依頼者:
ディデリック(Diederik)
/ セルビナ・海辺
依頼内容:
客に届けるはずの絵を紛失してしまった。
うまく時間を稼ぎ、その間に
新しい絵を用意しなければならないが、
そのどちらかを手伝ってほしい。
>>通常時
+
|
... |
Diederik : アンジェリカって画家の描いた絵が
そろそろ到着するはずなんだ。
Diederik : なんでも冒険者の間では
ちょっとは名の通った画家らしいぞ。
……楽しみだなぁ。
|
Diederik : ふう……。困ったなぁ。
Diederik : いったいどうすれば……。
これをああして……。……いや、ダメだ!
Diederik : おっと、すまない。
……考え事をしていてな。
Diederik : ……なぁ、あんた
もしかして冒険者か?
Diederik : おお、やっぱりそうか!
Diederik : もし時間があれば
ちょっと相談にのってくれないか?
選択肢:ディデリックの相談にのる?
>>いいえ
Diederik : ふむ……。
まあ、あんたも忙しいだろうからな。
呼び止めてすまんな。
>>はい
Diederik : ……そいつは助かるよ!
誰かの助けが欲しかったんだ。
Diederik : ……まだ俺も、あまりの事態に
混乱しているんだが……
Diederik : とりあえず、順を追って話そう。
Diederik : 俺の名はディデリック。
客の要望を聞いて、それを実現させるための
仲介役のような仕事をしているんだ。
Diederik : 先日、バストゥークに住むじいさんが、
「絵を注文したい」というのでな。
俺がウィンダスの画家に依頼して
じいさんの希望の絵を描いてもらったんだ。
Diederik : えぇと、
アンジェリカって名前の画家だ。
冒険者の間では、
ちょっとは名の知れた画家らしいな。
Diederik : アンジェリカが描きあげた絵を
無事に受け取ったところまでは
良かったんだが……。
Diederik : ……だが、船で絵を運ぶ途中、
海賊に襲われてしまってな……。
Diederik : 不幸中の幸い、
乗組員は全員無事だったが、あれから
どこを探しても絵が全く見当たらないんだ……。
Diederik : 納入の日が
間近に迫っているっていうのに、
いったいどうしたらいいのか……。
Diederik : しかも、
依頼人のじいさんは短気で怒りっぽくてな。
ほとほと、困っているんだよ。
Diederik : あのじいさんが楽しみにしている絵を
なくしました、などと言おうものなら、
きっと、タダじゃすまんだろう……。
Diederik : 海賊に襲われた
と言っても、ほいほいと
許してくれるような人じゃないしな……。
Diederik : だから絵をなくしたと
なかなか言い出せなくてな……。
もう一度、アンジェリカって画家に
絵の描き直しを依頼したいところなんだが……、
Diederik : あの芸術に対する情熱を
目の前にすると、描いてもらった絵がなくなった
なんて、これもまた言い出せなくてなぁ……。
Diederik : ……もう、
俺1人じゃどうにもできん……
と、いうわけなんだ。
Diederik : なぁ、あんた。
アンジェリカって画家、知ってるかい?
Diederik : おお、以前彼女に頼まれて
絵のモデルを?
Diederik : ……ふむ、
あんたからの依頼なら
絵を描き直してくれるかもしれないな……。
Diederik : なぁ!
どうか頼む……! 俺の代わりに
アンジェリカのところへ行って
絵の描き直しを頼んでくれないか?
Diederik : 俺の口からは、
やっぱり、言えないのでな……。
Diederik : 知り合いのあんたからの頼みなら
もしかしたら、受けてくれるかもしれん。
Diederik : ……まぁ、じいさんの方も
俺1人で対応する自信はないんだがね……。
[Fellow Name] : おや、[Your Name]ですか?
Diederik : なんだ?
あんたの知り合いかい?
[Fellow Name] : ええ、[Your Name]とは
たまに一緒に冒険してるんですよ。
……なにか、ずいぶん話し込んでたみたい
ですけど、何かありましたか?
