+
|
Ver3.4(VerRe:3.0) |
Ver3.4(VerRe:3.0) |
全長 |
記録されていない |
重量 |
記録されていない |
好きなこと |
一人でいること |
大事なもの |
脱衣車 |
脱衣車についているもの |
カモフラージュカーテン |
弱点 |
上からは丸見え |
イラストレーター |
出水ぽすか |
フレーバーテキスト |
マルジー・スナークは後ろを振り向いて誰も追いかけてこないことを確かめると、大きくため息をつきました。 「あぁ、あぶなかった~。空中に穴ができたと思ったら、中から女の子たちが跳び出してくるなんて… 二回目だからあわてずに隠れられたけど、この前の〈真っ赤な女の子〉のお仲間かな?」 スナークは大事な〈脱衣車〉に腰かけ、少し前に島に現れた〈真っ赤な女の子〉の事を思い出して苦い顔をしました。 「あの〈赤い女の子〉も空中から現れたんだよなぁ。 空中に真っ赤な穴が開いたと思ったら、中から女の子が飛び出てきて、しかもジャバウォックなんてものまで一緒に… 探検隊の人たちも、島の生き物もたくさん真っ赤にされちゃって… 僕もこの脱衣車と“これ”がなかったら危なく見つかってたかも。」 スナークは帽子を外すと、その中からきらきらと輝く“何かのカケラ”を取り出しました。 「急に“カケラ”が光りだしたから、光が漏れないように脱衣車に隠れた後、すぐにあの真っ赤な穴が出てきたんだよなぁ。 自由に模様が変わるこのカーテンがあれば絶対に見つからない自信はあるけど、急に空中から飛び出してこられると流石に… でももう安心だ! この前も今回も、この“カケラ”は僕が見つかりそうになった時に教えてくれたんだ! この“カケラ”と自慢の脱衣車があれば完全無欠! 今まで通り、もう絶対に誰にも見つからないね!」 スナークが“何かのカケラ”を帽子の中に戻そうとしたその瞬間! 急に“カケラ”が輝きはじめました。
~『スカーレットテイル』 その9の⑤~ |
|