魔獣とは

世界のそこかしこで静かに、人の目を避けるようにひっそりと現れ始めた人外の存在たち。
個体差が大きく様々な姿、能力を持っており、そのほとんどは人間よりも圧倒的に強い存在ばかりである。
とある『大戦』に参加するため、会場となる人間界に来ている、らしい。
しかしすべての魔物がそうではなく、偶然こちらの世界に来てしまった者や、単純に人間界への興味本位、何かの目的があって来ている、など様々であるようだ。

一説によると、神によって引き合わされている、とのことだが?

大戦については『大戦とは』の解説ページへ。

契約とは

突如現れた魔獣と交わす主従契約のようなもの。魔獣の性格にもよるが、概ね人間側上位の契約になる。
この契約をすることが、大戦への参加条件となる。
逆に言えば契約をすることで参加と見なされるため、大戦に参加する意思がなく、仕方なく結ばれたり、なりゆきで結ばれた場合でも同じである。
また、他の魔獣と違い、契約が完了し契約者を持つ魔獣は『ダンタリオン(Dantalion)』と呼ばれる。
ダンタリオンとは複数の顔を持つという悪魔。奇縁によって引き合わせられ契約を交わした魔獣を、「人ならぬ己が顔のひとつ」としてダンタリオンと呼ぶ。この呼称は以前大戦に参加した魔術師がそう呼び、それが定着したもの。

ちなみに、市外でも魔獣は出現しているが、その出現率は神座原市内が群を抜いている。
市外に出現した場合でも当然契約することはできる。その場合、何かに導かれるようにして神座原市に向かうこととなる。
未契約の魔獣も、特に大戦のことを知らなくとも「神座原に行かなくては」といった漠然とした認識がある。

紋章の腕輪

契約後、それを望む事で手に入る特殊な支給品。
詳しくは紋章の腕輪を参照。

念話

契約した人間、魔獣間で可能な通信手段。
契約の種類、魔獣の得手不得手、契約者との相性などにより念話のタイプ、精度などは様々に変わる。
精度のいいものであれば『遠距離であろうと耳元で話すようなレベル』や『映像、感情などを伝える』『契約者以外にも念話できる』といった芸当ができる魔獣もいるだろう。
逆に精度や相性がよくないと『有効範囲が狭い』『何言ってるか聞きとれない』『携帯電話のほうが便利』といったぐらいになることもある。
必ずしもそうということではないが、魔法などの扱いの得意なもの、感覚の鋭敏な魔獣であるほど精度がいい傾向にあるようだ。

人間側

魔獣と出会い契約を交わした人間は『契約者』と呼ばれる。
基本的に大戦のことについて知っているものはほとんどおらず、一般人ばかりで巻き込まれる形になるものが大半以上を占める。
また、生来持っていた『属性』が契約により魔獣に影響を与えることもある、らしい。

メリット

  • 勝ち残ることであらゆる願いを一つ叶えてもらえる。
  • 個体によって大きく差があるが契約によって従者を得る。

デメリット

  • 戦闘で危険にさらされる。
魔物に比べ、デメリットが極端に少ないが、メリットも少ない。

魔獣側

一つの世界からではなく、様々な要因、思惑から、様々な世界から人間界に現れた人外の存在たち。
大戦に勝利し願いを叶えるためか、別の思惑があってか、人間と契約を結ぶ。

メリット

  • 大戦の参加権を得る。
  • 勝ち残ることであらゆる願いを一つ叶えてもらえる。
  • 人間界の環境に体が適応され、本来の力を振るうことができる。
  • 魔物討伐の対象から外れる。
  • その他個体によって異なるが、契約することで+がある。魔力の供給ラインができる、何らかの力が強化される、など。

デメリット

  • 人間の代わりに戦わねばならない。
  • 契約者が死ぬと自分も死ぬ。そのため、脆弱な人間を守らなければならない。
  • 基本的には契約者とは主従関係であり、契約者の命令を聞かねばならない。

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最終更新:2011年10月13日 22:40