依頼者:
ナジャ・サラヒム(
Naja Salaheem)
/ サラヒム・センチネル
依頼内容:
探偵社とまちがえて
サラヒム・センチネルに
調香師のリリルンがやってきた。
ナジャ社長は報酬に
目が眩んでいるようだが……?
Liliroon : ごめんくださいですのー。
Liliroon : あたくち、リリルン(Liliroon)と
もうちますの。
Liliroon : ここはたちか
ジャノメたんていちゃ、ですわのね?
Liliroon : ここらも
むかちと、すっかりかわったから
わからなかったですの。
Liliroon : セキニンシャのかたは
いらっちゃるかしら?
Naja Salaheem : んんー?
探偵社だって??
Naja Salaheem : な~に、
ねぼけたこと言ってんのかネェ。
Naja Salaheem : ここは
「サラヒム・センチネル」だよっ!
皇国の御用を承る畏くも貴い……。
Liliroon : ちょっとした、
イライを、したいですの。
Liliroon : ほら、
なかなか、こまりごとを
ひきうけてくれる、ところって
ございませんのね?
Naja Salaheem : あのネェ……
だからウチは……。
Liliroon : もちろん、シャレーは
あとで、ヒツジクルマで
どっさり、もってきますわのよ。
Naja Salaheem : !!
Naja Salaheem : 羊車でどっさり!?
Liliroon : ええ。
Naja Salaheem : お……
Naja Salaheem : お安い御用で
ございます。当探偵社は……。
Abquhbah : えっと、なにか
勘違いをしてらっしゃるようですが、
うちは皇宮御用達の傭兵会社ですよ。
Abquhbah : たいへん申し訳ないのですが
一般のお客さまのご依頼はお断……
Abquhbah : ぐはっ!!
Naja Salaheem : ……オホン。
Naja Salaheem : ……え~、
当探偵社では……
Naja Salaheem : アブクーバ!!
Abquhbah : はっ、はいぃぃ!
Abquhbah : ……え、ええと?
Naja Salaheem : 蛇の目探偵社モットー!
及び、お客様とのお約束条項について!
Abquhbah : はッ、はいッ!
迅速解決、安心価格ッ! もちろん
個人情報絶対守秘でありますッ!
Abquhbah : えっと、それから……
どのようなお悩みでもッ! 経験豊富な
敏腕探偵たちが、全力でお応え
いたしますッ!
Naja Salaheem : ……と、まあ
そういうふうでございます。
Liliroon : まあ。
それはたのもちい。
Naja Salaheem : で? 本日、
リリルン様はどのようなご依頼でしょう?
Liliroon : あるヒトを……、
さがちているですの……。
Liliroon : じつは、あたくち
チョーコーシをやってるですが……
Naja Salaheem : チョーコーシ?
ああ、調香師のことですか?
Liliroon : ええ。
メにみえない、カオリを
あつかうおチゴトでございまちょ?
Liliroon : ですから、
あたくちも、かけだちのころは、
それは、クロウちたのですが……
Liliroon : でも、どうにか
カイチャをきずいて
コウキュウに、ショウヒンを
おろせるくらいに、なりましたですの。
Naja Salaheem : ホ~
それは、それは!
Abquhbah : (あの……ほら、ナジャ社長が
ココ一番の勝負時につけてらっしゃる
香水ブランド「ブブーチェ」。)
Abquhbah : (あそこの、
社長兼トップ調香師がキキルンだって話、
僕、聞いたことがあります……。)
Naja Salaheem : ほんとかい!?
Liliroon : ……?
ほんとでちゅよ。
Naja Salaheem : あら、失礼。
こちらの話ですのよ。ほほ。
どうぞ、お続けになって。
Liliroon : それでですね
かけだちのころに、おせわになった
チョーコーのオチショーに
ごあいさつが、ちたいのですの。
Naja Salaheem : 落ち将?
