更新日:2024/07/25 Thu 19:11:06
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プロフィール
CV | 楠木ともり→林鼓子(未作成) |
誕生日 | 8/8 |
身長 | 154cm |
3サイズ | B83/W56/H81 |
血液型 | O型 |
星座 | 獅子座 |
イメージカラー | スカーレット |
トレードマーク | 稲妻マークの入ったガイコツマイク |
肩書き | ????→本気 |
所属ユニット | A・ZU・NA |
概要
しかし謎の多い人物でもあり、アイドル活動の多忙さからか「校内で彼女を目撃したものはいない」と噂されており、同好会メンバーすら部活動外の彼女は一度も見ておらず、学年すら分からないという。
さらに 公式の集合絵やスクスタの初期衣装も彼女だけ制服ではなく衣装姿 であり、その一方で初登場まで他の旧メンバーは名前しか出なかったのに対して彼女だけはシルエットが何度も出てきたりする。
性格に関してはかすみ(未作成)曰く「可愛い顔してダンプカーみたい」、彼方曰く「(スクールアイドルが)大好きって気持ちを世界中に広めたいっていう熱意に燃えてた」とのことで、かつての同好会においてはメンバーを引っ張っていくリーダー的な存在だったようだ。
スクールアイドルとしての実力も同好会内トップクラスだったようで、メンバーの尊敬を集める存在だった様子。
一方で生徒会長の中川菜々からは「彼女が同好会に亀裂を入れた」と名指しで批判されている。
人物像
「好き」という気持ちを表現する熱意は誰よりも高く、自分の「好き」に向かってひたすら突っ走る暴走機関車。
重度のオタク(未作成)気質であり、彼女に好きなものを語らせるとマシンガンの如き勢いで話し出し、周囲を置き去りにしてしまう。彼女自身は自制を心がけているのだが、ついつい「好き」を伝えたい気持ちが先走ってしまうようだ。
一方で早口ながらも「どこがどう面白いか」「誰のどんなところが魅力的か」といった要点はしっかりと捉えた解説になっており、また「彼女自身が心からそれを大好きでいる」ということを全身で表現する様子も手伝ってかその解説に惹き込まれる者も多く、実際に様々な人物に対し布教を成功させている。
ゲームについてはコンピュータゲームに留まらずボードゲームやTRPGも嗜んでおり、TRPGに至っては自作までしている。……しかし、自作したシナリオを「あなた」に見せたところ、やりたいことが先走りすぎてしまい他人からは訳がわからないものになってしまっていた様子。
イベントストーリーにて突拍子のないイベントが始まる際に彼女が登場する場合は、たいてい彼女が言い出しっぺのことが多い(スケート対決とチョイ悪チャレンジ)。
メンバー内で比較しても璃奈に次いで下から2番手の身長とかなり低いもののスタイルや顔立ちはかなり大人びたもので、シリーズ歴代の低身長キャラと比べるとその対照ぶりが際立つ。
そんな彼女だが、笑うと一転してあどけない印象を持たせる。
その純新無垢な満開の笑顔は特に印象的で、いつしか⁄/*イ`^ᗜ^リ ペカーと擬音付きの顔文字で表現されるようになった(ちなみに公式把握済み(*1))。
食べてもらうのが楽しみです!!
