「おう!クリス!遅いぞ!」
打ち上げの集合場所に着くと、そこには様々な道具が置かれていた。
「これから始めるとこだったんだ。
間に合ってよかったな。」
屋外だぞ?
空は今にも雨が降り出しそうな状態じゃないか。
「ん?外でやることが心配なのか?
んなもん気にしなくても大丈夫だよ。」
大方周辺に置かれている装置が雨よけとかになるんだろうな。
まさか外からのカモフラージュに防音も兼ねているとは・・・
夜通し騒いでも目をつけられないのはいいが、よくここまで準備できたな・・・
【数時間後】
「イヤッッホォォォオオォオウ!」
「ずっと俺のターン!!」
「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
- いつものことだが結構やばい感じで盛り上がってんな。
特に隅の方でアッー!とか聞こえてくる気もするが、気のせいだと信じたい。
- そういやあいつらは本当にムウ大陸へ向かうつもりなのだろうか?
遺跡系は対侵入者用のトラップが豊富だからな・・・
リリアーナの場合、速攻でトラップを発動させそうだな。
マオの場合、これも同じく発動させそうだ。
フリージア、は遺跡ごと破壊しそうだな。
ミルクは財宝に目がくらんだところで引っ掛かりそうだ。
吸血鬼は・・・論外だな。
「おーい!クリス!どこ行くんだ?打ち上げはまだ終わってねーぞ!!」
部屋に戻って準備しようと席を立ったら声が掛けられてきた。
「ちょっとヤボ用を思い出してな。」
「なんだよ、連れねーな。誰か故郷から遊びに来たのか?」
まともに答えたらからかうように返事が返ってきた。
「・・・故郷は十年前に滅んだよ。」
その返事に呟くように返す。
「なんか言ったかー!!」
「いや、なんでもない。とにかく、俺はこれで部屋に帰る。」
そう言って打ち上げ会場を後にする。
後ろからそう叫ぶ声に手を挙げて返し、俺は寮の方へと足を向けた。
最終更新:2009年05月27日 12:42