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Nik Davidson:ガンダルフ vs 百獣王ゴライオン

 私の最初の生産システムに関する開発者日記への反響をうれしく思っています。これは私にとって身近で、大事な話題であり、LOTROコミュニティの多くの人にとっても明らかに大きな関心事です。熱心な生産者がせっせと仕事に励み、それによって名声が得られるような強力な生産システムは、MMOでコミュニティを形成する時には大変有用であると常々思っていました。LOTROの生産システムに対する反応を見ると、少なくともその点においては基本的な同意を頂いていると思います。素晴らしい!

 最初の開発者日記の後すぐにRamenがきて続きをしつこくせがまれました。彼女はやり手の交渉家だったので私はすぐに同意しました。どのみち、もう少し情報を提供したいと思っていたし丁度いいチャンスだったので。

 まず最初に、よくあるこの質問に対して(私がそう信じている間は)確実で最終的な答えを出しましょう。職業(Vocation)と専門(Profession)とは何か?そしてどういう関係か?下は7つの職業の表です。ひし形は「製造系専門」、物を作る生産スキルです。丸は「収集系専門」、物を作るのに必要な材料を集める生産スキルです。表から7つの職業と、7つの製造系専門があるのがわかると思います。わかってるよ!(材料は敵が落とすのを拾うしかない)研究者以外は、製造系専門はそれぞれ他の専門から得られる材料が必要です。それで、仕立屋になれる職業は複数ありますがそのうちの一つだけが、仕立屋の材料を自給自足できる採集家になれるわけです。まだ混乱してますか?ではこの分かりやすい表を見てください!

       

 おお!なんてわかりやすい!

 赤い色の専門は、自分で材料を集めることが出来る製造系専門です。オレンジ色の専門は自分で材料を集められない専門で、他のプレイヤーから材料を入手する必要があります。薄青の収集系専門を持っている人はその系統の材料を採取しても使い道がありませんが、オレンジ色の専門を持っている人に材料は流れてくることでしょう!

 次によく聞かれる質問はそれぞれの製造専門に関するもので、具体的にどんな物が作れるかです。再びお答えしましょう。

鍛冶屋

 ご想像の通り、鍛冶屋は近接武器の主要配給源です。青銅の練習用装備から太古に設計された有名なものまで、あらゆる種類の剣、短剣、斧が鍛冶屋の守備範囲です。

鋳造師

 金属の鎧や、堅固な盾は鋳造師の領域です。彼等の作るものは最初のうちは簡単なものですが、次第により良い材料を使いより良い物を作れるようになります。

仕立屋

 仕立屋はただの布から簡単な服を作ることができます。しかし時間と修練と共に、美しく身につけている者を守るのに長けた衣服を作ることが出来るようになります。仕立屋はまた、なめされた革を使って軽く上部で快適な革鎧を作ることも可能です。

宝飾師

 単純な服飾品と、美しい品々は宝飾師の取引の中心です。しかしながら、例外的な服飾品は冒険者の名声と自信を高め、優秀な宝飾師は真の芸術を生み出すことができます。

木工師

 どんな弓道者も言うように価値のある武器は棒切れと紐だけから作ることは出来ません。木工師は優れた弓職人ですが、同時に杖や槍、その他の柄つきの武器まで生産します。木工師の匠はエルフの英雄でさえ戦場でそれを持つことを誇りに思うような武器を生産することができます。

調理師

 最終的には良い食事を保証する事は長い遠征をとても楽にします。これはありふれた能力の様に見えるかもしれませんが、良い調理師は全ての冒険者にとってよき友となるでしょう。

研究者

 多分専門の中で最も分かりにくいと思いますが、研究者は失われた知識のかけらを拾い集め、その秘密を翻訳しようとします。そうすることで他の生産者が読める巻物を書き上げ、それを読んだ生産者が良質な物を生産できる確率を上げることができます。特定の敵(オーク、トロル、死者)の知識を含む、他の知識の実用的な活用により、様々な疾患に抵抗、治療することもできます。

 質問にはお答えしました!この件については最後に一つ。この話は開発者日記一つ分くらいに値するかもしれません。それは農業です。何故か?農業には色々つまっています。資源の収集が、スロットミニゲーム、そしてホビットの悪ふざけ。おもしろいですよ。

