《ポップンミュージック》
総ての始まりとなったもの。
正式表記は「pop'n music」。通称では「ポップン」「ポプ」「ぽみゅ(注:通常、PC用のエミュレーターの方を指すので推奨されない呼び方)」など多数。
KONAMIが「
ビートマニア」シリーズのひとつとして1998年に発表、アーケード稼動させた音楽ゲームのひとつ。
当時「beatmania 2nd MIX」、あるいはその続編に当たる「3rd MIX」が稼動していたわけだが、コアなクラブミュージックを中心としたこれら五鍵ビーマニに対して、ポップンは何処かで聞いたような「なんちゃって」曲や、可愛らしくソフトなイメージの曲が多く、またプレイヤーの分身として可愛らしいタッチのキャラクターを登場させたことで、明らかに女性プレイヤー向けのゲームとしての位置づけであった。
また、本家ビートマニアに比べてボタンも9個と多く、明らかに多人数で楽しむゲームというコンセプトもあったようである。
とはいえそんな制作サイドの思惑とは裏腹に、このゲームはひとりで9個のボタンを操作し始める猛者が数を増やし、意外なほど音楽性の高い曲も多かったことでコアなゲーマーにも人気を博し、続編が次々と作られその都度新たなユーザーを獲得し続けた。
本家五鍵が制作終了した後も、
2DX等のシリーズとともに続編が作られ続けているわけだから、いかに人気があるかわかるだろう。
「ポップンはキャラゲー」と陰口を叩かれることもあったが、実際キャラクターによる人気の要素も比重は大きい。
実は4のときに、それまでのAC収録曲が総て選べたのも、当時同人界でポプキャラ関連の
腐女子向け同人誌が氾濫したため、それを嫌ったスタッフ(※)サイドで「終焉作」として位置づけられたためだといわれる。
しかしユーザー側からの要望に抗いきれず、結局AC5は制作されたのだが…。
AC6よりインターネットランキングが開始され、AC7ではキャラデザインを予め公表し、その名前募集をやるという企画があった(
かごめもその一人)。
AC9からは基盤変更などでAC8以前までの総ての曲が選曲できるようになり、カードを使ったクリアデータなどの通信記録が可能となった。
その後AC12では通信環境を活用した
ネット対戦の登場、AC13では
超チャレンジモードの登場、AC15では隠し要素解禁がこれまでの店舗対抗から個人ごとの解禁になったり、ポップンは更なる進化を続けている。
※
特にデザインスタッフのShioが過剰なほどの嫌悪感を示したとされ、
パキ曲がAC7以降常連的に参画するようになってからも長く
ポエットがリニューアルされなかったのは「ポエットは非常にヲタ人気が高く、そのことを嫌ったShioがポエットの新デザインを手がけるのを忌避していた」などということが実しやかにささやかれたこともあった。
無論これを裏付ける物証は何一つ存在せず、根も葉もないウワサに過ぎない(そもそも同じくらい人気があったリエさなが毎回のように描き下ろされてたわけだし…w)。
最終更新:2009年01月27日 15:30