その腕前はというと「上手ではない」「独創的」と言われるほどで、にじよんでも歩夢を自身の作ったチョコで気絶させた。このレベルは同じ料理下手の星空凛よりひどいことがうかがえる。
スクスタにおけるイベントストーリーでは、彼女が作ったスイーツを食べたルビィを一口でダウンさせていた(しかも、『何か問題がありましたか?』と言っている)。
一応、ちゃんと監視役を付けてレシピ通りに作らせればちゃんとまともなものができる。しかし「適量」など具体的な分量が書いていない部分で好き放題やってしまう悪癖があるらしく、画像の惨劇もそれによって産み出されたもの。
正体
それだけに周囲からの驚愕は大きく、しずくも「気づかなかった自分がショック」と発言するほど。
そんな旧メンバー達を前に果林は「全校集会で見ているはずなのに気づかなかったの?」と突っ込んでいたが、おそらくは容姿もそうだがそれ以上に上述の性格の違いが大きかったのだと思われる。
ちなみに素の性格は概ね「優木せつ菜」として表に出している方だが、割と生真面目な一面もあり「生徒会長・中川菜々」もあくまで彼女の一つの側面を切り出しただけとも言える。
部員集めを命じたのも、「それだけの情熱を持った人がいてくれれば、今度こそ上手くいくんじゃないか」と考えたため。
アニメや漫画は一切禁止で、家では好きなものを隠れて楽しむことしか出来ず堂々と「好き」をさらけ出せるのは部室や友達の家だけとかなり窮屈な思いをしている。
当然スクールアイドルも認められてはおらず、しかし「高校生になったら絶対スクールアイドルをやる」と決めていたため、芸名を用いて両親にはアイドル活動を隠している。
生徒会長になったのは、両親の望む存在になりたいという思いもあるが同好会で帰りが遅くなるのを怪しまれない為の「隠れ蓑」でもあった。
この通り両親の教育方針が完全に裏目に出て育ってしまった状態で、両親のことは大好きだが自分の好きなことを認めて貰えないことだけを残念に思っていた。
そうした我慢が限界に達し、両親の無理解に反発して家出を決行したことも。
活躍
スクスタ
First season
同好会の廃部阻止を訴えに生徒会室へ直談判しに来た「あなた」とかすみに対して、その熱意は受け取って「10人の部員を集めること」を条件として(*3)提示する。
そうして同好会が9人(*4)まで増えたのを見届けた後、(元々の計画からは逸れた形ではあったものの)自ら正体を打ち明けて復帰した。
そうして、過ちを繰り返さないべく同好会を見事再建した「あなた」に対し部長になってもらうよう依頼。
残り8人の全会一致も得て、ここに新生同好会が発足したのだった。
彼女から叩きつけられた挑戦状により、生徒会長の立場が揺らぐだけでなく、再び同好会を存続の危機に晒してしまうことに。
栞子の確固としたビジョンや任期満了前にも関わらず再選挙が承認されるという前代未聞の異常事態に後手後手の対応となってしまい、自分が生徒会長でありたい理由を見つめ直すことになる。
そうして「大好きなことに打ち込める学園」というビジョンを掲げるが、公開討論会において栞子に「生徒会長の仕事も、大好きなことも、どちらも中途半端になっていないですか?」と図星を突かれてしまう。
それを受けたせつ菜は同好会を離れ、生徒会長再選に向けて専念する道を選ぶも、栞子には「他の大好きなことを守る為に自分の気持ちを殺している」ことを見透かされてしまっていた。
結果として選挙には敗北。生徒会長の座を降ろされてしまったのだった……。
「みなさんに合わせる顔がない」とそのまま同好会を抜けるつもりでいたが、「あなた」とメンバーの必死の説得を受け、同好会に復帰して同好会の廃部を掲げる栞子と戦う決意を決める。
そんな状況を間近で見ていたせつ菜は、彼女への協力を提案した「あなた」に同意。
