ボーマンダ

No.373 タイプ:ドラゴン/ひこう
特性:いかく(相手の攻撃ランクを1段階下げる)
入手可能ソフト:ルビー/サファイア/エメラルド/XD/パール/プラチナ
ドラゴン HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早
ボーマンダ 95 135 80 110 80 100
カイリュー 91 134 95 100 100 80
ガブリアス 108 130 95 80 85 102
フライゴン 80 100 80 80 80 100
ギャラドス 95 125 79 60 100 81

ばつぐん(4倍) こおり
ばつぐん(2倍) いわ/ドラゴン
いまひとつ(1/2) ほのお/みず/むし/かくとう
いまひとつ(1/4) くさ
こうかなし じめん


ボーマンダについて

ルビー・サファイア初登場の600族ドラゴン。
ホウエン四天王・ゲンジのパートナーポケモンですね。
種族値は今更言うまでもなく非常に優秀。
加えて特性・威嚇を備えているため物理耐久にも隙がありません。
竜の舞を積んでからプラチナで習得してしまった逆鱗で敵を薙ぎ払う物理型や、
スカーフを巻いて特攻してくる流星群奇襲型等非常に攻撃の潰し範囲が広く、
下手に受けることも出来ない対処に困るポケモンです。

とはいえガブリアス同様に氷4倍という弱点を持つため数々のトレーナーが対策に注意しているポケモンです。
そういう理由からかリアポケでは特別目立っている様子もないようです。

相棒候補

氷タイプの攻撃対策必須。
特に受け型水ポケモンの大半が冷凍ビームを所持している為それらを抑えるポケモンが欲しいところ。
氷物理受けには威嚇ウインディ、特殊氷受けにはカビゴンやハピナス等が候補になる。

型考察

竜舞型 著者:朝倉

性格:意地っ張りor陽気
確定技:竜の舞/逆鱗orドラゴンクローorドラゴンダイブ
選択技:地震/ストーンエッジ/大文字/燕返し/アクアテール
持ち物:命の珠orヤチェのみ
努力値:攻撃252、素早さ252、HP6又は素早さ調整攻撃252、残り耐久に

前作から続く物理ボーマンダの基本形。
プラチナでとうとう和田マンダが実現してしまったが非常に受け辛い型である。
一度積まれてしまうとスイクンやクレセリアクラスのポケモンでも確定2発で潰されてしまう。
対策として鋼ポケモンを出そうにも大文字や地震をサブウェポンとして備えている可能性が高く、安定しない。

個人的に受けるならば、威嚇を利用した防御特化ギャラドスや威嚇トレースポリゴン2辺りをお奨めする。
ガブリアスとは違いボーマンダ自身が威嚇をトレースされると火力が低下するため、対策を取り易いのが救い。
それでも被害は甚大なので、積まれる前に潰してしまった方が吉である。

威嚇物理受け型 著者:朝倉

特性:威嚇
性格:腕白
確定技:鉄壁/羽休め
選択技:竜の舞/ドラゴンクロー/吼える/燕返し
持ち物:食べ残しorヤチェのみorオボンのみ
努力値:HP252、防御252、素早さ6

基本的に、腕白が安定します。
特殊型でも良いんですがそれだと積み技の選択肢がなく
マンダ特有の受け辛さがかなり狭まることになりかねません。

特殊型にする場合は、図太いで竜の波動やめざ飛が選択肢になるのかな。
実際に朝倉が育成したのは、腕白の竜舞型。
コモルー時代に習得する鉄壁とマンダ特有の羽休めを軸とした、
前作の配布願い事鉄壁マンダも真っ青な受け性能。

その耐久力は後出しでメタグロスのコメットパンチも受けきり
更に対グロス戦を想定すると、
タイマンで鉄壁を積んでしまえさえすれば冷凍パンチや大爆発さえも普通に受けきってしまいます。

次、対ガブリアス想定。
オボン込みですと、陽気ガブリアスの逆鱗を二発耐えてしまう性能なので
素の状態でもスカーフ持ち以外のガブリアスに対して竜舞を積んでドラゴンクローで返り討ちに出来るパターンが理想的。
因みに無振りでも竜の舞一回で最速110組まで抜ける。


ただ物理を受け止める性能は良いのですが、
せっかく積んでもスイクンやシャワーズ、ミロカロスといった水物理受けポケモンを出されるとヤチェ持ち以外では冷凍ビームで確殺されます。
という理由で持ち物はヤチェ大安定でした。


