マオ「よし、ヴァンも復活したことだしいってみるか」
マオはそう言って騒ぎの方角へ向かった。
当然ロウも後を追ったのだが、中庭から逃げる生徒達に流されてしまった!
気が付くとロウは見覚えの無い場所まで人ごみに流されてしまっていた。
ロウは近くにいた女子生徒に声をかけてみる。
ロウ「そこなお人、マオ殿と言うお名前の生徒をご存知ですかな?
実はずっと案内してもらっていたんじゃが、はぐれてしまってのう」
「ナオトノって、ナオトのこと?だったらそっちに向かったわよ」
ロウ「これはどうも、有難うございます」
そう言ってロウは通りすがりの少女が差し示した方角に急いだ。
だが残念!その先にあるのは中庭ではなく
博物館だ!!
ロウ「はて、ここはどこかのう?」
ロウは博物館の中に入っていった。
ロウ「ああ、もし、そこのお方。
ひとつおたずねしたいのじゃが、ネコミミメイドキッサとやらがある建物はここですかのぅ?」
ロウは展示室前に置かれた受付でたずねてみた。
ネコミミキッサの場所について尋ねたロウに、受付係は案内図を差し出しながらにこやかに答えた。
受付「猫耳メイド喫茶は薬草学科2階になっております。
ただし現在は生徒会とのコラボレーションショーの後片付けのため休止中です。
営業開始は一時間後ですし、その間、博物館をご見学なさってはいかがでしょう?」
ロウ「ほうほう、そうかそうか」
受付「現在学園祭特別展は公開中です。
『逆転昔話!~歴史の矛盾に異議あり~』などはいかがでしょう?」
ちなみに常設展は公開を中止している。
黄金の戦車に破壊された壁などを、関係者が必死で修復中なのだ。
受付係はそんな事情はおくびにも出さず、にこにこと博物館内の地図を指で示した。
結局ロウはネコミミメイドキッサが再開するまでの間、博物館で時間を潰す事にしたようだ。
受付「・・・・・・・」
受付係はロウをにこやかに送り出した後、隠してあった
連絡用アイテムを手にとった。
受付「こちら受付。招待客用のリボンを持たない不審者を発見しました。」
―――― いずれ生徒会役員達にはテレパシーで、報道関係者には手帳に新着情報が届くだろう。
内容はこうだ。
《博物館で来客を装った不審人物を発見》
最終更新:2008年11月29日 21:17