Abquhbah : (……お師匠ですよ。)
Liliroon : おかげさまで
キキルンだてらに
いっぱしに、やっておるですのよ、って。
Liliroon : でも、ここらをはなれて
もうナンネンも
たってますのでしょう?
Liliroon : オチショーも、
トージのナカマも、
イマはどこにいるやら、ですの……。
Naja Salaheem : なぁるほど。
おおよそ、了解いたしましたよ。
Naja Salaheem : ……そうですネェ。
皇宮に縁あるお方ともなれば
そこいらのペーペーを、おつけするわけにも
まいりませんし……。
Naja Salaheem : えぇと……
[Your Name]伍長!
Liliroon : ゴチョー?
Naja Salaheem : ……じゃなくって、
[Your Name]探偵!
Naja Salaheem : こいつは、
数々の難事件を解決した
有能な探偵でございますよ!
Naja Salaheem : リリルン様の
手となり足となり
陰となり日向となり……必ずや、
お師匠を見つけ出すこと請け合い!
Naja Salaheem : どうぞ、なんなりと
お好きにお使いくださいませ。
Naja Salaheem : (いいかい?
ウチが傭兵会社ってことは
くれぐれもバレないようにすんだよ……)
Naja Salaheem : (そうすれば、た~んまり
羊車で御足が入ってくるんだからネェ!)
Naja Salaheem : さあっ、
名探偵[Your Name]!
はりきって、行っておいでっ!!
Liliroon : そうねぇ……。やみくもに
さがすといっても……
てがかりが、ひつようですわのね。
Liliroon : なにか、
オチショーについて
ちりたいことは、ありますですの?
選択肢:知りたいことは?
>>どんな人物?
+
|
... |
Liliroon : エリバーンの、
おぢいさんですのよ。
Liliroon : だけど、とても
トチヨリとはおもえないほど、
おゲンキなカタでちたですの。
Liliroon : とはいえ、かなりの
おトチではござりまちょう?
ちょっと、チンパイで……。
Liliroon : え、イマですか?
Liliroon : たちか、デンセツの
オコーのケンキュウをちて
いらっちゃるますとか……。
|
>>どんな性格?
+
|
... |
Liliroon : とっても、とっても
とーーーーーっても!
Liliroon : きびちーいヒトで、
なんども、おこられたですの……。
Liliroon : できのわるい
デチだった、あたくちは
いつも、どなられてばかりでちた……。
Liliroon : けれど、みよりのない
あたくちには、ジツのオトーサンの
よーに、おもえておりまちたですのよ。
Liliroon : だって、オトーサンとは
ああやって、コドモをちかってくださる
ものなんでございまちょ?
|
>>どんな体臭?
+
|
... |
Liliroon : そうですのね……。
Liliroon : いつも、チョーコーを
ちていらちたので、ホワ~ンとフラワーの
よいカオリに、
つつまれておられまちた……。
Liliroon : だから、オチショーが
あるかれたアトには、
カオリのチッポが、ついてまちたですのよ。
Liliroon : あ、そうそう!
カオリといえば、コレがありまちた。
オチショーのつくったオコーですのよ。
Liliroon : てがかりに、なるかとおもって
もってきたですの。
瑞々しい花のような、良い香りがする……。
Liliroon : …………。
Liliroon : そうですわ!
このカオリがちたら、
アトをたどっていけばいーんですのよ!
|
Liliroon : ……さて、タンテーさん。
あたくちたち、まず
ドコからさがちたら、よいですのかちら?
選択肢:どこをさがそう……?
>>ワジャーム樹林?
Liliroon : ……たちか、
そのバチョはバンゾクがでるって、
ヂョーチョーさんに聞いたことありますの。
Liliroon : あたくちのよーな、
ちーさなニンゲンは、バンゾクに
たべられちゃうかもちれないでちょ?
>>ハルブーン?
Liliroon : ……たちか、
そこって、バンゾクのミヤコでちゅよね?
Liliroon : いくら、オチショーさまが
ものずきでも、そんなおそろちーマチには
ひっこさないとおもいますのです。
>>バルラーン大通り?
