依頼者:
イルキワラキ(Iruki-Waraki)
/ アルザビ辺民街区・礼拝場
依頼内容:
答えを失ってしまったイルキワラキ。
イルキワラキの師匠ならば
答えを出せるかもしれない。
Iruki-Waraki : …………。
Iruki-Waraki : わかってるよ。
エリーを迎えに行かなきゃね……。
Iruki-Waraki : でも、やっぱりダメだよ。
今のまま迎えに行っても、また同じ結果に
なるだけさ。
Iruki-Waraki : エリーの言うとおりだ。
ボクはエリーのように芸ができるわけじゃない、
それどころか、1人では何もできやしない……。
Iruki-Waraki : ボクは、からくり士
失格なのかもしれないな……。
だって、オートマトンに認められない
からくり士なんて聞いたことがないもの。
Iruki-Waraki : 師匠はどうして
こんなボクをからくり士と認めたりしたんだろう。
Iruki-Waraki : ボクはどうすれば
エリーに認められるんだろう。
師匠なら何か言ってくれるだろうか……。
Iruki-Waraki : 師匠はどうして
こんなボクをからくり士と認めたりしたんだろう。
Iruki-Waraki : ボクはどうすれば
エリーに認められるんだろう。
師匠なら何か言ってくれるだろうか……。
Valkeng : ヤァ、元気カイ?
Shamarhaan : おお、これはまた
立派なからくり士になったものだな。
ワシも負けてられんのう。
Shamarhaan : さて、ワシに何か
聞きたいことでもあるのかね?
Shamarhaan : ははは、いやいや。
いかにも何か聞きたそうな顔をしておったからな。
客の表情から考えていることを読むのも
仕事のうちじゃて。
Shamarhaan : 今回は同じからくり士の
よしみじゃ。ワシが教えられることは
何でも教えよう。
Shamarhaan : ……ほう。
なんと、イルキワラキの奴が……。
Shamarhaan : しかし、からくり士が
オートマトンに捨てられるとは傑作じゃのう。
これは次のネタに使えそうじゃい。ははは。
Shamarhaan : おっと、どうすれば
オートマトンがイルキワラキを認めるのかを
知りたいのじゃったな?
Shamarhaan : それは簡単なことじゃ。
イルキワラキはからくり士にとって
いちばん大切なものを持っておる。それを
教えてやればよい。
Shamarhaan : イルキワラキの性格上、
それを持っていることがオートマトンに
伝わっておらんのじゃろう。
Shamarhaan : それどころか、
イルキワラキ自身も、自分がそれを
持っていることに気づいておるまい。
Valkeng : 大切ナモノッテ、ナァニ?
Shamarhaan : うむ。肝心の、からくり士にとって
いちばん大切なものとは何か……じゃが、
残念ながら誰にでも教えてやれるものではない。
Shamarhaan : まずはそれを
知る資格があるかどうかを判断せねばならん。
本来であれば、からくり士として成長した者が
自分で気づかねばならぬものじゃからな。
Shamarhaan : 資格を得たくば、
このバルキーンの記憶板を持って、
アラパゴ諸島にある「タラッカ入江」へ
行くとよいだろう。
だいじなもの:バルキーンの記憶板を手にいれた!
バルキーンの記憶板
シャマルハーンから渡された金属板。
多数の小さな真輝管が取り付けられており、
チカチカと明滅している。
Shamarhaan : おっと、その前に
トグルスイッチも必要になるな。
トロールが以前、建造物に使っておったと思うが……
「ゼオルム火山」にならあるじゃろうか。
Valkeng : 結構大変ダネ!
Shamarhaan : ……ふむ。
オートマトンにイルキワラキを認めさせることは
簡単じゃが、そこまでの過程にえらい手間が
かかりそうじゃのう……。
Shamarhaan : そこまでして
ワシの弟子を手助けしたいのかね?
選択肢:イルキワラキを手助けしたい?
>>はい
Shamarhaan : そうか。
イルキワラキもいい弟子を持ったな。
Shamarhaan : む、弟子ではないのか?
