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Ver3.3 |
全長 |
食えば食うほど |
「なぁおまえ、ヒキュウって知ってるか?」 「あぁ…なんだっけ、邪気を遠ざけるっつー神獣だっけか」 「そう、それそれ。 あの金ぴかの体からでる光で、悪いモンをおっぱらうやつ」 「…なんだ、まるで見てきたみてぇな口ぶりじゃないか」 「うん、見たんだよ…。 前に、俺の家に泥棒が入るって話をしたことがあっただろう?」 「そういや言ってたな。 何度も金目の物を取られて困ってるって…」 「ああ、それでとうとう神様に祈ったんだよ。このままじゃ文無しになっちまう、なんとかしてくれ~ってな。したらある日、ヒキュウが現れて言ったんだ。もう心配はいらない、ってさ」 「そいつはすげぇな! それで、実際にご利益はあったのか?」 「ああ、それ以来ずっとヒキュウが蔵に住み着いてな、おかげで泥棒もパッタリ来なくなって、物取りに怯えることもなくなったさ」 「そりゃ良かったじゃないか。 …その割にはおまえさん、景気悪そうなツラしてるなぁ」 「うん…ヒキュウは確かに邪気を祓ってくれるみたいなんだがよ…」 「おう、結構なことじゃねぇか」 「あいつ、カネを食うんだよ」 |
重量 |
飲めば飲むほど |
最高速度 |
邪気あるところへひと跨ぎ |
祓うもの |
邪悪 |
司るもの |
財気 |
捕食対象 |
財産 |
イラストレーター |
のば |
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