Liliroon : なるほど、
さすがはメータンテーですの。
Liliroon : ヒトがイッパイいる
オードーリなら、きっとカオリもイッパーイ!
とゆーわけなのですね?
Naja Salaheem : ん? 例の
調香師キキルンは、どうしたんだい?
Naja Salaheem : わかってるだろうけど……
しっかり、おもてなしするんだよっ!
なんといっても「羊車」なんだからネェ♪
Liliroon : んんんん?
Liliroon : んんんんんん?
Liliroon : いろんな
ニオイにまぢって……。
オチショーのカオリが
するよーな、ちないよーな、ですの……?
Sazog : ……ん、なんだ?
タルタルか!?
Liliroon : このヒトから
おなじよーなカオリが
するよーな……ですの?
Sazog : なんだ、
キキルンじゃないか。
Sazog : どうしたんだ?
Liliroon : あ、すいませんですの。
あのう………。
Sazog : ひょっとして、
迷子になったのか?
Liliroon : ち、ちがうですの!
あたくちは、
おこさまじゃ、ないですわのよ!
Sazog : 子供はみんな
そう言うんだよ。
Sazog : じゃあ、その大人が
こんな大通りでウロウロとなにしてた?
まさか、ここでは言えぬことでも?
Liliroon : そ、それ
どーゆうことですの!?
シツレーちちゃうわですの!
Sazog : ならば、なんで
そんなにムキになる?
Sazog : ……どうも、怪しいな。
ちょっと、衛兵所まで
ご同道ねがおうか。
Liliroon : ぷんぷんですの!
もうけっこうですわのよ!
Sazog : あ、こら!
ちょっときみ、待ちなさい!
Liliroon : やですのーーー!!
Liliroon : タスケテですの!
[Your Name]さーーーん!
選択肢:どうしよう……?
>>もちろん助けない
Liliroon : [Your Name]さん!
[Your Name]さぁぁーーーーん!!
Liliroon : タスケテですの!
[Your Name]さーーーん!
>>もちろん助ける
Sazog : なんだ?
邪魔するな。
見世物じゃないぞ。
Sazog : ……ん?
さっきから、こいつが助けを
求めていたのは……さては、お前だな。
Sazog : ふん、
こいつの保護者というわけか?
Sazog : いいだろう。
身分を証明できるものを見せろ。
選択肢:身分を証明できる物を見せる……?
>>個人情報だ。見せる必要はない!
Liliroon : [Your Name]さん!
[Your Name]さぁぁーーーーん!!
>>仕方ない。フナのバッジを見せる
山猫伍長バッジがキラリと光った!
Sazog : おお、
そのバッジは……。
Sazog : では、
こちらの方は
あの妖兵会社……失敬。
Sazog : サラヒム・センチネルの
客人かなにかか?
Liliroon : あら?
あたくち、ジャノメたんていちゃの
きゃくぢんですのよ。
Sazog : え? あの社長。
最近は、探偵業まで手を?
Sazog : ま……それはそれとして、
たいへん失礼いたしました。
どうぞ、この件は社長には内密に……。
Sazog : おお、そうだ!
なにかお困りのご様子でしたが?
Sazog : 私も仕事柄、
市井には通じております。
なにかお力になれるかもしれません。
Sazog : ……なるほど、
お師匠さまを探して……。
Liliroon : たちかに、
たちかに、アナタから
おなじカオリがするうるですの。
Sazog : ですが、
あいにく私は無風流にて
香水などつけたことも……。
Liliroon : でも、なにか
おもいあたることは、ありませんですの?
その、カオリについて……。
Sazog : ……う~ん。
なにも思い出せないですが……
Sazog : ここ最近かぁ……
なにか匂いが移るようなこと、
しただろうか……。
Liliroon : ……ああぁぁぁんですの。
Liliroon : タンテーさん、
このヒトに、なにかジンモンちて
おもいださせてあげてほちいですの!
選択肢:なにを聞こう……?
>>今日はなにを食べた?