まぁ、なんにせよ良いことじゃ。
応援しとるぞ。
Valkeng : 頑張レヨ!
>>いいえ
Shamarhaan : ふむ、ではもしや
何か弱みでも握られとるのか?
まぁ、言いたくなければそれでもよいが……。
Shamarhaan : 世の中には
辛く厳しいこともあるものじゃ。
くじけずに頑張るのじゃぞ!
Valkeng : 頑張レヨ!
Shamarhaan : 資格を得たくば、
このバルキーンの記憶板を持って、
アラパゴ諸島にある「タラッカ入江」へ
行くとよいだろう。
Shamarhaan : おっと、その前に
トグルスイッチも必要になるな。
トロールが以前、建造物に使っておったと思うが……
「ゼオルム火山」にならあるじゃろうか。
Valkeng : 頑張レヨ!
(???を調べる)
部品が外れている……。
だいじなもの:トグルスイッチを手にいれた!
トグルスイッチ
モブリン製と思われる青銅のスイッチ。
切り替えると、カチッと音が鳴る。
(???を調べる)
部品が外れている……。
(Rock Slabを調べる)
『「何もできない」だなんて言わせない』でバトルフィールドに突入!
現在このエリア内にいるパーティメンバーのうち
自分を含めた6人がバトルフィールドに入れます。
制限時間:30分
古いオートマトンのようだ。
背部のスロットの蓋が開いたままになっている。
[Your Name]はオートマトンに
バルキーンの記憶板とトグルスイッチを取り付けた。
『……起動チェック開始……。』
『各部接続状況確認。
第3胸椎に許容値内のインピーダンスの変化を確認。
続行します。』
『自律システム稼働状況、
95…97…99…100%。』
『システム精査完了。
起動します。』
Valkeng : 本あさるとニオケル
作戦内容ヲ確認。
Valkeng : 『作戦名称未設定』
作戦目標:[Your Name]の破壊
Valkeng : 標的ヲ発見。
コレヨリ、作戦ヲ実行シマス。
…………………………………………………………………………………………………
Valkeng : 被害状況確認。
白兵ニヨル損傷率……[Number]%。
対近接兵装ニ換装シマス。
Valkeng : 被害状況確認。
白兵ニヨル損傷率……[Number]%。
対近接まにゅーばヲ実行シマス。
Valkeng : 被害状況確認。
射撃ニヨル損傷率……[Number]%。
対遠隔兵装ニ換装シマス。
Valkeng : 被害状況確認。
射撃ニヨル損傷率……[Number]%。
対遠隔まにゅーばヲ実行シマス。
Valkeng : 被害状況確認。
魔法ニヨル損傷率……[Number]%。
対魔兵装ニ換装シマス。
Valkeng : 被害状況確認。
魔法ニヨル損傷率……[Number]%。
対魔まにゅーばヲ実行シマス。
[Your Name]は、Valkengを倒した。
…………………………………………………………………………………………………
Valkeng : 作戦……失敗……。
命令ニ従イ、記憶装置内ノ音声ヲ再生シマス。
Valkeng : あー、オホン。
どうも、こんにちは。
シャマルハーンです。
Valkeng : 見事、ワシのオートマトンに
打ち勝ったようじゃな。なかなかやりおるわい。
Valkeng : さて、このオートマトンじゃが、
これは過去に皇国軍と死者の軍団との戦いで
用いられた戦闘用のオートマトン、その中でも
隊長機と呼ばれておった代物じゃ。
Valkeng : 見た目は通常のオートマトンと
同じじゃが、内部にはオルドゥーム文明の遺物を
用いるなど、現在でも一般に公開されておらん技術で
作られておる。
Valkeng : 今では旧式扱いになるとはいえ、
戦闘能力は通常のオートマトンとは比べ物にならん。
特別なことでもない限り、このオートマトンに
勝利するなど考えられぬことじゃ。
Valkeng : では、なぜこの
オートマトンに勝利できたと思う?
選択肢:なぜ勝利できたと思う?