Diederik : ああ。
実はちょっと困ったことになっててな。
もし良かったら、あんたも話を聞いてくれよ。
[Fellow Name] : なるほど。
海賊に襲われるのも運が悪いですが、その上、
絵までなくなるなんてついてませんね。
[Fellow Name] : [Your Name]さえ良ければ
私も描き直しのお願いにいきましょうか?
Diederik : いや、ちょっと待ってくれ。
2人して俺を助けてくれるなら、
もう1つ、頼みたいことがあるんだ。
Diederik : もう1人は、描き直しの
依頼に行っている間の、時間稼ぎを
してもらえないか?
[Fellow Name] : 時間稼ぎですか?
どういうことでしょう?
Diederik : じいさんの元へ、
絵の代わりとして空箱を持っていき、
……こう言うんだ。
Diederik : 中に依頼された絵が入っているが、
絵はデリケートだ。良いというまで
開けないでくれ、と。
Diederik : 空箱に絵が入っていると、
じいさんに信じ込ませるんだよ。
そうすれば、しばらくは時間を稼げるだろう?
Diederik : その間になんとか
絵を描き直してもらって、ばれないように
新しい絵と空箱をすり替えればいい!
Diederik : これなら、じいさんに
絵をなくした、と言わなくてすむ。
Diederik : なくしてしまったとは、
できれば言いたくないんだ。さっきも言ったが、
じいさんにそんなこと知られた日にゃ、きっと俺は
タダじゃすまないだろう……。
Diederik : だがたった1人で
ごまかす自信はあまりないんだ……!
なぁ! あんた方、助けてくれよ!
[Fellow Name] : おじいさんを騙す
というのは、ちょっと気が引けるのですが……。
[Fellow Name] : 困ってるみたいですしね。
わかりました、手伝いましょう。
Diederik : 本当か!?
ああ、助かったよ。
Diederik : ……ええと、
じゃあ[Your Name]は……
Diederik : 絵画の描き直しを依頼しにいくのと、
俺と一緒にじいさんの元で時間稼ぎ、
どっちをやってくれるんだ?
選択肢:どちらの依頼を受ける?
>>絵画の描き直しをアンジェリカに依頼
[Fellow Name] : じゃあ私は、
絵が描きあがるまでの時間稼ぎですね。
[Your Name]、お互い頑張りましょう!
>>商人と一緒におじいさんの元で時間稼ぎ
[Fellow Name] : じゃあ私は、
絵画の描き直しを依頼しにいきますね。
[Your Name]、お互い頑張りましょう!
Diederik : ……よし、これで決定だな。
ありがとう。ホッとしたよ。ああ、なんだかすべてが
うまくいく気がしてきたぞ!
Diederik : なあに、3人で協力するんだ。
きっと大丈夫さ。
Diederik : 俺もすぐに支度をしよう。
>>絵画の描き直しをアンジェリカに依頼を選択した場合
>>商人と一緒におじいさんの元で時間稼ぎを選択した場合
Angelica : まあ!
乳白色の原石が手に入ったのね!
[Fellow Name] : それが……。
Angelica : ……そう、話はわかったわ。
もう絵を描き直す必要はないのね。
Angelica : ……でもわたし、今なら
もっと素晴らしい絵が描けそうなの。
いえ、描けそう、ではないわ。
間違いなく描けます!
Angelica : そのまま、そこで待っていてちょうだい!
わたしのこの情熱……! 誰になんと
言われようとももう止められないわ!
Angelica : さあ、受け取って。
我ながら、惚れ惚れする出来映え……。
Angelica : ふぅ……。
これでまた、わたしのファンが増えてしまうのね。
ああ、わたしったら罪よ、罪だわ~。
Angelica : さ、早く届けに行ってちょうだい。
だいじなもの:おばあさんの肖像画を手にいれた!