役割は格闘受けも含まれるためヘラクロスのエッジ急所にさえ気をつければかなり安定した働きをしてくれるのではないでしょうか。

耐久調整スカーフマンダ(内藤先生) ●第四後期

もちもの:こだわりスカーフ
わざ:りゅうせいぐん/だいもんじ/どくどく/自由枠
努力値:威嚇込みでのガブリアスの「げきりん」耐えを施してすばやさを155程度まで上げ、残りとくこう
【サンプル配分】
ボーマンダ(おくびょう):HP171(4)-こうげき139(0)-ぼうぎょ114(108)-とくこう156(208)-とくぼう100(0)-すばやさ158(188)
 まずHPとぼうぎょに振り、ようきガブリアスのアイテムなし「げきりん」を最高乱数以外で耐えるようにします(確定でもよいです)。
 そのうえですばやさを最速90族やいじっぱりガブリアス、ひかえめボーマンダ・サンダー意識の158まで上げます(一応最速豆電球ロトムも抜けます)。
 残りをとくこうに振ることで、一般的なとくぼう無振りメタグロスへの「りゅうせいぐん」→「だいもんじ」の最低ダメージが184(HP振りメタグロスのHPは187)。

【解 説】
 好きな人と嫌いな人で分かれる耐久調整スカーフマンダです。
 メジャーな配分はようきガブリアスの「げきりん」を《いかく》込みで耐えるようにした上で、残りをとくこうとすばやさに振るというもの。
 ここではスタンダードな調整スカーフマンダを挙げていますが、スカーフマンダの調整自体は他にも色々なものが考えられます。

 運用の基本はやはり後出し性能を活かしての「りゅうせいぐん」ぶっぱ撃ち、または先発ヘラクロスに対応する意味での先発出し。
 グライオンを除けば唯一と言っていいほど対ヘラクロスへの一回の後出しが安定するキャラであり、またこの耐久調整のおかげで対ガブリアスのタイマンも型を読めば勝てるようになっています。
 「りゅうせいぐん」だけ撃ってすぐ倒れているようでは調整スカーフの意味があまりないですが、相手をうまく削って「りゅうせいぐん」圏内に入れたり、スカーフボーマンダの出し方を考えたりすると一気に頼れる存在になります。
 とはいえ、今は昔ほど安定する型でもありません。

 最近は『きあいのタスキ』「りゅうせいぐん」ガブリアスという型の登場で、対ガブリアスは若干やりにくくなっているもののその汎用性は健在です。
 天候ダメージを想定する場合はまずHPを天候ダメージ最小(16n-1)の175に設定し、その上で対ガブリアスを想定した配分を施せばいいでしょう。
 ただし天候ダメージを想定すると、メタグロス相手の「りゅうせいぐん」→「だいもんじ」の確定数を犠牲にする事にはなるので、そういう意味ではトレードオフが存在します。

 スカーフボーマンダの「どくどく」はソーナンスと偶発対峙が起こってしまった時、どうしてもボーマンダ単体でソーナンス交代読みを行わなければならない時のためにあるものです。
 「どくどく」がない場合、スカーフボーマンダにソーナンスが合わせられただけでスカーフボーマンダを捨てにかからなければなりません。

ひかえめスカーフマンダ(内藤先生) ●第四後期

もちもの:こだわりスカーフ
わざ:りゅうせいぐん/だいもんじ/どくどく/自由枠
努力値:普通のCSぶっぱ。
【サンプル配分】
ボーマンダ(ひかえめ):HP170(0)-こうげき139(0)-ぼうぎょ101(4)-とくこう178(252)-とくぼう100(0)-すばやさ152(252)
 「ひかえめ」CSぶっぱで無振りギャラドスを「りゅうせいぐん」により1.5発、無振りスターミー、無振りゴウカザルを「りゅうせいぐん」1発で撃破。

【解 説】
 特に言う事がないひかえめスカーフマンダです。
 こちらは無振りゴウカザル、無振りスターミー程度の相手を「りゅうせいぐん」1発で落とせるので、ひかえめCS振りにもメリットが存在します。