2対1だったから
シャマルハーンがいなかったから
自分のオートマトンの方が強かったから
Valkeng : うむ。正解じゃ。
Valkeng : と、言っても
なんと答えたのかワシには伝わってないがの。
Valkeng : じゃが、このオートマトンに
勝利したということは、たとえ自分では
気づいていなくとも、既にからくり士にとって
一番大切なものを持っておるということじゃ。
Valkeng : 続きはワシの口から伝えよう。
ここまでよく頑張ったな。
Valkeng : 話は以上じゃ。
Valkeng : ……なお
このオートマトンは、音声再生終了後、
10秒で自動的に爆発します。
Valkeng : ピー……
再生ヲ終了シマシタ。
バトルフィールドクリアタイム:[Number]分[Number]秒
『「何もできない」だなんて言わせない』のベストタイムを更新
Shamarhaan : おお、無事に帰ってきたか。
心配しておったぞ。
Shamarhaan : うむ。わかっておる。
話の続きを聞きに来たのじゃな?
Shamarhaan : と、その前に
1つ聞いておきたいことがある。
Shamarhaan : ワシのオートマトンに
なぜ勝利することができたか、その答えを
直接聞かせてはくれぬか?
選択肢:なぜ勝利できたと思う?
>>2対1だったから
Shamarhaan : 2対1、つまり
からくり士のいるオートマトンと、
からくり士のいないオートマトン。
ここに決定的な差が生まれたのじゃ。
>>シャマルハーンがいなかったから
Shamarhaan : ワシ、つまり
オートマトンのマスターがいなかった。
裏を返せば、オートマトンのマスターが
いたほうが勝った、ということじゃな。
>>自分のオートマトンの方が強かったから
Shamarhaan : ふむ。
あたらずとも遠からず。
概ねは理解しているといったところかの。
Shamarhaan : 戦闘用のオートマトンより
強い力を得ることができた、その秘密が
何なのかを、これから教えよう。
Shamarhaan : オートマトンは、マスターである
からくり士がいることで力を発揮するものじゃ。
からくり士が力を引き出さねば、その真価を
得ることはできん。
Shamarhaan : からくり士のいない
オートマトンなど、マスクのない
ゴブリンのようなものよ。
Shamarhaan : マスクをとった
ゴブリンは……
Shamarhaan : 何? イルキワラキも
同じようなことを言っておったじゃと!?
Shamarhaan : あやつめ……
まるでワシがそのネタを
パクったようではないか!!
Valkeng : 今マデ、ズット
温メテキタ、「トッテオキ」ダッタノニネ!
Shamarhaan : ……まぁ、それは置いておこう。
えーと……なんじゃったかな。
Shamarhaan : そう、オートマトンの力は
からくり士によって引き出されるもの。
じゃが、オートマトンの力をすべて引き出せる
からくり士は、ほんの一握りしかおらん。
Shamarhaan : オートマトンの力を
引き出すには、己のオートマトンをよく理解し、
強く信頼することが必要なのじゃ。
Shamarhaan : もう、わかったじゃろう。
いったい何が、からくり士にとって
いちばん大切なものなのか。
Shamarhaan : ワシのオートマトンを
倒せるかどうかは、オートマトンの力を
どれほど引き出せるか見極めるための
テストだったのじゃよ。
Valkeng : 合格ダヨ!
トッテモ強インダネ!
Shamarhaan : うむ。じゃが、からくり士が
引き出す力というのは、何も戦う力に
限ったことではない。
Shamarhaan : オートマトンの成長もまた、
からくり士が引き出す力によって成されるもの。
オートマトンを見れば、からくり士の
力量も計り知れるというものじゃ。
Shamarhaan : あのポンコツを
あれほどのオートマトンに育てあげた
イルキワラキじゃ。必ずや大切なものを
持っておるじゃろう。
Shamarhaan : ははは、昔は
奴のオートマトンも、そこらのオートマトンと
変わらない……いや、それ以下のオートマトン
だったのじゃよ。
…………………………………………………………………………………………………
Iruki-Waraki : おっちゃん!