おばあさんの肖像画
画家アンジェリカによって
描かれたもの。「乳白色の原石」からつくられた
絵の具が使われている。
Diederik : なんだって!
アンジェリカが絵を描いてくれたっていうのか!?
芸術家ってのは、よくわからない生き物だなぁ。
Diederik : まぁ、ともかく、
俺は最初の絵をじいさんに届けるよ。
もちろん、こっそりとすり替えるのさ……!
Diederik : おお、2人とも無事だったか!
なかなか戻ってこないから、心配したぞ。
Diederik : ……もう聞いたかもしれんが、
なくしたと言っていた絵が、見つかってな。
さっきじいさんに渡したところだ。
Diederik : やはり、1人で
すり替えるのは難しくてなぁ。
すぐにじいさんにはばれちまったよ。
Umberto : まったく、人を騙そうとはけしからんな。
海賊に襲われたのは、不可抗力じゃろう?
咎めたりなぞせんわい。
Umberto : ……おぬしには、世話になったのぅ。
ばあさんとの思い出の品を探してきてくれたのは
おぬしなんじゃろう?
Umberto : まさか、本当に取ってきて
くれるとは思わなくてな。
辛くあたって、すまなかったのぅ。
Umberto : あれを見て、久々に
ばあさんとの幸せな生活を思い出したんじゃ。
Umberto : ……ばあさんが死んでから、
わしはずいぶんと長い間
自分のカラに閉じこもったままじゃった。
Umberto : 誰もわしの悲しみなぞわからんと、
周囲に冷たくあたるようになっておった。
Umberto : そのうちわしを訪ねてくる者も
減っていってな。……当然のことじゃ。
Umberto : そんなわしでも、やはり
1人きりになるのはさびしくてなぁ。
Umberto : ばあさんの面影を求めて、
肖像画を注文したんじゃ。
Umberto : わしにとって、
ばあさんの存在がいかに大きかったかを
思い知らされてのぅ。
Umberto : ……わしはずっと、ばあさんの存在に
支えてもらってきたのかもしれんな。
Umberto : もう、絵はいいんじゃ。
Umberto : いつまでも
ばあさんの面影を求めているばかりでは
ばあさんも安心できんじゃろうて……。
Umberto : おぬしらには感謝しているぞ。
危険な目にあったんじゃろう? すまなかったのぅ。
Umberto : この絵は……!
ばあさん、そのものじゃないか!
Umberto : それに、この色使い……!
これは……、ばあさんが大事にしていた、
あの秘伝の絵の具の色じゃな……。
Umberto : これぞ、わしの求めていたもの……。
どうか……、どうか頼む!
この絵をわしにくれないだろうか!
[Fellow Name] : えぇ、もちろんです。
[Your Name]も私も、
そのために頑張ったんですから。
Diederik : ああ。
じいさんが喜んでくれて何よりだ。
Umberto : 本当か!
……まるで夢のようじゃ……。
Umberto : いつまでも
ウジウジとしているわけにはいかんな……。
Umberto : ばあさんが死んだとき、
わしに、手を差し伸べてくれた人たちは、
今も元気にしておるかのぅ……。
Umberto : わしは、
あのときのひどい態度について
謝りにいかなければならんな……。
Umberto : おぬしらが持ってきた
素晴らしい絵がきっかけで、
見失っていたものに気づかされたようじゃのぅ。
Umberto : ……本当に、
世話になってしまったのぅ。
ありがとうよ。
[Fellow Name] : これから、私は
もっと[Your Name]を助けられるように
なろうと思います。
フェローのレベルの上限が55になった!
Umberto : ばあさんは、わしに
いろんなものを遺していってくれたのじゃな。
……見えるものも、見えないものも。
Umberto : ばあさんと一緒に
過ごした日々は、いつまでも忘れないよ。
Diederik : 今回は、
世話になってすまなかった。
Diederik : いつか、
あんたの世話をする日が来るかもしれないな。
この恩は忘れんよ!
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最終更新:2013年08月22日 00:30