渋々ながら同好会へ体験入部ことになった栞子の刺々しい発言を諌めつつも、彼女をサポートしている。
そんな彼女をはじめとした同好会との触れ合いが徐々に栞子の認識を改めさせ、SIF実現へ動いてゆくことになる。
2nd season
部室を奪われ、練習にも妨害が入る等活動にも支障を来す事態を憂いていた。
それでも一番であることを絶対とする「部」の方針は彼女の望む環境ではなかったため加入は辞退したものの、「部と同好会、どちらがベストな選択か」という二択に対しては結論を出し切れずにいた。
そんな折、こうした緊急事態に対し協力を買って出たμ'sとの合同練習、そしてにこ(未作成)に提案されたゲリラライブといったヒントも得られたことで、状況が好転していく。
そうして愛との直接対決が叶った準決勝にて、先攻の愛によるステージを見たせつ菜はその気迫を感じ取り急遽予定を変更、ステージを目一杯使ったハイテンションな愛のパフォーマンスとは真逆を行くアカペラでの歌唱を選択する。
果たしてその采配は功を奏し、ランジュの待つ決勝へ。……しかし、部と同好会それぞれの代表者による一騎打ちという形となったことがせつ菜にとってプレッシャーとなってしまったのか、優勝はランジュの手に渡ることに。
愛と果林がDiverDivaを、かすみ・璃奈・彼方・エマがQU4RTZをとメンバーが続々とミニユニットを結成する中、置いていかれまいと焦る歩夢にその場にいたしずくと共にユニット結成の誘いを受ける。
ところが当初せつ菜としずくは「自分にユニットは合わない」と考えていたことに加え、性格も好きな物もまるで違う3人ゆえにコンセプト決めから難航することに。
しかし「誰かの好きな世界観に絞るのではなく、全部詰め込んだ『テーマパーク』を作る」という歩夢のアイデアにより、バラバラな3人でありながらそれぞれの個性を全て同居させた「おもちゃ箱」のようなユニット「A・ZU・NA」が実現したのだった。
思えば、かつて大きな挫折を味わい夢を諦めかけていた彼女が再び立ち上がれたのは、ひとえに「あなた」の助力あってこそだった。
それだけに留まらず、両親との衝突をはじめとした彼女に纏わる問題の数々も、「あなた」なしではこれほど上手くは行かなかっただろう。
そうした全ての想いを打ち明け、「今の自分のことが大好きです!」と心からの言葉で感謝を告げた。
テレビアニメ
第1期
ラブライブ出場を目指していた同好会だったが、せつ菜があまりそれにのめり込み過ぎてメンバーにハードワークを強いていた(&熱さを求め過ぎた)為に、かすみから「こんなの可愛くない。自分はもっと可愛い感じでやりたい」と反発される。
その発言から、自分が仲間に「自分の好きを押し付けていた」ことを思い知った彼女は、自分がいては仲間の不和を招き同好会の為にならないと考え退部とスクールアイドルからの引退を決断。生徒会長の立場を使って同好会を廃部にする。なお廃部にしたのは、自分が抜ければ部員は四人になってしまい、同好会の要件を保てなくなるからである。
そこから彼女達が、自分抜きの同好会を復活させてくれればいいと思っていた(*5)。
それからはスクールアイドルへの想いを『優木せつ菜』と共に封印し、生徒会長『中川菜々』として過ごそうと考えていたせつ菜だったが、せつ菜に戻ってきて欲しいという部員達の想いを背負い、自身もせつ菜にスクールアイドルを続けて欲しいと思っている侑から説得を受ける。それでも、『自分がいたら、彼女たちの為にならない』『自分がいたら、彼女達はラブライブに出られない』と戻るのを拒否していたが、侑に『だったら(せつ菜が幸せになれないなら)、ラブライブなんて出なくて良い』『みんながいて、ファンがいる。それだけで十分』とさらに説得され、『(スクールアイドルの優木せつ菜が)好き。そうさせたのは貴女』の言葉で、
貴方は今、自分が思っているよりもずっと、すごいことを言ったんですからね!