今日は、あの人形はいないの?
Shamarhaan : おぅガキンチョ。
オマエも飽きずによく来るなぁ。
Shamarhaan : 悪いが、ありゃ
捨てちまったよ。
Kuh Polevhia : エーッ!?
なんでー!?
今日もロケットパンチ見せてよ~!
Iruki-Waraki : そうだよ!
なんで捨てちゃったのさ~!
どこに捨てたのさ~?
Shamarhaan : あんな危なっかしいもんは
捨てちまったほうがいいんだよ。
ラミアに首切られて動かなくなっちまったから、
ひきずってくんのが面倒くさくて置いてきたのさ。
Kuh Polevhia : はくじょ~もの~!
Iruki-Waraki : かいしょ~なし~!
Shamarhaan : もう、あんなもんに
興味を持つのはやめな。
ロクなもんじゃねぇよ、ありゃ。
Iruki-Waraki : ロクでもないのは、
おっちゃんのほうだろ~!
Kuh Polevhia : だろ~!
Iruki-Waraki : もういいよ!
ボクが拾いにいってくる!
Shamarhaan : はいはい。
頑張ってね。
Shamarhaan : もし拾ってこれたら
そいつはオマエにやるよ。
Iruki-Waraki : 言ったな!
よーし、絶対拾ってきてやる!
…………………………………………………………………………………………………
Iruki-Waraki : おっちゃん!
おっちゃーん!
Shamarhaan : あー、どうしたガキンチョ。
お人形さんは見つかったのかい?
Iruki-Waraki : ああ!
バッチリだぜ!
すぐ見せてやるよ!
Shamarhaan : 何?
アラパゴまで行ったというのか……?
Shamarhaan : (ナシュモは今
疫病が流行っていて、一般人が
渡航することなどできないはず……。)
Kuh Polevhia : ふぅ、持ってきたよ~。
Shamarhaan : これは……確かに……。
Iruki-Waraki : どうだ!
これで、こいつはボクのものだね!
Shamarhaan : (しかしいったい……
ん? こいつは……。)
Shamarhaan : (武装アタッチメントが
一切ない……。同じなのは見た目だけか。)
Shamarhaan : おい、こいつは
どこで拾ったんだ?
Iruki-Waraki : 店先だよ。
変なガルカのおっちゃんが店から出てきて
捨ててったんだ。
Iruki-Waraki : たぶん、
あのおっちゃんが、おっちゃんの人形を
拾ってきたんだよ。
Shamarhaan : (店先……
ガッサドの工房のことを言っているのか……?)
Shamarhaan : (そういえば民間用の
オートマトンを作っているという話を
聞いたことがあるが……
奴め、何を考えているんだ?)
Iruki-Waraki : 店ん中、人形で
いっぱいだったぜ。
Kuh Polevhia : へー。お店でも
売ってるんだね~。
Shamarhaan : …………。
Iruki-Waraki : どうしたんだよ、おっちゃん。
これ、もらっていいんだろ?
Shamarhaan : ん、ああ。
しかしこれ、動くのか?
捨てられるだけあって、かなりの
欠陥品のようだが……。
Iruki-Waraki : わかんねーよ。
捨てたのはおっちゃんだろー。
Iruki-Waraki : さぁ、立てっ!
立つんだっ!
Shamarhaan : そんなんで動くか。
何かスイッチとかないのか?
Iruki-Waraki : えーっと……
ん、なんか変な棒が一緒についてきてるな。
……これか?
Iruki-Waraki : うぉっ!
Shamarhaan : む!?
Kuh Polevhia : わぁ!
Iruki-Waraki : すげー!
立ったぞ!
Kuh Polevhia : かわいー!
プリケツー!
Iruki-Waraki : おい、ボクの名前は
イルキワラキだ。わかるか?
Automaton : %@&$?
Iruki-Waraki : ちげーよ、
何言ってんだよ!
Kuh Polevhia : あはは!
かわいー!
Shamarhaan : おい、あまり
不用意に近づくな。
Kuh Polevhia : あなたのお名前は
なんていうの?