メガネマンダ(内藤先生) ●第四後期

もちもの:こだわりメガネ
わざ:りゅうせいぐん/だいもんじ/ハイドロポンプ/りゅうのはどう
努力値:普通のCSぶっぱ。
【サンプル配分】
ボーマンダ(ひかえめ):HP170(0)-こうげき139(0)-ぼうぎょ101(4)-とくこう178(252)-とくぼう100(0)-すばやさ152(252)
 『こだわりメガネ』ラティオスとほぼ同等の火力が出せる。あちらのほうが早く弱点的な関係で制圧力は高いが、こちらはヘラクロス相手に先発出ししてもアドを失わないという特徴がある。
 ひかえめCSぶっぱで無振りギャラドスを「りゅうせいぐん」1発で落とせたり、調整ソーナンスへの乱数が有利になったりする。
 一応、とくこう163程度が確保できていれば、「だいもんじ」により耐久調整ヘラクロス(175-126)、HP振りメタグロスを一撃で落とせる。

【解 説】
 火力に特化したメガネマンダです。
 特に言う事がありませんが、こちらはいじっぱり『こだわりスカーフ』ヘラクロスのストーンエッジ2発で落ちるので、調整スカーフマンダほどの後出しの安心感はありません。
 これに特殊耐久調整を加えると、ボーマンダの癖に等倍相手への後出しが割と安定するようになります。

ハチマキマンダ(内藤先生) ●第四後期

もちもの:こだわりハチマキ
わざ:げきりん/じしん/かわらわり/ドラゴンクロー
努力値:耐久を優先して振る。
【サンプル配分】
ボーマンダ(いじっぱり):HP202(252)-こうげき171(4)-ぼうぎょ100(0)-とくこう117(0)-とくぼう100(0)-すばやさ152(252)
 適当なようですが、これでとくこう117程度のスイクンの「れいとうビーム」を確定で耐えます。
 いじっぱりで、こうげき無振りでも『シュカのみ』メタグロスを「じしん」2発で落とせるので、強力なポケモン相手にはこのように耐久に振ったほうが、行動回数が増えるので与えるダメージは高いです。
 こうげきを極振りするとHP197、ぼうぎょ113程度のサンダーが「げきりん」中乱数1になりますが、他に目ぼしい確定数がないのであまりお勧めしません。

【解 説】
 ハチマキマンダです。
 「げきりん」の火力が高く耐久と安定した攻撃力を確保できるのが魅力的ですが、「げきりん」暴走に難があります。
 割と適当な個体でも活躍してくれるでしょう。

うっかりや球マンダ(内藤先生) ●第四後期

せいかく:うっかりや
もちもの:いのちのたま
わざ:りゅうせいぐん/だいもんじ + (げきりん/りゅうのまい or りゅうのはどう/かわらわり)
努力値:普通のCSぶっぱ。
【サンプル配分】
ボーマンダ(うっかりや):HP170(0)-こうげき155(0)-ぼうぎょ101(4)-とくこう178(252)-とくぼう90(0)-すばやさ152(252)
 性格を「うっかりや」にする事でHP振りメタグロスを「だいもんじ」1発、HP振りグライオンを「りゅうせいぐん」1発で倒します。

【解 説】
 「だいもんじ」と「りゅうせいぐん」で厄介なメタグロスやグライオンなどの敵を倒したいボーマンダです。
 『いのちのたま』装備により後出し性能を犠牲にしている上、素早さの関係上制圧力も高くないのでほぼ上記の確定数を目当てに使用する事になります。
 ヘラクロスの『こだわりハチマキ』「ストーンエッジ」+『いのちのたま』1回のダメージでほぼ落ちます。
 火力が高いとはいえ、耐久や弱点の都合上1ダメージも与えられず落ちる事もあるので使い手の構成が上手くないと活躍させるのは難しいでしょう。

 普通の無振りボーマンダのHP実値は170なのですが、HP個体値が低いと『いのちのたま』でのダメージが減ります。
 「かわらわり」を持つとバンギラスに高い打点を当てられるようになります。「りゅうのまい」「げきりん」を持つと、交代読み「りゅうのまい」で勝ち筋を作れる場面もあります。

候補技

物理技

燕返し……飛・威力60(90)。必中技。
ドラゴンクロー……竜・威力80(120)。安定するが火力に欠ける。
ドラゴンダイブ……竜・威力100(150)。命中75。安定しない。
逆鱗……竜・威力120(180)。メインウェポン候補。破壊力満点だが行動不能が痛い。
地震……地面・威力100。対電気技。
ストーンエッジ……岩・威力100。命中80で急所に当たりやすい。外れる。
アクアテール……水・威力90。命中90だが急所に当たりやすい。
瓦割り……闘・威力75。特殊型の役割破壊にあると便利。
雷の牙……電・威力65。対水技だがちょっと微妙な威力。
噛み砕く……悪・威力80。防御ダウンの追加効果は嬉しい。
捨て身タックル……ノーマル・威力120。前作の教え技必須。