侑とはスクールアイドルが好きという共通点(と自分がスクールアイドルを再開するきっかけとなったこともか)からよく一緒に行動することがあるが、それが歩夢を嫉妬と独占欲に追い詰めてしまい、彼女をある行動に駆り立てることになる……。
第2期
スクスタでは当初対立関係にあった栞子も登場したが、こちらでは最初から良好な関係となっている。
また、髪は解いているが眼鏡をかけているというせつ菜と菜々の中間のような姿も登場したが、この時は相対する相手によってどちらの立場でいるか変わる様子。
なお、生徒会長としての任期は2学期末までで、次期の選挙には立候補することなく、後任には栞子が就任している。こちらもアニメでは円満な形で交代したようである。
同好会メンバーにもこのことを伝えるが、彼女達からは一人で抱え込んでいることを見抜かれ、生徒会長としても同好会メンバーとしても、もっと周りに頼っていいと気づかされた。
だから今ここで皆さんに、生徒会長の私と一緒に
スクールアイドルの私も紹介しようと思います!
人間関係
ただし登場当初の栞子がそうであったように、それほど親しくない人物に対しては「苗字+さん」で呼ぶようだ。
またデフォルトネームの無い「あなた」は例外で「あなた」あるいは「あの子」。
菜々モード・せつ菜モードで態度が変わる場合もあるが、どちらの時でも原則誰に対しても敬語で話す(未作成)。(ただ、流石に母親など家族に対しては中性語を使う)
ゆえに上手くいかない現状に怒ったり、理性的に判断して「間違っている」と考え訴えることはあっても、その人柄そのものを悪く言うことはほとんど皆無。
栞子との登場当初のやり取りなどはせつ菜のこうした美点がよく出ていると言えよう。
- 「あなた」
当初は生徒会長として彼女に接する日々が続いたが、初対面の頃から彼女の熱意は買っており廃部の道を辿っていた同好会の再建を条件付きで認める。
そして見事条件を果たした際には「私の見込んだ通りですね!」と「菜々モード」であったことも忘れて部室に飛び込み、またその成果を評価して部長に任命した。
「スクールアイドルになれない自分がこのまま同好会に居てもいいのか」と「あなた」が身の振り方に悩んだ時には、「いてもらわないと困るんです!」と断言したほど。
同好会の再建に尽力した彼女を信頼し同好会に欠かせない存在と捉えているのは「あなた」と同様だが、こちらでは部長には任命していない。
それゆえに1期終盤で侑の中に芽生えた「夢」についても彼女がいち早く耳にすることになったのだが、それがちょうと歩夢が不安定になりかけていた時期と重なっていたことでトラブルの遠因となってしまったのは間が悪かったとしか言いようがない。
彼女のもつまっすぐさ・ひたむきさは勿論せつ菜も認めるところ。
また時折彼女が発揮するリーダーシップに救われる場面も度々あり、特にユニット結成は彼女がいなければ成し得なかっただろう。
ただ、身の振り方に思い悩む歩夢を真摯に受け止め、「始まったのなら、貫くのみです!」と彼女らしいアドバイスを送ってその背中を押している。
せつ菜が旧同好会の顛末に責任を感じていたのは上記の通りだが、特にそのしわ寄せを一身に受ける形にしてしまった彼女に対しては特に強い負い目を覚えていたらしく、ゲーム版では後に彼女に対し謝罪している。
それゆえなのかは定かでないが、メンバー間では恒例となっている「かすみ弄り」に直接的にはほとんど加わらない。
また「カワイイ」や「萌え」の分野では彼女が一番であることはせつ菜も認めるところのようで、後述の校内フィルムフェスティバル編にあたっては自分に求められたキャラクター像を把握するべくかすみを質問攻めにして思わず逃げさせてしまう一幕も。