Automaton : ……&@%?
Kuh Polevhia : そう!
エリザベスっていうのね!
Iruki-Waraki : 言ってねーよ!
なんだよエリザベスって!
Kuh Polevhia : ウチで飼ってる
リトルワームの名前!
Iruki-Waraki : 何飼ってんだよオマエ……。
Automaton : エ……リ……@$?
Iruki-Waraki : お?
Kuh Polevhia : おお?
Shamarhaan : む……?
Automaton : エ……リ……ザベス?
Iruki-Waraki : すげー!
ボクの名前はイルキワラキだ!
わかるか?
Automaton : イルキ……ワ……ラキ?
Iruki-Waraki : おおっ、やったー!
覚えたよ!
Shamarhaan : …………
Shamarhaan : 戦闘を目的としない
オートマトンか……。
これなら、あるいは……。
Iruki-Waraki : ん?
「おーとまとん」ってなんだ?
Shamarhaan : ん、ああ。
この、からくり人形のことだ。
オートマトンっつーんだよ。
Kuh Polevhia : おーとまとん?
Kuh Polevhia : ちがうよねー?
あなたのお名前は、エリザベスだよねー。
いい名前でしょ、エリザベス?
Automaton : キモい。
Kuh Polevhia : えっ!?
Automaton : …………。
Kuh Polevhia : …………。
き、気のせいかにゃ?
Shamarhaan : ふむ。
オマエら、こいつがもっと
いろんなことをするのを見たくないか?
Kuh Polevhia : いろんなこと?
Iruki-Waraki : 見たい見たい!
Shamarhaan : よし、それなら
「からくり士」でもやってみるかな。
Kuh Polevhia : からくりし?
Iruki-Waraki : 何をやるのさ?
Shamarhaan : ははは。
そいつは見てのお楽しみさ。
それじゃ、さっそくガッサドに
かけあってみるわ。
Iruki-Waraki : あっ、どこ行くんだよ!
Kuh Polevhia : いいなー。
かわいーなー。
Kuh Polevhia : いろんなお洋服とか
着せてみたいねー。
Iruki-Waraki : んなもん着れるかよ。
さ、帰ろうぜ。エリザベス。
…………………………………………………………………………………………………
Shamarhaan : ……いかんいかん。
年をとると、昔の思い出に浸りがちになるな。
Shamarhaan : さぁ、イルキワラキの元へ
行ってやってくれ。
Shamarhaan : ワシの弟子のこと、
頼んだぞ。
Valkeng : 頼ンダゾ!
Shamarhaan : さぁ、イルキワラキの元へ
行ってやってくれ。
Shamarhaan : ワシの弟子のこと、
頼んだぞ。
Valkeng : 頼ンダゾ!
Yafahb : イルキワラキさん!
Iruki-Waraki : あれ……?
キミは……。
Yafahb : いったいいつまで
待たせるつもりですか!
もう私は心も体も限界です!
Yafahb : 今日は思い切って
オートマトンの目を盗んで
ここまでやってきたのです。
Yafahb : もはや戻れば
命の保証はないでしょう!
もう、後戻りはできないのです!
Yafahb : さぁ、オートマトンを
迎えに来ていただきますよ!
Iruki-Waraki : でも……
ボクは……。
Yafahb : オートマトンを
連れ戻す自信がないのですか?
それなら大丈夫です! 秘策があります!
Iruki-Waraki : えっ? 秘策?
Yafahb : まずはナシュモの
港まで来ていただきましょう。
そこへ来ればすべてわかります。
時間がありません。急いでください。
Iruki-Waraki : …………。
Iruki-Waraki : しょうがない、
行くしかないか……。
Yafahb : 来てくれましたね。
オートマトンも、そろそろ
私を探してここに来るでしょう。
Iruki-Waraki : (エリーが……ここに……。)
Yafahb : 見てください。
あのキキルンの群れを。
Iruki-Waraki : え、うん……
なんか集まってるね。
Yafahb : 前もって、私が
呼び集めておいたのです。
これからあそこで、オートマトンが
芸をすると言って。
Iruki-Waraki : 芸?