+
|
... |
Sazog : え~と……
休憩時間に、大通りで買った
肉汁したたるシシケバブをぱくつきながら……
Liliroon : ふむふむ、それから?
Sazog : シャララトに行って、
ほどよい甘さのヘルバスをほおばりつつ、
角砂糖を落とした、いい香りのチャイを1杯。
Sazog : それがなにか……?
Liliroon : お、おいしそう
ですわのね……。
|
>>今日は誰と会った?
+
|
... |
Sazog : 今日は、
イフラマド港についた後、衛兵所に出勤して、
警邏のため、この大通りを歩いた以外は……
Sazog : 休憩時間に、
チャイ屋に立ち寄ったぐらいでして。
同僚の他、これといった人には……。
Sazog : それがなにか……?
Liliroon : んんん……。
みなと……ですの?
|
>>今日はどこに行った?
Sazog : どこに行ったって?
あぁ、そうだっ!
ひょっとして、あれかな……。
Liliroon : なにか、
おもいだちまちて?
Sazog : 実は私、
休暇中、
ナシュモに旅行してて、
今朝、帰ってきたばかりなんです。
Sazog : いえね、なんで
あんなところに?
って、同僚からはつっこまれましたけど……
Sazog : その……実は、
最近この街に増えてる、
あの冒険者ってやつに憧れちゃって……。
Sazog : 恥ずかしながら、
ナシュモまでプチ旅行して、
冒険者気分を味わってみたって次第で。
Sazog : ま、彼らも最近じゃ、
妖兵会社に、こき使われてる人が多いみたいで、
それほど、気楽な稼業でもないみたいですけれど。
Sazog : おっと、失敬。
Liliroon : いえ、キにちなくて
いーんですの。
つづけて……。
Sazog : そのナシュモから帰るとき、
キキルンたちに、わ~と囲まれたんですよ。
Sazog : いえね、最近も
友だちのヒュームが、
ここ皇都に帰っちゃったらしくて、
彼らも寂しかったみたいで……。
Sazog : その時、
見送りに来てたキキルンの中の誰かから、
匂いが移った可能性は十分ありますね。
Liliroon : ナシュモですのね、
わかりまちたですの!
Liliroon : メータンテー
[Your Name]さん!
さあさあ、まいりますですのよ!
Liliroon : まあまあ、
おナカマが、たくさんですのね!
Liliroon : ふうーむ……
Liliroon : うっすらと
かすかに
きえいりそうな、ほどなのですが……
Liliroon : オチショーの
カオリがするよーな、
そんなキがする……ですの?
Liliroon : でも……
いろいろなニオイがまざってて、
よくわからないですわのね……。
Liliroon : それに……
ちらべてまわろうにも
この、ボーダイなおナカマのカズ……。
Liliroon : あたくち……
チョーヂキ、なめておりまちたですの……。
Liliroon : あたくちのタビは、
ここまでですのかちら……。
Liliroon : そもそも、こんなひろいクニで
ニオイだけをてがかりにちて、
ヒトさがちだなんて……ムリでちたの……?
選択肢:ムリだろうか……?
>>うん、ちょっと無謀だったかも……。
+
|
... |
Liliroon : そうですの……。
Liliroon : あたくちと
ジャノメたんていちゃとのごケーヤクは
ここまで、というコトですわのね……。
Liliroon : いいですの!
あとはあたくちで、
なんとかちてみるですの。
Liliroon : でも、もちも
キがかわったら……そのトキは
また、きてくださいなのね?
|
>>そんなことない。がんばろう!
Liliroon : そ、そうですわのね!
あきらめては
そこでオワリですわのね!
Liliroon : さすがはメータンテーですの!
ゲンバ100ペン、キキコミ100ニンの
ココロですのね~。
Liliroon : あ、ねえねえ
そこのあなた!
Totoroon : んー?
Liliroon : ちょっと、
このカオリを、かいだことはないですの??
Totoroon : んんんー?
あるるような、ないような……
Totoroon : ないけどやっぱり
あるるような……?