「普段は丁寧な物腰で穏やかな性格だが、好きなことが関わると誰よりも熱い」という二面性を持っている点で2人は非常に似通っており、A・ZU・NAの方向性はほぼ2人によって決まっていると言っても過言ではない。
そんな似た者同士とも言える関係であるがゆえに、しずくの「『演じる』ことへの気持ち」を誰よりも肯定し、アイドルのしずくは勿論舞台女優としてのしずくをも心から応援している。
スクールアイドル部との分裂期に愛が「部」へ行った原因もここにあり、愛はせつ菜を超えるべくより高いレベルでの練習ができる環境を目指してランジュの軍門に下り、また同好会との溝を埋める意図もあってトーナメントライブを企画する。
せつ菜はこの真っ向勝負に勿論受けて立ち、また愛の「部」での頑張りを見てきたせつ菜は「生半可な気持ちではできないこと」と評している。
……しかし、部の優れた環境を存分に活かした猛特訓を経ても尚せつ菜を上回ることは叶わず、結果として悔し涙を流すことに。
しかし愛は元々「多くの物事を楽しむが、何か一つだけに打ち込むことはなかった」人間だった。
そうまでして超えたい存在となったという点で、せつ菜の存在が愛を変えたと言えよう。
クールでセクシーな姉御肌、しかしポンコツの気あり……という彼女だが、その機転の良さ・頭の回転の速さはせつ菜も認めるところ。
一方でウブなところがあるせつ菜は果林にとって弄りがいのある相手の一人でもあり、毎度ではないものの度々セクハラの憂き目に遭うことも。
- 近江彼方
その独特と言うほかないライブスタイルはある意味せつ菜とは正反対なものと言え、その独自の世界観は「私には決して真似できないもの」と好意的に見ている。
ところ構わずすやぴする彼方の「お世話係」は基本的にしずくかエマが引き受けているのだが、たまにせつ菜も巻き込まれることもある模様。もちろんせつ菜の膝枕も堪能済み。
- エマ・ヴェルデ
旧メンバー内でも特に仲間想いな性格ゆえにせつ菜が同好会を離れてしまったこと・「菜々」が「せつ菜」に戻るつもりがないことに対して深く悲しんでいた。
- 天王寺璃奈
アニメ版では愛と共にせつ菜の『DIVE!』を観たことがきっかけで、彼女のようになりたいと思い同好会に入部する。
- 三船栞子
その後、スクールアイドルの後輩にして生徒会長の座を託すことにもなる、同好会と生徒会両方で傍につく頼もしい存在という唯一無二のポジションへ変わってゆくのは両媒体とも同じ。
結果的に生徒会長の座を取って代わられたことについても彼女なりに納得しており、「自分よりも栞子の方が向いている」と考えている。
それゆえ、新生徒会長としての政策に早くも暗雲が立ち込めてきた際には、同好会内でもいち早く協力を買って出ている。
そしてSIF実行委員の纏め役という大役に進んで取り組み、見事その任を果たした栞子を強く信頼することになる。
なお彼女も両媒体共にせつ菜の正体には気付いていなかったものの「何かを隠している」ことには勘づいていた。
第2回SIF実行委員長としての任を完遂した後、菜々は彼女に生徒会長を継いで欲しいという思いを打ち明けた。
慣れないうちはいつでも自分で練習するよう相手役を買って出るが、何気ない瞬間に放った「行くよ!」の一言が不意打ちの形でせつ菜のハートにクリーンヒット。この時のオタっ気全開のデレ声は必聴。
「部」時代は基本的に裏方として活動していたこともあってかせつ菜と顔を合わせる機会が少なかったため、本格的に交流を持つのは同好会への合流後からになる。
- 鐘嵐珠
当初の横暴とも言えるやり方には不満を抱いていたものの、その圧倒的なパフォーマンスはもちろん、舞台演出や音響といった裏方へのこだわりや自らに課す厳しいトレーニングなども見ており、そういった妥協を一切しない姿勢などから「迷いがなくてまっすぐな方」と評した。
その結論に至るのは凄いけど今回ばかりはそういう問題じゃない気がする……。
- 佐藤右月・左月
