概要
ある晩、まどかの夢に現れ、その翌日にまどかのクラスへ転校してきた魔法少女。
一人暮らしをしており、両親の所在は不明。容姿端麗・学業優秀・スポーツ万能。
長い黒髪をかき上げるのが癖。まどかに対して、謎めいた警告と助言を繰り返す。
他人から理解されるということを諦めており、寡黙でクールな性格を演じ他人に対して非情に接するが、根本的な優しさを捨てきれずにいる部分もある。
劇中でその内面や過去などの秘密が明かされていくと共に、印象が二転三転していく
登場人物。
当初は悪者あるいはライバルのように描かれその後もまどかの覚悟の甘さに批判的な人物としてミスリードされるが、その正体は現在とは異なる未来の「時間軸」から来たまどかの友人。
過去のほむら
元々の時間軸では、魔法少女として戦うまどかに憧れる、病弱かつ引っ込み思案な少女であったが、最強の魔女「
ワルプルギスの夜」との戦いでまどかが戦死するのを目の当たりにして、「まどかとの出会いをやり直し、彼女に守られる人間から彼女を守る人間になりたい」という願いのもとにキュゥべえと契約を結んだ。
その後幾度も時間を遡りまどかの悲劇的な最期を阻止するための戦いに身を投じる中で、魔法少女の本質やキュゥべえの正体を知るようになり、別の時間軸のまどか自身と交わした約束によりまどかがキュゥべえと契約を結ぶことを阻み続けていた。
過去には眼鏡をかけていたが、他の魔法少女たちに事情を話して協力を求める手段ではまどかを救えないという結論に至って以降の時間軸では、誰にも頼らないという決意と共に、眼鏡を外し髪型も変えている。
ほむら(ほむらパープル)
武装 |
数 |
シールド |
2 |
時間停止 |
2 |
ライフル |
1 |
爆弾 |
2 |
ソウルジェムの色は紫で、変身時は両手甲に装着される。
魔法少女の衣装は砂時計の意匠をモチーフとした鋭角的なデザインで、学校の女子制服にも見えるものとなっている。
腕の付根には砂時計と“四次元ポケット”を内蔵した円形の盾を装備し、これを用いて契約の際の願いから発現した「時間操作」の魔法を操る。
特異な能力だが、操作できる砂の量は1か月分のみで、砂の流れを遮断して時間を止める「
時間停止」か、砂時計の上部から砂がなくなった時点で時間を1か月前まで逆行させる「
時間遡行」しかできないという制限があり、上部の砂がなくなると時間停止も発動できなくなる。
また、一切の攻撃魔法や魔法を用いた武器を持たないため、魔法少女としての純粋な戦闘力はきわめて低く、一見並外れた実力も幾度も過去に戻っての膨大な努力と戦闘経験によるものである。
魔女との戦いでは魔法の武器ではなく、
暴力団事務所や軍基地などから盗み出した銃火器や爆弾の数々を、時間操作能力と組み合わせて用いており、劇中では実在の銃火器が登場している。
ほむら(ほむらパープル-FX)
武装 |
数 |
シールドキャノン |
2 |
ビームソード |
2 |
ストップダガー |
2 |
グレネード |
2 |
ミサイル |
6 |
ツインブラスターキャノン |
2 |
魔法少女の最終形態。全身に紫色のアーマーが追加され、シールドのような銃弾を両腕に装備している。シールド先端に2本ずつのビームソードを装備しているので、それを使って敵を切断することも可能。両肩にキャノン砲があり、背中に6門のミサイルを身につけている。魔法少女の最期とも言える。
劇中での活躍から、ファンの間ではまどかとほむらのどちらが本当の主人公なのかという議論もあった。
脚本を担当した虚淵は、劇中におけるまどかの足取りは成長とは異なるので、人間としての主人公はほむらであろうとする発言をしている。
劇中でそのように呼ばれる場面はないが、本作のファンからは「ほむほむ」という愛称で呼ばれている。
関連項目
最終更新:2016年05月22日 20:43