ、自由に解放してあげた。
しかしつかまってから11日、かぶるくん[?]はかなり衰弱しておりフィットしていた帽子も大きめに見えるほどであった。
皆がかぶるくん[?]にひまわりの種を上げると、かぶるくん[?]はガブリと食いついた。その食べっぷりは今までで見たことのないほどいいものであった。
1か月後、かぶるくん[?]は完全に回復し、体型も元通りとなった。「皆、救ってくれてありがとうなんだぞ。皆が助けてくれなかったら今ボクはここにいなかった。」
その後、元上の人はぐろすて含む西横インの社員からきつい指導を受けた。以降このようなことが繰り返されないことを祈るばかりである。 THE END

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最終更新:2023年04月06日 08:41