契約者達に神から支給される腕輪。
使用すると契約者の腕、魔獣の体に紋章が浮かびあがり、様々な効果を引き出す事が可能。
大戦のごく早い段階で神によって様々な手段(テレビ、ラジオ、手紙、口頭など)で契約者たちに伝えられ、ただ欲しいな、と望むだけで手元に届けられる。その手段も様々で、宅急便によって届けられたり、空から降ってきたり、いつの間にか部屋や鞄に入っていたりなど、これといった法則性はないようだ。ただし、綺麗にラッピングされリボンまで巻かれたプレゼント箱に入っている、というのは共通している。
中には腕輪の現物と、腕輪の使い方、メリット、デメリットについて書かれた説明書が入っている。
贈られたからとはいえ使用しなければいけないわけではなく、着けるかどうかは自由で破棄しても良い。
一度つけたからといって外せなくなるようなこともなく自由に着脱も可能でそのことによるデメリットもない。効果は着用中にのみ有効。
契約者自身が魔術などを使用できるペアなどもいるため、一般人だった契約者との力量差を小さくし、大戦中の戦いをより激しく、積極的に行なってもらうための措置、らしい。
神本人も「それ以上の意図はないし何も仕込んでないし企んでもいませんよ」と言っているが、神の普段がああなので、どこまで信用できたものか。
一応、魔術的な素養、マジックアイテムなどを見る目のある人物によれば、「たしかに説明書にある以上の効果はない」らしい
効果
・感知:近くに契約者が居ると淡く発光して知らせてくれる。とにかく契約者であれば反応するため、相手が腕輪を使っているかどうかは問われない。
デメリット:反応し光っている紋章は一般人にも見えるため目立つため自分も相手に知られる危険性がある
・ブースト(仮):魔獣、契約者の紋章を重ね、力を注ぐイメージを持つ事で一時的なパワーアップが可能。
発動中は魔獣、契約者共に紋章が輝く。
魔獣の戦闘力などを上げるもの、逆に契約者を強化するもの、大技を放つものなど効果は様々。契約者の魔力資質が低く生命力が強い程効果が高く、起死回生の切り札となり得る。
デメリット:ブーストを行う際の隙、契約者の生命力を大きく消費する、自分の魔獣の紋章の位置がバレる
・一時的な契約解除:契約者が敵魔獣に『ブーストする』事で一時的に契約を解除させる事が出来る。この状態で契約者が死亡しても魔獣は死亡しない。
デメリット:敵魔獣に契約者自ら近付く危険性,生命力を大きく消費する
・ブーストの強制解除:契約者が敵魔獣の紋章に『触れる』事で強制的に解除させ、敵契約者の能力をダウンさせる。こちらでもまた契約状態を一時的に解除することができるが、こちらの場合の方が魔獣の強化幅が大きい状態であるため、強制解除のゆり戻しが大きく、(その魔獣のブースト効果によって程度の差異はあるが)敵魔獣を行動不能(気絶、全身の麻痺など)に陥らせることができる。
デメリット:敵契約者によるブースト解除を受ける危険性、通常時の敵魔獣をブーストするより多くの生命力を消費する
契約状態の一時的解除
相手契約者によって自分の魔獣がブーストされてしまうと、一時的ながら未契約状態に戻されてしまう。
魔獣は契約によって人間界で十全の力が発揮できるように最適化されるため、これを解除されるとその最適化分もなくなってしまう。これにより『自分の力が十分発揮できる条件の整わない世界』に戻されてしまうため、魔獣の弱体化が起こる。
この世界への最適化は強力な魔獣であるほど大きく、つまり強い魔獣であればあるほど契約解除状態にされると大きく弱体化してしまう。
この契約解除状態は一時的なものであり、一定時間が経過すればまた契約状態に戻る。これは、契約者とその契約魔獣の間に契約によって繋がるための固有の回路のようなものがあり、これに送る力を増幅することでブーストを行うのだが、これを他の契約者、つまり信号の合わない相手に強引にブーストされることで、その信号のやり取りを混線させ、フリーズ状態にしてしまう。そのために契約の効果が一時的に止まってしまうこととなる。
混線状態は敵によるブースト時に注がれた力が抜けることで復旧される。
そのため、
- 敵契約者が『強力なブースト』を行えるタイプだったり生命力が強いタイプである場合、注がれる力の量が多いため、復旧に時間がかかる
- 魔獣が自体が強力だと契約による最適化の影響が大きく、大きなものを直すことになるためより時間がかかる
などの要素によって契約復帰までの時間はペア、相手によって前後することになる。
つまり、『相手契約者が強い生命力(強力なブースト)を持っており、かつこちらの魔獣が強力』であるほど復旧に時間がかかり、
『相手契約者の生命力が弱く(ブースト効果が強力なものでない)、こちらの魔獣がそれほど強力な個体でない』ほど早く復旧できる。
このあたりの復旧までの演出は皆様のペアと相手ペア次第、ということになります。
腕輪未使用者によるブースト解除について
ブーストは紋章の腕輪による恩恵のため腕輪未使用者はもちろん使用できないが、相手魔獣の紋章に触れてブースト状態を解除することはできる。
しかし腕輪使用者に比べて送り込める生命力が集中できずバラけてしまうため、ブーストの解除までしか出来ず、消耗も激しい。
腕輪は生命力を効率よく運用させるためのツール、というイメージ。
最終更新:2012年02月13日 21:12