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Ver3.3 |
身長(人間時) |
1.7[meter] |
視界を埋め尽くすほどの「機甲種」の残骸。<機甲の墓場>と呼ばれる地で、ステラはあるモノを探していた。 それは機甲の自己診断ログに残るノイズデータ――心や感情と呼ばれるデータだった。 「機甲」とは『協会』が<アルカナ>を集め、混沌に対抗する為に作製した戦闘機械だ。戦闘機械に心は宿らない。 しかし『スピカ』だけは違った。 『スピカ』だけが人格を形成し、更には人――『ステラ』として生まれ変わるに至った。 なぜ他の「機甲」と違い、自分にだけ心が宿ったのか。 もし、これが奇跡という不確定な要素ではなく、実は他の『機甲』にも起きていた事象であったのなら、そこに、機甲が生まれた意味――ただの戦闘機械ではなく、“命”として機甲が生まれた意味を見つけることができるのではないだろうか? その疑問にたどり着いたステラは千を超える機甲の残骸からノイズデータを探し、そして――見つけた。 やはり、他の機甲にも記録されていたのだ。ノイズデータ――機械に宿った心の記録が。 それを見つけた時、ステラの中で何かのスイッチが入った。身体全体に熱い力が流れていく。 肌に浮かぶ紅い光は血管のようにも、機械の回路のようにも見えた。紅い光は輝きを増しやがてステラを包み込み――声が響いた。
「機甲化システム起動! モード 『スピカ』!」
――ソエル…私は答えを見つけたよ。 |
体重(人間時) |
65[kg] |
最高速度(人間時) |
20[km/h] |
探していたもの |
『機甲』の生まれた意味 |
見つけたもの |
『機甲』の心 |
取り戻したもの |
『スピカ』 |
イラストレーター |
ひと和 |
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