Liliroon : んも~、
はっきりちないですのねえ。
Totoroon : はっ!
Totoroon : くふふ。
Totoroon : くふふふふふ!
Totoroon : いいこといいこと、
おもいついたん!
Liliroon : ……いーことって、
なんなんですの?
Totoroon : ぼく、そのにおい、
しってるる。
おもいだしたのだぞ!
Liliroon : まあ、ほんと?
どこでかいだか、あたくちに
おちえてくださらないですの?
Totoroon : しるたい? しるたい?
Totoroon : じゃあな、
あんまいもの、もってきたら
おしえてやげるぞ。
Liliroon : あんまいもの??
Liliroon : あんまいもの……?
[Your Name]タンテーさん、
どうちまちょうですの……??
選択肢:どうしよう?
>>持ってこない
+
|
... |
Liliroon : そんな……。
Liliroon : [Your Name]さんの
ごきょうりょくもここまで。
そう、おっちゃってるんですわのね……。
Liliroon : みぢかいアイダでちたけど、
あたくち、たのちかったですの。
あとは、ひとりでがんばりますのね。
Liliroon : でも、もち……もち
ちょっとでも、ココロがかわったら
また、あたくちをたのみますなのね?
※ヴァナ0時経過後。
Liliroon : あんまいもの……?
[Your Name]タンテーさん、
どうちまちょうですの……??
|
>>持ってくる
Liliroon : まあ!
ありがとうございますの。
Liliroon : でも……かんぢんの
「あんまいもの」って、なんですの?
Totoroon : くふふふふ。
あるざびの、
ぷるん、ぷるるるるん! たぞ!
Liliroon : ぷるるるるん……?
Liliroon : あたくちには、
なんのことだか、
さっぱりなのですの……。
Liliroon : でも、こーいうとき、
タンテーさんなら、きっと
ヒラメキ★ましたですのね?
Liliroon : おねがいするですの。
あたくちは、ここらでおとなちく
まってるですの……。
(Totoroonにシュトラッチをトレード)
シュトラッチ
ミルクと卵を使ったプディング様の米菓子。
Totoroon : わ!?
シュトラッチだな! くふふふふ!
Totoroon : まいどまいど、だぞ!
Totoroon : ぼく、そのにおい
たたーばのうきぬぅ、で
かいだことあるん。
Liliroon : うきぬぅ、の
どこらへんなのですの?
Totoroon : ばしょは
わすれたの……。
Liliroon : ………。
Totoroon : でもでも、
ぷかぷか、たくさんたくさん
あるところ、だったな?
Liliroon : ……ぷかぷか??
Liliroon : [Your Name]さん、
ぷかぷか、ってなんですのかしら?
(???を調べる)
Liliroon : これは……!
Liliroon : (くんくんくん)
Liliroon : あぁ……
この、まったりとハナをくすぐる、
ふくよかなロータスのカオリ……
Liliroon : まちがいないですの。
これは、これは……
オチショーのニオイですのよ!
Liliroon : でも……
だれも、いないですの……?
Dashahan : あの……
もしかして、
リリルンかい?
Liliroon : ??
Dashahan : ああ、やっぱり!
僕だよ。ほら、むかし工房で
いっしょに働いてた
ダシャハン(Dashahan)だよ。
Liliroon : まあ、ダシャハン
りっぱになって……
みちがえたですのよ!
Dashahan : リリルンこそ!
活躍のウワサは聞いてるよ。
今じゃ、皇宮御用達だそうじゃないか。
Liliroon : それもこれも、
オチショーのおかげさまですの。
Dashahan : だから、今日は
お師匠にご報告に来たんだね。
Liliroon : そうですのよ。
つもるハナチもありますし、
ひさちぶりに、アタマもナゼナゼされたいですの。
Dashahan : ……?
リリルン、お参りにきたんだよね?
Liliroon : おまい……り?
Dashahan : あれ、
ひょっとして……
……なにも聞いてないの?