キキルンを相手に?
Yafahb : そうです。
貴方のオートマトンといえど、
キキルン相手では、何が「ツボ」なのか
わからないでしょう。
Yafahb : そうして、
オートマトンが困っているところに
突きつけてやるのです。
「お前の芸はその程度だ」と!
Yafahb : そうすれば、
自分の無力さを知り、イルキワラキさんのところへ
帰る気になるでしょう。
Iruki-Waraki : はぁ……。
でも、ボクもキキルン相手に何すればいいかなんて
わからないよ。
Yafahb : まぁ、そこは構いません。
これはあくまでも、オートマトンに
1人ではやっていけないことを気づかせるための
作戦ですから。
Yafahb : そこに貴方が現れれば、
オートマトンもきっと、迎えを断ることが
できないでしょう。
Iruki-Waraki : はぁ……。
そんな都合良くいくかな……。
そもそもエリーがキキルンなんて相手に
するだろうか……。
Yafahb : 大丈夫です。
前回、あれだけ大口を叩いたのですから、
挑発されれば、たとえ相手がキキルンであろうと
やらないわけにはいかないでしょう。
Iruki-Waraki : (それでエリーが
帰ってきたとして、本当にそれで
いいんだろうか……?)
Yafahb : おっ、さっそく来ました!
さぁ、もう後戻りはできませんよ!
Elisabeth : オゥ、コノヤロウ!
いったいどこをほっつき歩いてやがった!
Elisabeth : ん……。
イルキワラキ、何しに来やがった?
何度来たって、オレは帰らねぇからな!
Iruki-Waraki : ボクは……。
Yafahb : いやはや、
今日は貴方の芸を拝見させていただこうと
思いましてね、それで皆様にも集まって
いただいたんですよ。
Elisabeth : アーン?
何言ってんだ、テメー?
Yafahb : いやだなぁ、
このあいだ言ってたじゃないですか。
「客はオレの芸を楽しみにしている」、
「オレは1人でもやっていける」って。
Yafahb : だから、その芸を見れば
イルキワラキさんも納得するかなと思って、
呼んできてあげたんじゃないですかぁ。
Elisabeth : とりあえず
ムカツクから殴っていいか?
Yafahb : ま、まぁまぁまぁ。
こんなにお客さんもいるんですし、
いいチャンスだと思いませんか?
Elisabeth : 客?
オマエらくらいなもんじゃねーか。
Yafahb : 何言ってるんですか。
まわりをちゃんと見てくださいよ。
Elisabeth : まさか、この
チンチクリンどものことか……?
Yafahb : (人のこと言えるか……!)
Yafahb : ええ、もちろん。
それとも、キキルンだと何か問題でも?
Elisabeth : そりゃ、キキルンなんか……。
Yafahb : おやおや!
あれだけ大口を叩いておきながら、
お客を選ぶんですか?
Yafahb : なるほど!
たしかに人のいいお客であれば、どんな芸でも
喜んでくれるでしょう!
なるほどね! そういう意味でしたか!
Yafahb : いやー、私としたことが
お恥ずかしい勘違いを!
ま・さ・か! そんな恥ずかしい言い訳だとは
思ってもみなかったもので!
Yafahb : 嗚呼、恥ずかしい!
恥ずかしい!! 恥ずかしいこと極まりない!!!
Elisabeth : テメー、
命は惜しくないようだな?
Elisabeth : いいだろう。
キキルンだろうがなんだろうが、みんな
オレの芸の虜にしてやるよ。
Yafahb : みなさーん!
聞きましたかー!
今から、このオートマトンが
ここで芸を披露するそうですよー!
Elisabeth : テメー、
タダで済むと思うなよ……。
Iruki-Waraki : エリー……
大丈夫かな……。
Elisabeth : よーし、
オマエら、よく目に焼き付けておけよ!
……って、近い! 近い!
離れろオマエら!
Tsutsuroon : なんた、こいつ?
Jojoroon : からた、かたーい?
