+
|
Ver3.3 |
全長・重量 |
世界が破壊されるまで不明 |
世界は終わった。戦士はゆっくりと膝をつき、そして横たわった。 長かった。果てしなく長かった。しかし、これで全てが終わる。 結局、何が正しくて、何が間違っていたのか、戦士には分からなかった。 いや、分からなくなってしまった。 永劫に繰り返されるかのような、創世より続く戦いの中で、 神が、悪魔が、人が、いったい何を手に入れることができたというのだろうか。 もう、十分だった。もう争いたくなかった。 そもそも、誰かが、誰かと争わねば存在できない、この「世界」という仕組みそのものが間違っていたのだ。 こんな世界がどうして生まれたのか…しかし、もうどうでもいい。終末はおとずれ、その世界もとうとう消える。 戦士は安堵し、天空を見上げた。 天には死にゆく世界を送り出すように、黄金の光が満ちていた。 黄金の光は徐々に輝きを増し―― この光は…たしか… 次第に形を成し―― そうだ… はるか昔… “黄金の卵”と化した―― やめろ… やめてくれ… やがて、卵の中心が割れ―― もう 十分なんだ… ――世界は、再び誕生した。 |
壊れたら? |
作り直す |
どうして? |
壊れたから |
意味は? |
特にない |
司るもの |
世界の創造 |
本体 |
「黄金の卵」の中 |
イラストレーター |
もりお |
|