Liliroon : ??
Dashahan : ちょうど、
2年前になるかな……
Dashahan : 突然、
胸を押さえて倒れられて、そのまま……。
Dashahan : ほら、あのときから
心の臓はお悪そうだっただろ?
Liliroon : ………。
Dashahan : そうか……
リリルン、知らなかったんだ……。
Dashahan : 今は、ここ。
お師匠が好きだったロータスの
花の下で眠られてるんだよ……。
Liliroon : ……そ、んな。
Dashahan : 最後の日まで、
欠かさず調香をされてたよ。
Dashahan : 「生涯に出会える
匂いは限られておるのだ。
時間はいくらあっても足りぬぞ」って。
Dashahan : はは。
お師匠らしいだろ?
Liliroon : ………。
Liliroon : なんだか、
ヒョウチヌケですの。
むかちみたいに……
Liliroon : あったらまた
どなられるとばかり
おもってたですの……
Liliroon : 「なんだ、
この、ねぼけたカオリは?
おまえのハナはフシアナか」って……。
Dashahan : そ、そんなことないよ。
お師匠ったら、リリルンの活躍を、
自分のことみたいに喜んでたんだから……。
Liliroon : ……ホントですの?
Dashahan : ああ、本当だとも。
「あの大きな皇宮の中で、
あの小さなリリルンが、
たった1人でがんばっとるんだ。」
Dashahan : 「我々も
負けてはおれんぞ」って、
よく僕たち、発破をかけられてさ。
Liliroon : ……。
Dashahan : そうだ、お師匠から
リリルンに会うことがあったら
渡してくれって預かってた物があるんだ。
Liliroon : ……なんで……すの?
Liliroon : このカオリは……?
Dashahan : 五福の薫香だよ……。
お師匠は完成されたんだ。
Liliroon : !!
Dashahan : これは、焚いた者に
幸福をもたらすという、幻のお香なんです。
Dashahan : もちろん、ただの喩えで、
それほど素晴らしい香りだ、
という意味なのですが……。
Dashahan : リリルン、
ここで焚いてみなよ。
Dashahan : きっと、お師匠が、
この香りをいちばん伝えたかったのは
愛弟子のおまえだろうから……。
Liliroon : う、うん……。
Liliroon : オチショー
あたくち、ちゃんと
リッパに、おチゴトちてますのよ。
Liliroon : オチショーみたいな
チョーコーシになりたくて……
Liliroon : だから、あたくち……。
Liliroon : おかげさまで。
[Your Name]さんには
たいへん、おせわになりまちたですの。
Naja Salaheem : お褒めいただき
光栄に存じます。我が探偵社は、
常にお客様第一でございますから。
Naja Salaheem : ……で、そのう、
早速ですが、
羊車……じゃなくて、謝礼のほうを……。
Liliroon : あ、ごチンパイなく。
それならまもなく、
ウチのセンムのヒトが……。
Wiyaom : リリルン社長!
Wiyaom : どういうことです?
サラヒム・センチネルに出入りしてるなんて!
Liliroon : センチネル……?
Naja Salaheem : !!
Wiyaom : ご命令どおり
金はもって来ましたが……
ここは札付の傭兵会社じゃないですか!
Liliroon : ……ちょっと、
こちらのタンテーチャに
ヒトさがちをイライちただけですの……
Wiyaom : まったく……。
あんた、ここの社長だな?
いったい、どういう了見なんだ?
Naja Salaheem : ……はて?
なんのことでしょうかネェ?
Wiyaom : 傭兵派遣会社のくせに
探偵社を騙るだなんて……。
詐欺行為以外の
なにものでもないじゃないか?
Naja Salaheem : 詐欺ィ?
Naja Salaheem : ……ほう、
もういっぺん言ってごらん?
Wiyaom : 何度でも言うとも。
これは詐欺だよ。業務詐称だよ。
Naja Salaheem : ……なぁあんだって!?
ウチはネェ、皇宮御用達。聖皇さまの
御墨付をいただいてる会社だよっ!
