+
|
Ver3.4(VerRe:3.0) |
Ver3.4(VerRe:3.0) |
全長 |
3.2[meter] |
重量 |
640[kg] |
現在の生息地 |
アマゾーン島 |
現在の場所 |
レムギア |
前職 |
英雄の戦車 |
現職 |
女王の戦車 |
イラストレーター |
増田 幹生 |
フレーバーテキスト |
「メシを取ってくると言って出て行ったきり、なかなか帰ってこないと思えば… まさかこんな異世界にまで来ていたとは…そういうところは相変わらずなのだな、アマゾネスの女王よ…」 草むらで気持ちよさそうに眠る女戦士の前に舞い降りた神馬は、あきれたようにため息をついた。 「しかし、異世界の森の中で、よくもまぁこのように堂々と…豪胆なのか、鈍感なのか…。 この子の“友だち”はそろいもそろって心配性ばかりだが、これでは確かに皆が心配になる筈よな…」 神馬は女戦士を起こそうと顔を近づけたが、気を変えたのか、そのまま隣に腰を下ろした。 「ふむ…せっかく気持ちよさそうに寝ているのだ、無理に起こす必要もあるまい…」 眠り続ける女王に寄り添う自分をかえりみて、神馬は、かつて常に女王の隣で彼女を守り続けた男の姿を思い出した。 「…この子の隣を守るのは、やはりお前がお似合いだ。 暗黒騎士よ、お前は今どこにいるのだろうか――今思えば、お前が姿を消し、この子はその後を追うように森を出て行った。 そしてまた我々も…。なぁ、私は、とうとうあの者の居場所をつかんだぞ。 それを聴いたとき、はたして、この子は――」 神馬はそう一人つぶやくと、最後になるかもしれない、その安らかな眠りを守るように、黙って女王を見つめ頭を垂れた。
~『新・アマゾネスの冒険』 第9章 その2~ |
|