Buburoon : おくち、どこ?
どうやて、しゃべてるるの?
Elisabeth : ダーーーーッ!
邪魔だッ! オマエら見る気あるのか!?
Tsotsoroon : だーーーっ!
ツォツォルンも、できるの!
Sisiroon : おめめ、どこ?
どうやて、みてるるる?
Yafahb : ……見事に
グダグダですね。
Iruki-Waraki : エリー……。
Elisabeth : ちょっ、触るな!
何がしたいんだオマエら!
Tsutsuroon : なんた、このあたま?
Jojoroon : あたま、からっぽー?
Buburoon : おてて、これ?
どうやて、もてるるの?
Elisabeth : …………。
Yafahb : おやおや、
やっぱり無理ですかな?
Yafahb : 所詮、貴方の芸も
その程度なのですよ。所詮貴方は、
1人では何もできない、ただの思い上がった
オートマトンにすぎないのです!
Elisabeth : …………。
Iruki-Waraki : ……違う。
Iruki-Waraki : エリーは……そんなんじゃない。
Yafahb : イルキワラキさん!?
Iruki-Waraki : エリー、キミは……。
Elisabeth : やめろ。
Elisabeth : 確かにオレは
何もできなかったかもしれない。
だが、オマエに同情されるほど
落ちぶれたつもりはない!
Elisabeth : オマエに何ができる?
オレがどうであろうと、結局オマエが何もできない
からくり士であることには変わりないんだよ!
Iruki-Waraki : たしかにキミの
言うとおり、ボクは何もできないかもしれない。
Iruki-Waraki : けど、エリー。
キミは違う。キミは立派なオートマトンだ。
何もできないなんてことはない!
Iruki-Waraki : 今までずっと見てきたんだ。
キミが何でもできることは、
ボクがいちばん知っている。
Iruki-Waraki : キミはボクの自慢なんだ。
キミがどんどん成長するのが嬉しくて、
ボクはからくり士を続けてるんだ。
Iruki-Waraki : だから、誰にもキミに
「何もできない」だなんて言わせない。
キミが立派なオートマトンであることは、
ボクが保証する……!
Elisabeth : …………。
Yafahb : イルキワラキさん……。
Elisabeth : ……だから、どうした。
Yafahb : !!
Elisabeth : 結局、何も
できねーんじゃねーか。
Elisabeth : 他のからくり士は
みんな必死でストリンガーで命令したり
いろいろやったりしているのに、オマエは何を
やっている?
Elisabeth : オマエが一流の
からくり士だなんて、笑わせるぜ。
Elisabeth : ……どけよ。
テメーもオレに何か言いたいことでもあるのか?
選択肢:何を言う?
イルキワラキが一流な理由
からくり士にとって大切なものは何か
エリザベスが立派になれた理由
Elisabeth : 何だよ。
言いたいことがあるなら、さっさと言え!
Yafahb : ええ!
言わせてもらいますとも!
Yafahb : 貴方は大切なものが
何も見えていない!
Yafahb : イルキワラキさんは
今まで貴方のことを見てきたというのに、
貴方は今まで、いったいイルキワラキさんの
何を見てきたのですか!?
Yafahb : 貴方がやっている芸も、
貴方がしゃべっている言葉も、すべて
イルキワラキさんが教えてくれたものじゃ
ありませんか!
Yafahb : 貴方が今、手にしている力は
すべて貴方のマスターが与えてくれたもの。
貴方の力は、すべてイルキワラキさんの
力なんですよ!
Yafahb : それなのに、
どうして「何もできない」なんて言えるんですか!
イルキワラキさんは、貴方をここまで
「育ててきた」んじゃないですか!
Elisabeth : …………。
Yafahb : からくり士にとって、
オートマトンを使役することだけが
すべてではありません。オートマトンと共に
歩むものが、からくり士なんです!
Yafahb : ストリンガーを使わないのが
なんだっていうんですか。それは、
命令しなくとも貴方が動いてくれると
信頼していることの証じゃないですか。
Iruki-Waraki : エリー、もう一度
やってみようよ。
Elisabeth : ……?
