海にある人魚の国に、美しいお姫様がいました。
お姫様は少し変わった人魚で、名前はルニャと言いました。
ルニャ姫様はよく城から抜け出し、沈没した人間の船から金銀財宝を失敬していたのです。
人魚はあまりそういったものには興味を持たないので、ある日、お友達の美緒人魚が尋ねます。
「なんで人間みたいな物が好きなの?」
「そうしないとお話が進まないからだよ」
ルニャ姫様、メタな発言禁止ー。
コホン。それはさておき。
今日もルニャ姫様はお友達と一緒に城を抜け出します。
「今日は何処へ?」
「今まで受け身だったけど、時代は積極的自衛権発動だと思うの」
「え?」
「へ?」
「は?」
お友達はルニャ姫様が何を言ってるのかまるで解りませんでした。
「沈没した船は漁り尽くしたし、良く考えると私が欲しい物がいつもある訳じゃないんだよね
ここから導き出される、たった一つのシンプルな答え――私が選んだ船を沈めればいいんだよ!」
後世まで語り継がれる海賊集団『バミューダの胃袋』が産声を上げた瞬間でした。
【地域との親睦を深める劇でのワンシーンである】
【この後は一応原作通りに彩王子(男装)や琴子魔女が登場】
【しかしラストは核の炎で地上が焼き払われると言う衝撃の結末】
【子供たちに大絶賛だったが、親御さんたちからには凄まじいクレームの嵐だった】
「はぁ」
王子様との衝撃的な出会い(沈めた船から助け出すマッチポンプ)から数日。
王子様に一目ぼれしてしまったルニャ姫様の口からはアンニュイな溜息ばかりが出ます。
「あの傍若無人なルニャ姫様が」
「すわ天変地異の前触れか」
「話は聞かせてもらったぞ!人魚は滅亡する!」
周りの人魚の喧騒もまるで届いていません。
「私は人魚、あの王子様は人間……はぁ」
どれだけ恋していても、種族の差は絶望的です。
人間と人魚の結婚はどちらの種族も認めていませんでした。
王子様と結ばれたい。その一心でルニャ姫様は――――
「なんでこんな物を使いますの!?これでは、世界が焼き尽くされて生き物が住めなくなりますのに!」
「地上に住む人間も、海中の人魚も私と王子様の事を考えてくれない……だから抹殺すると宣言したー!」
「個人が全体に罰を与えるなどと!」
「私、ルニャルトゥーア・メルティメグメルが粛清するんだよ……どいて弓月!核が使えない!」
「エゴですわ、それは!」
結ばれないなら全部壊れちゃえー♪
と、世界を道連れにしようとしました。
【止めようとする魔女との死闘のワンシーン】
「ルニャ姫はぁぁぁ!金縛りにするッ!!魔法剣最大出力!……ルニャ姫!刺し違えてでも斬ってみせる!」
「この核凄いよぉ!さすが人魚の国の秘密兵器!魔法剣の力も全部貰うよ、セレナの魔力を喰らい尽くしたようにね!解ってるのかな真田ぁぁぁぁ!」
「パニッッッッシャァァァァァァァ!!!」
「極 光 蝶で あ る !!!!!」
「皆が、安心して人形劇を見れる世界のためには!」
「七坂が逝くのか……!?」
「来たね――ッ! 七坂――――ッ!!」
「今の世界を破壊する必要なんて何処にもないよ!」
「それがあるんだよ!いい加減解けない規制が荒ぶる規制のポーズを生み出したんだよ!七坂!!」
「そんなことない!」
「ルニャ姫を止めないとまた大規模規制が来る――」
「衛……?」
「変態でもおお!時代を守れるはずだあああ!!」
31 名前:ざんこくなきせいのてーぜ[sage] 投稿日:2010/04/19(月) 00:18:33
「ルニャ姫が今日まで楽しく過ごせれたのは、避難所が規制者も受け入れてたからでしょ!?」
「その楽しさをくれたのが避難所ならなら奪ったのは本スレだよ!!一度規制を解いておいて、また規制した!」
「ルニャ姫は何が望みですの!?」
「規制解除だよ弓月。私は本スレと避難所の壁を、規制を――核の力でぶっ壊す!」
セレナの、真田の、土方の、宮内の、コテ全員の力を吸った核。
確かにその力を一点に開放すれば、天も次元も突破して規制は解けるでしょう。
――夥しい骸(規制者)の上に。
「そんなことが本当にできると思ってるの!?」
「止める! 止めて見せますわ!」
「出来る出来ないじゃない、やると心の中で思ったならッ!その時もう決断は終わっているんだよッ!」
「いや、あの、王子様は……?」
「――ジンくん、空気読んでよ」
「――これですからジンくんは」
「――空気なのに空気読めないとか」
「ウワァァァン (ノД`)」
「解った…解ったよ、大規模規制の歪み!そう、ルニャ姫こそがその元凶!」
「関係無いね!私は行くんだ、あの素晴らしき本スレに!」
「貴女と言う人は……ッ!」
「純粋に自分の欲望に素直だからこそ!!」
「他人を蔑ろにしようとする人なんて!!」
譲れない信念を胸に、ぶつかりあう乙女たち。
そこに正義はない。そこに悪はない。
「規制が!?」
「管理人が、それを為すの!私と共に!!」
「そうですわ!わたくしが……わたくしたちが、管理人ですわー!!!」
長い長い戦いの果てに、ついに倒れるルニャ姫。
――しかしその手にはまだ核のスイッチが握られていた。
「まっ、不味い!ルニャ姫にスイッチを押させるなぁぁぁぁぁッ!」
「いいや!限界だよッ!押すねッ!今だぁぁぁぁぁぁぁッ!」
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( ー-' `ー-' ノ
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20XX年、世界は核の炎に包まれた。
~おわれ~
最終更新:2012年03月02日 01:40