《ビートマニア》
コナミの音ゲーシリーズ(後にBEMANIと呼称される)の原点。
後に、上級者向けのフラグシップ機としてリリースされたIIDXシリーズ(通称、「
弐寺」)との
差別化を図る為、「5鍵」と呼ばれることも。
ゲームのルールとしては、画面上部から降ってくる青白5個+赤1個のオブジェが
ゲージ下の赤ラインと重なった瞬間に、各々のオブジェに対応するキーを
叩いたり、ターンテーブルをスクラッチするという単純明快なもので、
今日の
ポップンミュージックとほぼ同様のもの。
「イキナリDJ!」というキャッチフレーズを掲げつつ
奇抜なプロダクトデザインが施された筐体が鳴り物入りで入荷させるや、
一般的にゲーマーと呼ばれる以外の層を大きく巻き込み、話題になった。
サウンドディレクターとして、ポップンのキャラクターとしても登場する
「レオくん」のモデルである南雲玲生(なぐも れお)が深く関わっており、シリーズ終了まで
その手腕は遺憾なく発揮されている。
※余談
以下の項目は、筆者が昔とあるゲーム雑誌の記事を読んだ記憶を元に書き起こした物なので、
話半分に読んでいただけると幸い。
beatmaniaが誕生するきっかけ。
コナミ社製の、あるプライズマシーンのメンテ
モード
(※操作系統の正常動作を確認する目的で、アミューズメントスポットのスタッフのみが
選択できる機能)として存在していた、ボタンを押すことで
それに対応した音が鳴る、というギミック。
それを偶然目の当たりにした社員の
「これの要領で、サンプラー(※電子楽器。外部からあらゆる音源を取り込み加工して、新たな楽曲を構築する事ができる。代表的な機種としてはAKAIのmpc等が有名)
のように、いろいろな音をアサインしたボタンを叩かせる事で
擬似的に音楽の演奏を体験できるゲームがあったら面白いのてはないか?」
という思い立ちが、beatmania開発の骨子となった。
その根源的な楽しさは現在稼動中の数多の音ゲーにおいても損なわれていない。
最終更新:2008年03月16日 02:20