当初はランジュの設けた「活動監視委員」として、同好会の活動を制限する立場だった。
しかし実は彼女たちも同好会のファンであり、わざとゲリラライブが終わる頃合いを見計らってやって来る等ランジュの思惑とは異なる動きを見せていた。
それもそのはず、彼女らを委員に任命したのは栞子であり、ランジュの強引なやり口に同好会を案じての一策であった。
程なくして監視委員の任を解かれた際には2人揃って胸を撫で下ろしていた。
2人にとってせつ菜は「栞子が越えるべき壁」という認識が強いらしく、せつ菜を越えるスクールアイドルになって貰うべく様々な「作戦」を立案し
- 生徒会副会長
当初はスクールアイドルに対し興味を抱いていなかったものの、SIF開催にあたって自分なりに調べてみた結果、見事にハマってしまった模様。
ちなみに最推しはせつ菜であり、その溢れるせつ菜愛を生徒会の席でぶちまけた際には菜々の表情が引きつっていた。
そして第2期、せつ菜が自らの正体を公に明かした際には、驚きのあまり
以降せつ菜の「大好きは隠さない」に応える形で”せつ菜ラブ”に100%振り切った姿は、まさにガチ勢のそれ(*7)。
ソロ楽曲
楽曲傾向
そのため、ライブにおいてはハイテンションな楽曲が並ぶ愛と並んでブチ上げ担当に位置づけられることも多い。
歌唱難易度も全体的に高めの傾向にあり、同好会内トップクラスの実力を誇るせつ菜の、そして演技を務める楠木ともり女史のパフォーマンスを存分に味わえる。
一方で『MELODY』のように落ち着いた曲調の楽曲もあり、こちらも歌唱力の高さを感じ取ることができる。
特にシャウトに関しては『CHASE!』ラスサビに挿入されたものが、アルバム収録版ではバックコーラス扱いだったのがリアルライブでのパフォーマンスを受けてかテレビアニメ版ではなんと逆転。メイン歌唱をかき消すほどの音量まで上げられた一件などは語り草。
楽曲一覧
▷CHASE!
デビューソングらしくこれから歩む道程に少しの不安と大きな期待を込めてステージに立つ、そんなせつ菜の心境をストレートに歌い上げる王道な仕上がりになっている。
その一方で先の展開を匂わせるような歌詞も……。
ライブステージにはダイバーシティ東京にあるユニコーンガンダム立像広場前の階段、旧ガンダムカフェ付近の踊り場が選ばれた。
この場所は虹ヶ咲が初の顔出しイベントを開催した場所であり、アニメに限らずニジガクにとって始まりの地である。
そのためゲーム・アニメ問わず度々登場する場所であり、スクスタでもSIFステージの一つとして用いられている他、その後13話のアニメ版SIFでも再び登場。
かすみ・しずく・せつ菜による寸劇が繰り広げられている。
OVAでも登場し、実際にメンバー達の口から「ここが出発点」と認識している旨が語られている。
ライブ終盤には
この曲は侑を変えた一曲として彼女の中で象徴的に扱われ、その後も度々ピアノの練習に本曲を弾く様子が見られる。
▷MELODY
作曲:鈴木まなか・Hiroki Sagawa
母とのすれ違いによる人生初の家出から和解を経て生み出された、「分かり合おうとすることの大切さ」を描いた一曲。
この時に生徒会副会長が上げる黄色い雄叫びは、まさに「せつ菜推しの代弁者」を象徴している。
▷LIKE IT! LOVE IT!
作曲:鈴木まなか・Hiroki Sagawa・要田健
テーマはズバリ「あらゆる『大好き』の全肯定」。
活動を通じて寄せられたファンレターの数々に込められた、千差万別の『大好き』から着想を経て制作された一曲。
一方で日頃から応援してくれるファンへの「お返し」となる曲にするべく、彼女に寄せられるファンレターに少なからず寄せられる「書き手の『大好き』」を受け止める曲として制作を開始するも、仮作成したデモテープには違和感が……?
▷ヤダ!