特殊技

竜の波動……竜・威力90(135)。タイプ一致安定技。
流星群……竜・威力140(210)。命中90。特攻2段階ダウン。受け辛い。
火炎放射……炎・威力95。安定技。
大文字……炎・威力120。役割破壊候補技。PP不足なので補強は必須。
ハイドロポンプ……水・威力120。対岩・地面・炎技。結構外れる。
めざめるパワー飛行……飛・威力70(105)。安定技だがあまり選択肢に入らない。
めざめるパワー草……草・威力70。対水・地面・岩技。あると便利。
めざめるパワー電気……電気・威力70。対水技。ギャラドスピンポイント。

補助技

羽休め……回復技。発動ターンはタイプが激変する。物理受けに便利。
竜の舞……攻撃・素早さ1段階アップ。必須技。
身代わり……竜の舞と相性が良い。
鉄壁……防御2段階アップ。羽休めと組み合わせると硬い。
吼える……コンボ崩しに有効。

組み合わせ

「まもる」+ボーマンダ(内藤先生) ●第四後期

 個体固定でとても強い組み合わせ。
 『こだわりメガネ』『いのちのたま』『こだわりハチマキ』などの火力強化アイテムを持ったボーマンダは『こだわりスカーフ』ヘラクロス相手への後出しが安定しないのが難点です。

ボーマンダ@こだわりメガネ
ひかえめCS振り
りゅうせいぐん/りゅうのはどう/だいもんじ/ハイドロポンプ

ボーマンダ@いのちのたま
うっかりやCS振り
りゅうせいぐん/りゅうのはどう/だいもんじ/かわらわり

ボーマンダ@こだわりハチマキ
いじっぱりHS振り
げきりん/じしん/かわらわり/ドラゴンクロー

 とはいえ、これは「ストーンエッジ」まで想定すればの話。
 何らかのポケモンの「まもる」によって、驚異となる『こだわり』系アイテム持ちのヘラクロスの技を特定すれば余裕を持っての後出しが可能です。

スイクン@たべのこし
ずぶといHBCS振り
なみのり/れいとうビーム/まもる/どくどく

ライコウ@シュカのみ
おくびょうHDS振り
10まんボルト/めざめるパワー(氷)/まもる/どくどく

カビゴン@たべのこし
いじっぱりHABD振り
おんがえし/じしん/れいとうパンチ/まもる

バンギラス@たべのこし
しんちょうHABD振り
ストーンエッジ/しっぺがえし/れいとうパンチ/まもる

 そしてヘラクロス相手に1ターン手に入れた後は、超高火力の「りゅうせいぐん」なり「だいもんじ」なりを撃って場を制圧させる事が出来ます。
 「メガホーン」「インファイト」であれば『こんじょう』が発動しようとボーマンダを安定して場に出せます。

 「まもる」後は読みが絡む展開となる事が多いです。交代読み交代読み居座り、交代読み交代読み居座り読み居座り読み交代などで相手の読みに対し勝っていかなければならない局面は多いです。
 しかしそれは普通に交代読み交代されるリスクと大して変わりません。

 ヘラクロスに弱いキャラが「まもる」を装備すれば『こだわりスカーフ』のないボーマンダがヘラクロスに対し後出し可能になるので、『こだわりスカーフ』を持たないボーマンダでもほぼリスクなくヘラクロス相手に役割を持つ事が可能になります。
 「ストーンエッジ」に対してはほとんどのキャラがそのまま殴り合っても勝てると思いますが、不安なら対ラティオスにもなるメタグロスを置きましょう。

メタグロス@こだわりハチマキ
いじっぱりHADS振り
コメットパンチ/じしん/れいとうパンチ/だいばくはつ

 若干読みが関わるとはいえ、「いかく」と高い物理耐久によりヘラクロスの『こんじょう』「メガホーン」を何発か耐える耐久を確保した上で、ようき最速ヘラクロスを抜いて一撃で倒す事も出来るボーマンダだからこそ出来る立ち回りです。
 ただ、ヘラクロスが『いのちのたま』を持っていたりすると辛いです。「みがわり」は、拘っていない時点で大した火力が出ないので「まもる」を撃つキャラがスイクンであれば問題ないでしょう。
 『こだわりスカーフ』のないボーマンダが一気に縛られやすくなるのは仕方のない事です。

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最終更新:2012年02月18日 02:37