Wiyaom : ほう、その皇宮御用達の
会社が業務詐称をしていたと知れたら、
いったい、その特権はどうなるのかな?
Naja Salaheem : ……ヘェエ。
言うにことかいて……ったく!
あんた、ちょいとオモテに出なっ!
Wiyaom : 断わる!
表には出ないが、出る所には出てやるぞ。
なんなら、この足で裁判所に訴えでようか?
Naja Salaheem : おやおやおや……
あたいは構わないけど? 天下の
サラヒム・センチネルを敵にまわして
この街で生きてけると思ってんのかい?
Liliroon : おふたりとも、
おだまんなさいですの!!!
Liliroon : あたくちだって、
タンテーチャじゃないことくらい、
とちゅうから、サッチはついてたですの。
Liliroon : ……でも……でも
そんなこと
どーだっていーですわのよ。
Wiyaom : 社長、
そういうわけには……
Liliroon : あたくち……
オチショーから、まなびまちたですの。
Liliroon : チョーコーは、
カオリをたのちむカタのチアワセをねがい、
エガオをおもいうかべながらするもの、と。
Liliroon : それは、
どんな、チゴトだっておなぢですのこと。
Liliroon : [Your Name]さんは
あたくちなんかのために、チンミになって
いっちょーけんめい、がんばってくれまちた。
Liliroon : ……そちて
ついに、あたくちの
チアワセをみつけてくれまちた……。
Liliroon : ……それで
ヂューブンぢゃないですの。
Liliroon : あたくち、
おもうに……
Liliroon : それもこれも
こちらのチャチョーさんの
チャインキョーイクのたまものですのね。
Naja Salaheem : え?
ええ……まぁ……。
Liliroon : あたくちたちも
みならいまちょ。ねぇ、センム?
Wiyaom : ……は、はあ。
Liliroon : それにちても
[Your Name]さんの
リッパなおチゴトぶり。
Liliroon : さぞ、
おえらいカタなのですのね?
Naja Salaheem : ええ、ええ。
この[Your Name]。
Naja Salaheem : この間、
入社したばかりですが、みるみる頭角を
あらわしましてネェ! いまでは伍……
Naja Salaheem : いえ、
……軍曹なんでございますのよ。
ネェ、[Your Name]軍曹?
Liliroon : まあ、やっぱり!
ここのチャチョーさんは、
おメがたかいですわのね。
Naja Salaheem : いえいえ、
それほどでもないのですけれども……
ホホホホホ。
Liliroon : もちろん、
シャレーは、お
ヤクソクどーり、
はらいますわ。いーですわね、センム?
Wiyaom : ……は、はい。
社長がそうおっしゃるなら……。
Naja Salaheem : ありがとうございます♪
Liliroon : それから、
[Your Name]さん。
ほんと~~に、おせわになりまちたですの。
Liliroon : (……[Your Name]さん、
[Your Name]さん。)
Liliroon : (……あの、
おーきなコエでは
いえませんのですが……)
Liliroon : (まんがいち、
こちらのカイチャを
クビになるようなことが、ありまちたら……)
Liliroon : (あたくちのトコへ、
いらちてくださいね。)
Liliroon : (イマの
3バイのおキューリョーで
やといいれますですのよ……。)
Liliroon : では
ごきげんようですの……。
だいじなもの:山猫軍曹バッジを手にいれた!
山猫軍曹バッジ
傭兵派遣会社
「サラヒム・センチネル」の白銀の階級章。
中央にシンチレーター製のフナが3匹、
象嵌されている。
「軍曹」に昇格した!
Naja Salaheem : おやおや、
これはこれは[Your Name]軍曹。
ずいぶんとまた、のん気なことだねぇ~
あんた、どこの誰サマなんだい……ん?
Naja Salaheem : うちには
ごく潰しを雇ってる余裕はないよっ!
ぼさっとせずに、さっさと仕事をとってきなっ!
■関連項目
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最終更新:2015年06月07日 11:56