+
|
Ver3.5 DS |
全長 |
5.0[meter] |
かくして終末の角笛は、神の右腕たる印の翼の手によって吹き鳴らされた。 子羊らの楽園たる大地は、天から舞い降りる主の御使いと、地の底から這い出ずる悪魔らの争いにより、悲劇の園となり果てた。 間もなく、滅びが訪れる。 神魔の争いが世界を虚無へと導き、紅き双眸の王が虚無の中に混沌を誘いし時に。 ―――『レム黙示録』終章 第三節
* * * *
「気に食わねェ… まったくもって気に食わねェ!!」 そこまで読み進めた黒き騎士は、投げ捨てた黙示録に鞭を振るうと、バラバラに引き裂いた。 本来、世界の終末は彼ら『四騎士』と『奈落の王』に委ねられるものだった。それなのにどうだ。今、世の滅びを誘う者は、高慢で鼻持ちならない天使どもと、彼らの終末を下らぬものと言い捨てた紅い双眸の皇帝… 足元に散らばる黙示録の欠片のように、“終末の騎士”としての誇りを引き裂かれた黒き腐食の王は、激しい怒りの声を上げた。 「上等だぁ…奴らが俺らに取って代わって、世界に終末をもたらそうってのかよ… いいぜぇ…」 そう呟いた黒き騎士は手にした鞭を一振りすると、彼方にそびえる紅蓮の塔、そして太陽を覆い隠す天使の軍団を睨みながら言った。 「…大天使、赤眼の皇帝、この世界は好きにするがいいさ… だがなぁ、俺は決めた。この世界の後にお前らが創る世界ってのを俺が頂く。俺こそは腐食の王! 世界を荒廃に導く終末が騎士が一人! 俺が――お前らの世界の終末の王になってやる!!」 |
体重 |
325[kg] |
性格 |
短気・短絡的 |
嫌いな呼び名 |
変態貴公子 |
好き |
腐りかけの肉 |
趣向 |
意外とグルメ |
イラストレーター |
あかぎ |
|