作曲:Akira Sunset・菊池博人
校内フィルムフェスティバルに参加するライトノベル研究部の作品のテーマソングとして制作した楽曲。
映画のテーマが「お姉ちゃんが大好きな妹の大冒険」であり、一言で表現するなら「『萌え』という概念の凝縮体」とのこと。
それに合わせて、せつ菜には「萌え」という感情を呼び起こすトリガーになってほしい、というのが彼女に寄せられたオーダーだった。
音数も多く、また合いの手も所々に入るなどそれまで見られなかった要素のオンパレードで、せつ菜の新たな魅力を再発見できる曲に仕上がっている。
▷DIVE!
作曲:MOMIKEN
ステージになったのは東京ビッグサイト西展示棟3階、会議棟の中央広間を見渡せる張り出し部。かつて練習場所として使っていた場所でもあり、その後も度々練習風景に登場することになる。
また、上述の『CHASE!』で用いられた演出を思わせる要素も組み込まれている。
作曲を務める機会こそ多くはないが、同バンドの作詞を主に担当している。
余談
- 上述の通り展開序盤は「正体不明の存在」として描かれていたため、「彼女は何者なのか」という考察がファン間で盛り上がった。
- その中でも男の娘(未作成)疑惑すら挙がったが、電撃オンライン公式4コマで果林が抱きしめた際は「あれは確かに人間の女の子よ」と公式に否定されている。
- このほか、ロボットや宇宙人、璃奈の変装という疑惑まで挙がっていた。後に『にじよん』でもこの件を弄られることになるのは、また別のお話……。
- その中でも男の娘(未作成)疑惑すら挙がったが、電撃オンライン公式4コマで果林が抱きしめた際は「あれは確かに人間の女の子よ」と公式に否定されている。
- スクスタにおいては「優木せつ菜」として虹ヶ咲の制服を着ることがなく、校内での格好は「放課後スクールアイドル」というオリジナルの衣装で統一されている。これはせつ菜の正体が明かされ、メンバーの前で姿を偽る必要がなくなってからも一貫して変わらない。
- 一方でアニメ版においては逆に「放課後スクールアイドル」衣装を着る機会がほぼなく、普通に制服姿で過ごしている(*8)。
- 公式の4コマにおいて、彼女が『劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-(未作成)』らしき小説を読みながら感動している描写があり、一部のファンには「せつ菜の由来は刹那・F・セイエイ(未作成)なのでは」と半分冗談混じりに言われてたりする。
なお、彼女が感動していたシーンは主人公とライバルに関するシーンで、開いているページから推察すると火星圏での戦闘で倒れた刹那をグラハム・エーカー(未作成)が見舞うシーンだと思われる。
- 担当声優の楠木氏は実際に中学生時代に生徒会長を務めていた経験があった他、同好会ひいてはμ’sやAqours、Saint Snow(未作成)も含めたメンバーの中の人では最年少だった(*9)。
キャスト変更
「関節が過度に柔軟化して骨折や脱臼が起こりやすくなる」という、国の指定難病として扱われるほどの恐ろしい病気である。
この時点でもはやダンスパフォーマーとしての生命が断たれたも同然であったが、それでも当初は「身体に負担が掛からない範囲」で何とかダンスパフォーマンスを行っていた。
しかし、病名が判明した事で遂にドクターストップが掛かってしまい(*10)、「継続的なライブ活動が困難になってしまった」として、ラブライブ!公式側から「2023年3月31日をもって楠木氏は優木せつ菜役を降板」が発表された。
キャストの降板が発表されたのは、シリーズでは初の事態である。
引き継ぎキャストは林鼓子氏が担当。地味に両者には別のアイドルアニメ「キラッとプリ☆チャン(未作成)」で姉妹(姉→林氏、妹→楠木氏)を演じていたという繋がりがあり、他の虹ヶ咲メンバーもプリ☆チャンで共演している者が複数人いる為、比較的スムーズに引継ぎが出来た形である。
なお林氏は楠木氏より歳下のため、せつ菜役の声優が虹ヶ咲メンバー最年少なのは変わっていない。
「大好き」の心があるのなら、追記・修正をお願いします!