補助機能(Mコード)

Mコード、または補助機能、M機能と呼ばれる。
アドレスMの後に2〜3桁の数値で指令する。
Mコードは1行にひとつしか指令できない。
例) G40 X0 Y0 M05;

主なMコード一覧

Mコードは動作するタイミングにより、3つに分類される
  • W(With) そのブロック内の軸移動の動作と同時に動作する
  • A(After) そのブロック内の軸移動の動作完了後に動作する
  • S(Single) 単独のブロックとして指令する

コード 名称 働き 概要
M00 プログラムストップ A プログラム停止(主軸、クーラントの停止も含む)
M01 オプショナルストップ A プログラム動作を一時停止(主軸、クーラントの停止も含む)
M02 エンドオブプログラム A プログラムの終了。機械がリセット状態になる。
プログラムの途中で確認用に停止させる場合に使用する。
起動ボタンを押すと次のブロックから動作する。
M03 主軸正転 W 主軸を正転で回転させる
M04 主軸逆転 W 主軸を逆転で回転させる
M05 主軸停止 A 主軸を停止する
M06 工具交換 W 主軸の工具と待機中の工具を入れ替える
M08 クーラントオン W クーラント(切削油)を出す
M09 クーラントオフ A クーラント(切削油)を止める
M30 エンドオブプログラム A プログラムの終了。
終了後はプログラムの先頭に頭出しされるため連続で加工できる
M63 空ポットの呼び出し 空ポットを呼び出す
M98 サブプログラム呼び出し A サブプログラムを呼び出す。
M98 P0001のようにPのあとにサブプログラム番号を記入する
M99 サブプログラム終了 A サブプログラムを終了し、メインプログラムへ戻す


オプショナルストップとは

マシンのオプショナルストップがONの状態で、M01が指令されると動作を一時停止する。
OFFの状態だと、停止せずに動作を続ける。
一般に工程の切り替わり直前に指令し、測定を行うために停止させる場合に使われる。

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最終更新:2013年04月13日 22:16