ジャズ

《ジャズ》

音楽形式のひとつ。
主に19~20世紀頃にかけてアメリカ南部都市で発展し、アフリカ系アメリカ人の音楽形式と西洋音楽が融和して出来たといわれる。

その特徴としては以下のものが挙げられる。

  • ブルーノート
長音階の構成音およびその第3音、第5音、第7音を半音下げた音を加えた音階のこと
  • シンコペーション
曲の拍には強拍と弱拍があるが、拍の頭や強拍の位置に休符や継続する音の音価の途中があれば、その拍の頭、強拍が移動する現象
ラグタイムでも使われる拍の手法である
  • インプロヴィゼーション(即興)
曲中のアドリブパートのこと
譜面に“make up a song about bicycles”や“このコード変化を用いて”などといった指定を置くことによる一定のルールの強制とともに成り立つ
中には全くルールのない、フリー・インプロヴィゼーション(自由即興)もある
  • ポリリズム
声部によって拍の位置が異なること、またはそのようなリズム
それぞれの声部の拍の長さがx:yであれば、xからみてy小節ごとに、またyからみてx小節ごとに、それぞれの拍が一致するのが普通
  • コールアンドレスポンス
掛け合い演奏のこと

こうした自由な形式から、人種の枠を超えた音楽形式として認識されるようになり、受け取り手によって様々な新しい手法も生み出されている。
フュージョン(クロスオーバー)に近いニュアンスがあるが、フュージョンもジャズの一形態に過ぎない。

ビーマニシリーズにもこれが付いたジャンル名も多数存在する。
余談であるが、AC16の亜空間ジャズのページでTOMOSUKEがポリリズムをこの曲の大きな特徴という風にも受け取れてしまう感じで解説しているが、むしろポリリズムは上記の通りジャズミュージックの基本要素であり、「亜空間の曲制作で導入された新しい要素」というわけでは決してない(もっとも、既存曲に比べればかなり強調されているようだが)。
ゲーム収録という意味で曲が完成されてる点で言えば、インプロヴィゼーションの要素も存在しないわけだが、さて(まぁこれは他のジャズ系楽曲にも言えるのだが…)。

ちなみにポリリズムの曲演奏にはかなりの音楽的センスが要求されるといわれ、故にジャズ系楽曲はそのノリのよさに反してリズムがとりづらく、熱帯で投げたりするとかなり派手な差がつくことも珍しくない(亜空間やにゃんこのような高速のジャズよりも、ジャズボーカルやJジャズのようなミドルテンポの曲が特にそうかも…)。

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最終更新:2008年09月21日 12:58