くまのかげ
CV:山口勝平

公式

テレビの中の世界に閉じ込められた久慈川りせを救出した直後、クマより顕れ出たシャドウ。

りせが口にした「本当の自分なんて無い」という言葉に触発されて、それまでクマが考えないようにしていた「自己の存在に対する不安感」から生まれた。

姿形はクマと殆ど瓜二つだが、特有の特徴である「鈍い金色の瞳」が爛々と輝いており、表情の希薄さと相まって不気味な存在感を放っている。
性格・口調もクマとは180度異なり、ものすごくドスの利いた声で喋る。
しきりに「真実などどこにも無い」「真実など探そうとするだけ無駄」といった虚無感・無力感を煽り立てる言葉を、悟っているかのごとき口調で投げかけてくる。

また、りせが「何かの強い干渉を……」と口にしていることもあり、クマの影については「クマの抑圧された精神が顕在化したもの」というだけではなくアメノサギリの干渉を受けている。
その根拠として、戦闘前の会話はクマの声だが戦闘時の声は明らかにアメノサギリの声であることや、Wikipediaにて占いでの意味が"隠れた敵・幻想・欺瞞・失敗"に該当する「」アルカナであること、アニメでアメノサギリ登場時にクマの影戦時と思しき回想が入ることが上げられる(クマの影戦で見えない核を攻撃したとき以外に回想で登場するアメノサギリ風の球体を攻撃する可能性はない)。

暴走状態になった影は、瞳の部分が不気味に輝き、「怪獣」レベルに巨大化したクマの姿になる。
その風貌はまさにクマの正体を暗示していると言えるだろう。

非公式

「影」というものを考える際に大事なことには、影の叫ぶ願望の他に「何故その願望が影として扱われるようになったか」というものがある。
この「影を影扱いする感情」の特定は、場合においては影そのものの見極めよりも重要とも言えよう。
クマの場合は、この原因において他の被害者と少々毛色が異なる。
他の被害者の場合は「これはいけない考えだ」という倫理観だったり「自分はこんな格好悪い考えは持っていない」という虚栄心などが、影を影となす原因であるのに対し、クマの場合は「自分が何者か分からない」ところから悪い想像が膨らみ、「そんな怖いことは考えたくない」という恐怖心がその根底にあるからだ。
他の影と違って一切の遊びが無く、只々無常で怖ろしいクマの影の言動そのものが、とぼけた態度の裏でクマの潜在的に抱えていた恐怖が如何に深刻だったかの証明だろう。
アメノサギリが他の影ではなくクマの影に干渉したのも、「己は何者か」という「残酷な真実」の「探求」を妨害すると同時に促す存在だったからとも考えられる。

戦闘スペック

マハブフーラ・ヒートウェイブなどの全体攻撃スキルを擁するが、中でも目を引くのが「ウルトラチャージ」で力を溜めた後に放つ「魔手ニヒル」。
威力もさることながら、「気絶」状態にあるキャラを戦闘不能に追い込む追加効果もある。
「魔手ニヒル」は防御することで完全に無力化出来るほか、その前段階の「ウルトラチャージ」も一定のダメージを与えれば妨害→ダウンを奪い、総攻撃のチャンスを得られる。

「耐」のステータスが高く非常にタフ。
これまで以上に長期戦は覚悟の上で臨むべき。 

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最終更新:2014年09月28日 00:52