 この記事を終わる前にいくつか議論に上った点、生産やゲーム一般における「強さ」について触れたいと思います。次のような疑問を持った方、または誰かに聞いた方は手をあげてください。「カンダルフと百獣王ゴライオンが戦ったらどっちが勝つのか?」この種の疑問は古典的なおたく達の議論の中で特別な一角を占めるものです。よく知られたキャラクターが登場する作品に関わる仕事をしていて、新しいユーザーをその中に投げ込む時はいつでもこう自問するんです。「どのようにして達成しようか?」

 同じことはLOTROについても言えます。あなたは次のような疑問を投げかけるかもしれません「自分はレベルがマックスのチャンピオンだ。今まで恐ろしい敵を何回か倒してきた。理論的に考えて、自分がもしエオメル(訳者注:ローハンの騎士軍団長)と一対一で戦ったら勝てるだろうか?」とか、「自分は鍛冶屋をマスターした。自分が作る剣はつらぬき丸と張り合えるだろうか?あまつさえナルシルとは?」ここで私が触れたいことは2点あります。

 1点目は単純です。このような開発者日記で私が述べることが、最終的な製品の世界分析にも通されているとは限りません。それは置いておくとしても、一部の人をイライラさせる自信があります。私自身はトールキンについて詳しいわけではなく、詳しい人におかしな方向に行かないように誘導してもらっているわけですから。つまり、私はゴールドベリがパイの名前ではないのは知っていますが、通常制作活動をする中で、「きちがいじみた妄言」と「ゲームのコンテンツ」の間のどこかで、パニック状態の指輪物語に詳しい専門家に罵られに行かなければならないということです。

 2点目はもう少し微妙なものです。プレイヤーの物語の一部であるキャラクターやアイテムはある意味で原作の本と平行しているものです。プレイヤーがサムに腕相撲で勝つかというのは問題ではありません。何故ならばゲーム内でそれが起こることはないからです。旅の仲間が洞窟トロルを殺すのに何回攻撃したかを数えて、それから同じ様にゲーム内で再現したいと思うかもしれませんが。それはやめてください。私たちはそのようにしてゲームを考えているわけではなく、またバランス取りをするときにそのようなことは問題にされていません。

 今回はこれで以上です!いつものようにフォーラムで私に言いたいことがある人は言ってください。もっと欲を言えば次の開発者日記についてアイディアを頂ければと思います。

Nik Davidson リードシステムデザイナー Lord of the Rings Online: Shadows of Angmar

捕捉:Ramenとの会話はこんな感じでした

Ramen:ニック。コミュニティの血肉への飢えをなだめるためにはあなたの腎臓が一つ必要なの。

私:ちょ、何だよ?嫌だって!

Ramen:何でチームに貢献しようと思わないの?あなた方デザイナーは本当に理不尽ね。まぁその場合はせめてもの埋め合わせとして、コミュニティの新しい情報追加情報への飢えをなだめるために2つ目の開発者日記を書いてくれる?

私:それはそんなにはひどくはなさそうだね・・・。

捕捉:カンダルフと百獣王ゴライオンが戦ったらどっちが勝つのか?

 ライオン型を想定しましょう。車型はかなりひどかったので。さて、ゴライオンはまず大きさと腕力で勝ります。これは事実です。しかしゴライオンは炎の剣を出して敵を瞬殺するまで、戦ってる間4分の3くらいの時間はそこら辺の宇宙とかげや宇宙人のロボットにお尻を小突き回されていました。さて、この問題で一番重要な点は炎の剣が本当に炎で出来ているかどうかです。もしそうであればガンダルフはこの勝負の切り札を持っています。ナルヤ(エルフの3つの指輪の1つ)です。ゴライオンが炎の剣を繰り出したら、ガンダルフはわざとらしいアニメーションの炎が効かないことをこわっぱに思い知らせてバン!ガンダルフがえーとよく分からないけど燃えている松ボックリかなんかを投げればそれで終わりです。


 Nik Davidsonはとても気難しい男だ。ミネソタという名前で知られる殆ど居住が不可能な凍った荒地で生まれ、その土地にいる人間がみんな「いい人」であるという考えを一掃することをライフワークにしてきた。

 MMOの魅力に取り付かれて、ニックは君がプレイしたよりも多くの作品をシステムと傾向を分析しながらプレイしてきた。彼がこのジャンル、そしてコミュニティとプレイヤーを完璧に愛しているという事実は、そう、その事実は滅多に比類するものはない。彼は5年間の間、全く速度を落とすことなくMMOを作り続けてきた。とにかくコーヒーメーカーが動いている間を除いては。

最終更新:2007年10月27日 15:45