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Ver3.3 |
Ver3.3 |
身長・体重 |
それほど巨大ではない |
書斎で本を読みながらうたた寝をしていた私は、気付くと古代ハイパーボリアにいた。これが、失われた大陸…私は興奮した。ならば、ならばならばそこに見える威風堂々たる山こそがヴーアミタドレスなのではないだろうか。だとしたら、この近くに、地下世界へとつながる洞窟があるに違いない。しばらくの散策の後、予想通り、いびつで不定型な洞窟の入り口を見つけた私は、その奥に広がっているであろう、深遠なる暗黒世界を目指して、歩を進めた。 どこをどのように歩いて来たか、歩き、泳ぎ、腹這い、天井を這いずり、壁をすりぬけた先に、ン・カイは広がっていた。そこには、黒い粘液質の生き物が蠢き、私を歓迎してくれていた。その生き物の多い方へと歩を進めると、そこに、それはいた。 その眠たげな瞳、溺死したヒキガエルのように膨れた醜い腹、まちがいなかった。私は、勇気を出して、それに語りかけた――私は、エイボンの如き知識を授かりたい、そして、サイクラノーシュへと旅立ちたいと。するとそれは、答えてくれた。 ――つい先ほどに贄を喰らい、腹を満たしたばかりである。よってその好ましい知識欲に応え、後ほど円筒に脳を入れて、サイクラノーシュへの旅を進呈しよう。 やった!私は歓喜したが、同時に思った。サイクラノーシュってなんだ…?私は書斎で本を…エイボンの書を読んで……。
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性格 |
見た目にそぐわず知性派 |
眷属 |
無形の落とし子 |
出身 |
サイクラノーシュ |
捕食対象 |
人間 |
好きな者 |
知識欲の高い者 |
イラストレーター |
伊藤 暢達 |
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