Iruki-Waraki : 今度はボクにも
手伝わせてくれ。もしキキルン達を
楽しませることができたら、ボクのことを
認めてほしいんだ。
Elisabeth : …………。
Iruki-Waraki : お願いだよ、エリー。
Elisabeth : …………。
Elisabeth : ……わかったよ。
そこまで言うなら、やってやるよ。
Yafahb : よーし、キキルン達!
今度こそ、オートマトンのショーを
始めるぞー!
Yafahb : いやー、なんだか
一瞬でしたね。
Yafahb : それにしても、
さすがはイルキワラキさん達ですね。
まさか、今時こんな手法で来るとは、完全に
予想外でしたよ。
Yafahb : 貴方はどうでした?
[Your Name]さん。
選択肢:どうだった?
>>おもしろかった
Yafahb : キキルン達も
喜んでいましたね。やはりイルキワラキさんは、
アルザビで、いや、アトルガンで1番の
からくり士ですよ!
>>今のはないと思う
Yafahb : さすが、同じ
からくり士だけあって、評価は辛口ですね。
Yafahb : 貴方も立派な
からくり士とお見受けします。
きっと、貴方のオートマトンも素晴らしい芸を
お持ちなんでしょう。
>>ミスラのシーンが良かった
Yafahb : は? そんなシーンは
ありませんでしたよ?
何が見えていたんですか?
Iruki-Waraki : ふぅ。
久々でちょっと緊張しちゃったよ。
Elisabeth : …………。
Iruki-Waraki : ん、どうしたんだい?
エリー。
Elisabeth : あ、いや……。
オレもちょっと関節がギシギシしたわ。
Iruki-Waraki : なんだよそれ。
シャマルハーン師匠じゃあるまいし。
Elisabeth : ……んー、あー。
Iruki-Waraki : ?
Elisabeth : ……まぁ、うん。
Iruki-Waraki : エリー。
Elisabeth : え、うん?
Iruki-Waraki : アルザビへ帰ろう。
Elisabeth : …………
…………ああ。
Yafahb : ああっ、やったーーー!!
ついにこの極悪オートマトンから解放されるッ!
今まで陰でポンコツ野郎とか調子こいてるとか
言いながら頑張ってきた日々が報われ……
Iruki-Waraki : それじゃ、ボクらは
そろそろ帰るよ。
Elisabeth : またな。
Iruki-Waraki : そうだ。
アルザビに来ることがあったら、また
立ち寄ってくれないかな。
Iruki-Waraki : 待ってるよ!
Iruki-Waraki : やあ。来てくれたね。
Iruki-Waraki : なんだかエリーが
キミに用があるみたいだよ。
Elisabeth : オウ、なんだか
イルキワラキがいろいろ迷惑かけたって
聞いてな。
Elisabeth : で、なんだ。
詫びの1つも入れておかないといけないかと
思ってな。こいつを受け取ってくれ。
パペトリタージを手にいれた!
パペトリタージ
Rare Ex
防15 HP+10 DEX+3 MND+3
オートマトン:ヒーリングHP+3 ヒーリングMP+3
Lv60~ か
Elisabeth : いつのまにか
持っていたものなんだが、イルキワラキが言うには
からくり士用の服らしいんで、オマエが
持っていたほうがいいかと思ってな。
Elisabeth : しかし、なんで
オートマトンのオレがそんなものを
持っていたのか、イマイチ
思い出せないんだよな……。
Elisabeth : ま、それじゃ、なんつーか
頑張ってくれよ。じゃあな!
Iruki-Waraki : [Your Name]、
本当にありがとう。感謝しているよ。
また遊びにきてね。
Iruki-Waraki : やあ、[Your Name]。
調子はどうだい?
Iruki-Waraki : こっちは少し
仕事を休んで、エリーの相手をしてるよ。
Iruki-Waraki : キミのオートマトンも
ちゃんと相手をしてあげないと、きっと
拗ねちゃうから気をつけるんだよ。
最終更新:2013年09月14日 22:40