あまぎごえ
公式
4月冒頭、
久保美津雄が
天城雪子に交際を申し込むシーンにおいて、その場に居合わせた男子生徒が口にした言葉。
その実体は、
八十神高等学校の男子生徒の間でのみ密かに語り継がれている都市伝説。
天城屋旅館の後継者であり、学内でも並ぶ者なき優等生である雪子に対し告白、ないし交際を申し込む行為全般を指す俗語である。
男子生徒の間では、「(天城越えに挑んだ結果では)賭けにならない」とまで言われており、事実、表向きのイメージから来る敷居の高さと、色恋沙汰に対して無自覚であり、天然ボケの多分に入り込んだ彼女自身の性格とが相乗効果を成し、「天城越え」に臨んでOKを貰った相手はこれまで1人もいない。
また、
花村陽介も過去に「天城越え」に挑んだ面子としてリストアップされているが、これまたバッサリ切って捨てられている。ただ、その後も親しくなっているので、ある意味恵まれている。小説「キリノ
アムネジア」では、陽介の家の立場を他よりも理解できたからと言っているが、陽介も雪子に対して親切だったことも大きい。
なお、これを達成できる(もしくはその可能性がある)のは『
主人公=プレイヤー』のみである。
P4Uでは『難攻不落の「黒」雪姫』というキャッチフレーズをつけられてしまった。
非公式
明言はされていないが、元ネタは歌手・石川さゆりが1986年に歌った演歌「天城越え」。
純和風な出で立ちの雪子の「天城」姓と演歌曲の代表的存在である同曲とを掛けたものと思われる。
近年では、イチロー選手の打席曲としても馴染みは深い。
その他、伊豆市内を走る国道にも「天城越え」という名前の「道の駅」が存在する。
最終更新:2016年08月29日 02:34